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白湯 のすすめ

アーユルヴェーダを学んだのは30代半ばの1年半。

仕事のストレスと人生に少々疲れ、一旦自分の心と身体を見つめ直したくなったから。

当時は授業で習ったことは全て自分の身体で人体実験して、心も身体もびっくりするくらい軽やかになっていく自分自身に驚いた。

当時の私の一日の始まり。

✔︎  朝起きたら、まず常温の水を2、3口飲んでからお湯を沸かす。やかんの蓋を開けて蒸気を出しながら10分くらい沸かす。

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✔︎  次に洗面台で、舌の上の苔を取り、少量の太白ごま油で頭、耳、足をオイルマッサージ。出勤前はベタつくのが嫌なのでごま油はほんの少量に、オイルはすぐに拭き取らずに浸透させる。

✔︎  白湯をフゥフゥしながらゆっくりすする。飲み終わったら頭と耳と足のオイルをタオルで拭き取る。週末ならたっぷりのオイルで全身をマッサージして熱めのシャワーで流す。


アーユルヴェーダでは健康的な一日の過ごし方のことを『ディナチャリア』と呼び、これらもその一部。他のディナチャリアも実践はしたが、結局日常的に継続していたのはこのモーニングルーティンだった。冷え症や便秘も治ったし婦人科系も改善し花粉症までかなり軽くなった。肌や髪もきれいになった。風邪もひきにくくなった。そして何より自分の心と身体が愛おしく思えるようになった。手をかけた我が子が期待に応えてくれたような感覚である。

しかし、月日は流れ、その後漢方・薬膳の勉強を始めたこともあり多忙になっていくにつれて、無理なく続けられるディナチャリアだけが残った。

朝コップ一杯の白湯である。

朝、温かい白湯で胃腸を温めることで血行が良くなり基礎体温が上がる。

健康な身体の主軸となる消化力も上げてくれる。

身体の老廃物も洗い流してくれる。

そして、何より美味しい。毎日飲んでいると甘く感じ始める。

ぼーっと何も考えずにふぅ〜ふぅ〜と飲む時間がかけがえのない時間に思えてくる。

日々の生活に追われ毎朝のオイルマッサージはできなくても、白湯だけは続けられているのは、簡単であることと効果を身体で実感しているから。自分の身体は嘘をつかない。


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肩こり、便秘、生理痛、冷え症、などいわゆる未病と呼ばれる病院に行くほどじゃないけど不調を感じる方は、まずは一杯の白湯から。

身体の為と思って飲んでるのに不思議と心も癒してくれる、それが白湯。


読んで頂きありがとうございました⭐️

fuming(ふーみん)













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