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【上半期】「ライター」から「女将」へ。今年1年を振り返る


メリークリスマスイブです!

と、言いつつも、本日もmeinnは通常運転。クリスマス感は特になく。ローストチキンやらクリスマスケーキやら寿司やら、なんか「ぽい」もの食べたいね〜なんてみんなと話しつつも、結局いつものように簡単な夜ご飯を食べてまったり中。

まったりコーヒー飲んでたらふと「1年の振り返りしよ!!」と思い立ち、完全に自己満足と記録用のnoteを書き留めることにしました。

自己満ながら長すぎるので「上半期」と「下半期」に分けて書こうと思う。今回は上半期編。ライターとして駆け抜けながら、迷い、悩み、そして女将になる直前までの話。


ハッピーでワクワクだけど大忙しの1月

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・大好きな地元、気仙沼で大好きな友だちと年越し。同級生の娘息子たちへの愛が溢れすぎて完全におばちゃんになる。

・スノボ。冬はスノボ。

・陸前高田の牡蠣漁師ひーさんの職場で牡蠣むき体験。牡蠣への愛とひーさんへの尊敬の念と海が好きだという気持ちが各種倍増。

・大学でお世話になった先輩の結婚式。嬉しくてめっちゃ泣く。あまりの美しさと尊さに影響を受けて性格が丸く綺麗になった(気がした)

・ボーカリストのたやおさんと出会う。「なんでもやっちゃおうぜ!」と心底アゲアゲに語りながら夜の盛岡をドライブして元気になる。まだちゃんと出会ってから1年も立っていないことに驚き…。

・釜石の老舗のお菓子屋さん「洋菓子専科かめやま」へ仕事で取材に行き、店主の亀山さんのキリスト並みの愛の深さに泣く。「たかがライター、されどライター」という言葉をいただき、泣きながらケーキを食べて私のライターとしてのあり方を改めて考え直す。

・花巻で「マルカン100品完食プロジェクト」を敢行。同世代4人と運命的な出会いを果たし、時間のない中準備。花巻のアイコンであるマルカン大食堂にファン100人以上が集まって、みんなでメニューを制覇。100人揃っての「ごちそうさま」の景色はずっと忘れられない。そして私が「花巻に行くのありだな〜」と考える大きなきっかけとなったイベントだった。


自分に向き合うことをちゃんと始めた2月

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・大学生時代に組んでいたガールズバンド「中央キリン不動産」の3人で久しぶりに集結。みんな特に何も変わってない。でもエモい会だった。会場となった飲み屋でアルバイトしていた友だちのバンドマンの子がめちゃ懐かしんでサービスしてくれた。バンドやったことある人生でよかった。死ぬまで後悔するところだった。

・ウイスキーにハマる。盛岡の繁華街でウイスキーが飲めるちょっと大人なバーを網羅し始める。味や種類、歴史や産地などはもちろんのこと、ウイスキーを飲む時の文化というか、たしなみというか、そういうのがおもしろかった。気持ち的に上品な女性になれる。バーでさらりとエスコートできる男性はつよつよです。

・遠野での取材。「くらしにきました」シリーズの記事執筆が始まる。これが自分のライターとして、社会人として成長する大きな原体験となる。

・自分の心の声を聞くことに注力し始める。誰かの目を機にするんじゃなくて、自分がどうしたいかをちゃんと考えることを常に意識する週間を実施。

・縁があって遠野の皆さんと東京へ。こちらもライターとして参加するも大迷惑をかけてしまい、原体験となる。このイベントで、「自分が自分らしく入れる場所」の大切さや「世界は広い」と知ることで生きやすくなるということを学び、自分のやりたいことが増える。


二人暮らしから一人暮らしへ。いろいろな準備の3月

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・Buzzcamp南三陸2018で出会ったデザイナーの古島さんが岩手へ。夜な夜な遠野で語らう。短時間濃縮型の岩手楽しみ旅。縁がつながって続いていくことの喜び。そしてBuzzcampは完全に私の人生を変えるきっかけだった。あれがなかったら今岩手でこんなに楽しくがんばれていない。しおたんさんは神。大好きです。

・震災から8年。地元気仙沼にNHKのど自慢がきて、ゲストはゆず。出たかったけど書類で落ち、めちゃくちゃ悔しい思いをする。

・7月末で会社を辞めることが決まっていたので、その後フリーランスのライターになるための準備を始める。いろんなフリーの方に話を聞いたり、本を読んだりする。確定申告に怯えだす。

・会社の同僚であり友人である女の子と8ヶ月くらい住んでいたシェアハウスを解約し、一人暮らしを再開。材木町という盛岡ではイケてる場所に、ちょっと無理をして引っ越す。フリーになったら頑張るしかない環境を選ぼうと思い、駅近で歩いてどこへでもいけるいい賃貸を選んだ。すぐに引っ越すことになるとも知らず…。


