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アイドルとあいどるに行った

日記です

朝から3ヶ月ぶりの眼科に向かう。定期受診だ。2年前くらいに、ネットで頼んだコンタクトをつけてはずさず寝てしまい、それが原因で角膜炎になったことがある。痛みで目が開けられず、言葉の通り滝のような涙が止まらなかった経験を経て以降、定期受診することにしている。ここの先生は厳しいで有名なのだが、私はそれが少しでも多くの患者の目の健康を守りたい愛ゆえであると思い込んでいるので問題ない。何事もなければ怒られないし1分かからずに診療が終わる。今日も診察室のカーテンを開けて何事もなく終わるはずだったが、診察をスムーズにすすめるためにかけていたメガネをテーブルに置こうとしたら「そこに置かないで置かないで置かないで、すべって落ちちゃうから」と早口で言われたので、少しシュン、として帰るハメになった。目は健康だった。

そのまま車で釜石へ。
現地で落ち合った友人2人とランチしながら、彼女たちが今自主的に取り組んでいるプロジェクトの話を聞く。聞けば聞くほどめっちゃ良い。ふたりのつくるものが楽しみ。

ランチの場所を決める時に、ずっと行ってみたかったけど機会がなかった地域の喫茶兼ラーメン店「あいどる」へ。地域のアイドル的存在である友人・タナカミキと会う回だったので、釜石なら、とこの店のことを思い出したのだ。

釜石の「あいどる」

まず名前がいい。ひらがななのもいい。喫茶店でラーメンが食べられるのも良い。椅子の背もたれがハートなのも好き。そして頼んだ海鮮あんかけ焼きそばの透明感も。パリパリに焼いたちぢれ細麺に海老と豚肉と野菜がほどよく乗っていて好み。だいたい海鮮あんかけ焼きそばはあんと具がてんこ盛りにもられているイメージがあり、それはそれでありがたくいただくのだが、個人的にはこのボリューム感のちょうど良さ具合がバチっとはまった。さらに、一般的にはからしと酢をお好みで加えるはずだが、ソースで味を好みに仕上げるのがあいどる流。これもまた好きだった。

脳を通さずに「優しくてうまい」という感想が出た
アイドル@あいどる

その後は、また別の友人とお世話になった人に会いに行き、久しぶりの再会を味わう。会わなかった間のことを聞き合って3時間ほどおしゃべりした。また会う約束をして、カメラマンで写真家の友人を乗せて気仙沼へ。このあと拠点である東京へ帰ると言って、こんもり撮影機材をしょってキャリーケースを引く姿が彼女の生きる姿そのものすぎて心に焼き付いている。

夜は友人がつないでくれたライター志望の子とオンラインで話した。短い時間だったけど楽しかった。私も書こう、と背筋が伸びる。

そのあと、ちょっとダラダラしようとXのタイムラインを眺めていたら、作家のくどうれいんさんが高校文芸の甲子園的なところで講話した内容が公開されていた。

どうしてこんなに書けるのか。それは書き続けてきたからだ。理由はそれだけじゃないのかもしれないけれど、書き続けることの希望を力強くみせてもらった感じがした。94年生まれ、同年代。自分とこんなにも向き合ってそのまま書くことができるのか。すごいな。彼女に会えたいつかの日のことを、思い出した。その日も書く私を応援してくれていた。またこうして、変わらず勝手にパワーをもらってしまった。


そして書きたい気持ちが高まった今、日付が変わる直前までに公開しようとnoteを書いてみた。うん、書くとスッキリする。

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