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ふるさと納税と私の関わりは、もっと伝えて行くべきだ、という気づき。

まずは、こちらの記事をご覧ください。
少し前に取り上げていただいておりましたが、私の方ではご紹介できておりませんでした。(画像をクリックすると記事に飛びます)

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私のオフィスとアトリエは長崎県平戸市にあります。自然豊かでどこを見ても美しく、寺院と教会が溶け合う風景は他のどの地域にもなく、それは日本でいち早く諸外国に開かれ、きっと様々な葛藤がありながらも受け入れ、融合した、平戸の皆さんの温かさと寛容さを想います。

世界遺産に登録された春日の棚田は、いつも本当に美しくて、この場所で生きられているだけで、幸せにひたひたに浸る感じがします。

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photo by takishita

少子高齢化、人口減少、伴った経済の縮小と、美しくも厳しい現状がある中で、平戸市で私が起業できたひとつの要因に、ふるさと納税がまだ認知拡大の走りだった頃、平戸市が寄付額日本一になり、その寄付金を元に立ち上げた「創業支援制度」があります。創業支援補助金と、中小企業診断士に個別で無料相談できる他、起業塾も開講されました。

平戸市のふるさと納税担当の方が、全体図を見て、運営の基盤を作り、そして地道な努力で結果を出し、また同時にその在り方を発信してきた結果です。

当時専業主婦だった私は、このチャンスは多少無理してでも取る、と決めて、まだ子供は1歳と3歳と手がかかる時期でしたけど、この制度を基盤に半年ほどで事業計画を作り、体制を整え、商品開発をし、発信をし、結果的にテレビ等のパブリックな力もあり、お店のオープン日には30分で完売、それもまたテレビで密着の特集を組んでいただき、多数のお客様のご愛顧、スタッフチームの尽力、生産者の皆様が素晴らしい素材を生み出してくださって、今またfirandoという新ブランドを生み出し、より多くのお客様に受け取っていただけるように努める日々です。

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その間、2016年秋から現在も、平戸市ふるさと納税の返礼品にご提案させていただき
スイーツ・加工品部門では、昨年12ヶ月を通して1位を獲得、リピートくださる寄付者の皆様が多く、ご愛顧いただいております。


取材等では常にお話させていただいてたんですが、私個人としてはあまり発信しておらず、その点で最近伝える努力を怠っているな、と感じたことがありましたので、今日はその点について、どちらかと言えば関係者に向けて笑、伝えたいと思ってます。



ふるさと納税の本質的な意図を体現する役割。

amazonギフト券の件然り、ふるさと納税が一般市場のように変化したシーンも一部にある中で、度々国の制度の詰めの弱さを指摘する声が上がりますが
これはスタートアップにはよくあることで、そもそも完璧な準備は存在せず、成長曲線の中でその都度最適化していくのが当たり前です。自然な流れだと思っています。

私自身としては、平戸市がふるさと納税の本質的なものを捉え、お伝えしていくことが大事で、その平戸市の在り方に共感してくださる寄付者の皆様と、共により豊かな未来を描くこと、そしてそのプロセスや成果物を共有していくことで、寄付者の皆様からいただいた寄付金が大事に活用されていることが伝わり、結果的に平戸市に寄付してよかった、平戸市が好きだと、コアなファンになっていただき、寄付者の皆様の喜びになるのが大事だと思っています。

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ふるさと納税に関わり続ける意図。

私がふるさと納税の返礼品に提案を続けるのは、私がふるさと納税を基盤として起業したからです。

寄付してくださった皆様に、私の取り組みやブランドを通して、
寄付金を平戸市が経済振興に使う循環を整備していること、
そして実際に、平戸産の素材を使い、寄付者の皆様にお届けできるサービスに進化したこと、
楽天市場や卸など、ふるさと納税だけではない市場にも参入していること
そして先月起業して3年の学びを生かしfirandoを立ち上げ、さらに進化しています、と伝えることで

平戸市の取り組みの本質

『地方の魅力を都市部に発信し、都市部の皆様に平戸市の魅力を体感していただくこと』
『地方と都市、という括りではなく、そもそもすべてはひとつの日本というチームであること』
『自治体、管理団体、事業者、生産者が一丸となって、ふるさとを大切に想っていることを伝えていくこと』
『都市部と地方が繋がり、結果として日本が活性化すること』


こうしたことを、オンタイムの現場のプレイヤーとして、私が伝えていくことがとてもリアルで熱量を宿しますから、その役割を努めたいと思っています。

現状、様々な課題があります。過剰な返礼品で、赤字になる自治体もあります。平戸市は地域資源に秀でていますが、それがない、という自治体の声も聞きます。それぞれの自治体で、事業者で、条件や環境は違いますけど、私どもと同じように、想う声は同じだと思っています。

だからこそ、平戸市は平戸市の在り方を発信していく必要があるし、私もまた関わる一端として、平戸市の真摯な取り組みを私自身を持って、伝えて行ければと。話すのなんて、特になんの負荷もありませんし。笑

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ふるさと納税って、シンプルにすごい制度です。笑
それを伝えたい。ただの地方の専業主婦だった私が、今全国に平戸市の魅力を込めたfirandoを提案できているのは、この制度があったからです。

存続可能であるように、小さくても、できることを、できる人がやれば、きっとそれは伝わる人には伝わって、その輪をコツコツ拡大していけば、どこかで臨界点を突破することもあります。

そうである、と決めて、今できることのひとつが、こうして言葉にして、発信することだって今日気づけましたので、すぐに取り掛かった感じです。笑

では、今日はこの辺で。

良い週末をお過ごしくださいませ^^



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