闇落ち!でも容赦なく生活が続く4月

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・絶賛病み期。自分のどうしようもなさに心底嫌気がさす。たくさんの人に迷惑をかけてしまっていることが辛すぎて毎日消えて無くなりたかった時期。シェアハウスメイトが壁打ち的存在となってくれたことで、自分の弱さに向き合い続ける日々。苦しすぎてなんども逃げたくなったけど、その人のおかげで今があると心から思う。強くなるために必要な過程だった。

・1年半計画の仕事、大詰め。原稿祭りで半べそをかきながらも執念で向き合う。取材して原稿執筆、そして校正を繰り返して編集会議のループ。ライターとしての筋トレ期間だったように思う。あの時を思い出すと自信が湧いてくるほど濃厚に仕事に向き合った日々。

・高校時代から大好きな先輩が開催する美文字教室に通い始める。気仙沼に帰る口実ができて喜び。そして文字を書くことの奥深さに興味津々。

・盛岡に6年住んでいて初めて「盛岡動物公園」を訪れる。こんなに楽しいところになぜこれまで来なかったのかと後悔。お目当のゾウとキリンを見れて興奮。彼氏ができたら絶対にここに来たいと決意。

・心身の疲れを癒すため初アロママッサージへ。その魅力に開眼。

・「花巻のゲストハウスで女将やらない?」と声をかけてもらう。フリーのライターになる気でいた私に雷が落ちる。「女将!?…めっちゃ興味あります」となる。


祝・令和!勢いに乗って闇を力に変えた5月

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・「病んでても仕方ない、やっちまった失敗から何を学び行動に移すかが大切だ!」というモードになり、マインドがつよつよに変化してくる

・令和を迎え、周囲からポツポツと結婚報告。ハッピーな気持ちになる。

・岡村靖幸のライブに行き、そのセクシーさに衝撃。しばらく引きずる。

・写真撮影を頼まれる機会が増える。ライターやっててよかった。役に立てることはどんどんやろうと思い、気合いを入れ直す

・めちゃくちゃ久しぶりに好きな人ができて衝動的に告白。そして振られる。なのに落ち込むことなく「ですよねー!」となって、全然元気に過ごす。諦めがつかず「もう一回だけ会えませんか!」と鋼のマインドでアポ。6月に会う約束。

・仲良しのともだちと地元・気仙沼で遊ぶ。私も知らない魅力的な場所を発見し、うれしくなる。気仙沼は本当にいいところ。勝手に観光大使としていろんなひとを連れてくるスタイルを今後も続けようと思い立つ。

・meinnの女将になることを決意。

別れと出会い、「一区切り」を感じた6月

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・大きな仕事の仕上げラストスパート。ギリギリまでいいものにしようと詰める。

・告白して振られた人に会いに八戸へ。相手が初めて会った時と違って適当に扱ってきていることに気づき、自分の気持ちがめっちゃ冷めて「なんでこの人のことが好きと思ったのか分からない」ところまで行く。その日の夜、米軍基地がある三沢のクラブに行き、ヤケになり海外の人で溢れかえるフロアで爆音の中踊る。そしてヤケ酒して酔い潰れ、「今回はいい勉強になったな」と友だちが慰めてくれる。その経験から自分の恋愛に対する価値観がスイッチを押したかのように変化。恋愛への考え方が良い方向に激変し、さらに「自分のことを大切にする」が急激にできるようになる。自分を傷つける人を避けるセンサーが敏感になる。

・盛岡の好きな本屋「book nerd」が開催したイベントで、好きだった「relax」という雑誌の元・編集長の話を聞く。「こだわり」についての世界が広がる。

・大好きなばあちゃんが亡くなる。数ヶ月前から体調を壊して入院していて、盛岡からお見舞いに通っていた。良くなると信じていたところに突然の知らせで、すっ飛んで帰った。そこから家族と久しぶりに長く一緒に過ごした数日間。じいちゃんとお父さんが泣く姿を初めて見る。これまでの家族の歴史を振り返る。家族はみんな一人の人間で、それぞれの人生を生きてきたんだと、いい意味で実感する。いつも凛々しくてかっこよく、愛を持ったばあちゃん。たくさんの人が葬儀に訪れ、ばあちゃんがいかにすごい人だったかを思い知る。自分の人生にとってかなり大きな出来事だった。

・思い切り髪を切って、ショートヘアになる。かなり似合っていて気に入る。

・ゲストハウスのことを調べ始め、新しいステップへ向けた準備をする。


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一旦ここまで。下半期もよろしく〜!


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(6月末、ギターにハマる自分in遠野の友だちべっちょ宅)


サポートしてくれたら好きがこぼれおちます。