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【産後4ヶ月🇮🇳】子宮頸部の炎症が見つかったので、一昨日インドでチッ素による手術をしました。

一昨日、インドの病院で手術をしてきました。

手術といっても、
お腹を切ったりするようなものではなく、
ものの5分で終わるもので、

冷凍焼灼術(れいとうしょうしゃくじゅつ)
という、チッ素で悪い細胞を処理する方法でした。

この処置を受けるインド女性の
ほとんどは、麻酔なしで行う簡単な処置のようです。

でも。。。

私は、検査の時点で、痛くて半べそをかいたので、
麻酔して意識をなくしてもらってから、
処置をしてもらうことにしました。

妊娠中からずっとお世話になっている
担当医Dr.プリヤンカには、

「あなたのような痛がりは初めてだわ。
みんな麻酔なしで30分で終わる作業よ。」

と苦笑されましたが、
コワいものはコワいのです〜•••。

前日に決まったオペの日程。 え? アポが入っていない?!

「朝9時にきてね。あと、夕食の後は何も飲んだり食べたりしないでね。」

と、前日の夜にドクターから連絡(※)があり、
8時半に病院へ到着。

(※私の担当医は、電話で直接やりとりしてます。)

受付を済ませようとすると、
顔なじみのスタッフは目を丸くして、

「あなたの予約はキャンセルになっているよ。」と。

え?

確認するから待っててと、待つこと10分。

夜から勤務しているらしきドクターが
慌てて駆けつけてきて、

「昨日までは予約入ってたんだけど・・・
血液内科(※)の受診がまだだから、と
あなたの予約はキャンセルになったのよ。」と。

(※私はITPという、血小板の数値が通常よりも少ない持病があり、
出血を伴う処置をするときは、必ず血液内科を受診するように言われていました。)(ITP:特発性血小板減少性紫斑病)

オペの前日に、血液内科を受診し、
血液内科のドクターからGOサインをもらっていました。

さらに、偶然、院内で会った
Dr.プリヤンカに報告することができ、
その場でオペの日時が確定していました。

この経緯が病院まで伝わっていなかったようでした。

受付で対応してくれたドクターは、
すぐにDr.プリヤンカに電話をかけてくれて、
確認がとれたので、無事に中に通してもらうことができました。

病室内でハーレム状態の我が子

オペ患者の控室のような病室に通され、
着替えてベッドで待機。

夫と生後4ヶ月の息子も一緒に来ていたので、
治療の前に授乳を済ませておくことに。

おっぱいをのんで満腹になった我が子は
気持ちよさそうに隣のベッドで熟睡。

すると、ナースの女性たちが
立ち替わり我が子を抱っこしてくれ、
面倒を見てくれました。

写真を撮り合うナースもいて、
インドでモテモテな我が子。

(キャッキャしながら赤ちゃんを抱っこしてスマホで写真を撮り合うナースの姿なんて日本ではなかなか見れないですよね?)

術前の抗生物質を点滴で入れている私としては
動くことができない状態だったので、
インドの積極的なナースたちの対応は
とてもありがたかったです。

術前の点滴完了。手術スタートかと思いきや、時間になっても麻酔の医師が来ない?!

11時に手術スタート
と伝えられていたのに、時間になっても
なかなか手術室へ移動しないので、

どうしたのかな?と思っていると、

Dr.プリヤンカがナースたちに
「まだ来ないの?電話して。」
と声をかけました。

誰か遅れてるのかな?
と気になって主人に聞くと、
麻酔医の到着が遅れているとのこと。

もう少し待つ感じかな?と油断していると、

まだ見ぬ麻酔医を残したまま、
私はベッドに横になったまま手術室へ運ばれてゆきました。

(どうなるんだろう・・・)

ただでさえ緊張しているのに、
麻酔医がいないまま始まるかもしれない不安に
さらにドキドキ・・・

手術台に移動して、
点滴や血圧計などが体に装着されていき、
無機質な室内にさらにドキドキ・・・

すると、
涼しげな顔で中年男性がスマートに入ってきました。
麻酔医の到着です。

ホッとしたのも束の間。

きて早々に、麻酔を注入され、
軽い腕の痛みと、
喉の焼けるような感覚を感じたのを最後に、

次に気づいた時には、私は
最初の病室のベッドの上で眠っていました。

処置は無事に終わったようです。

手術は5分。でも麻酔の副作用は半日以上。

主人に後で聞いたら、
作業は5分で終わったそうです。

平均的に麻酔後10分ほどで意識が戻るそうですが、
私は熟睡していたようで、25分も眠っていました。

起きてからは麻酔の副作用との戦いでした。

まず起き上がると目が回って吐き気をもよおし、
なかなかベッドから起き上がれませんでした。

昨日の夜から飲まず食わずで、時刻は13:00。
お腹が空いているはずなのに、何も食べたくない。
口に入れると吐きそうになる。
そんな状態でした。

少しベッドで休ませてもらって、
14:30に退院。

家までのタクシーの中でも、横になって帰宅しました。
家に着くも、長く歩こうとすると吐き気をもよおすので、
ベッドでゆっくり過ごし、早々に眠ることにしました。

夜間の授乳はなんとかこなし、
翌日にはすっかり良くなりました。

産後のカラダの異変に気づいたら早めに受診しましょう!

今回の手術に至ったのは、産後ずーっと感じていた
下腹部の違和感と痛みがあったからでした。

お風呂の時に体を洗う時、
陰部の異臭を感じることもありました。

デリケートゾーン専用の石鹸で洗っているのに・・・
私のカラダ汚いのかな・・・
と落ち込んでいましたが、

Dr.プリヤンカは、
内部で悪い細胞が増殖して炎症を起こしていたからだよ、
と教えてくれて少しホッとしました。

疾患名は「子宮頸部の炎症性疾患」

放っておくと5年後、10年後に、
子宮頸がんになってしまうリスクのあるものだそうです。

出産後は、どうしても、
赤ちゃん第一、自分のカラダは後回し
にしてしまいがちですが、
少しでも違和感や痛みがあったら
早めに医師に相談することをお勧めします

今回私は、一度相談した後、
薬を処方され、一時は落ち着きました。
しかし、
また痛みが再発し、炎症の発見につながりました

治療したから大丈夫、と放っておかずに、
もし痛みなどが続いていたら再度医師に相談しましょう!

術後、チッ素での焼灼をした影響で、
陰部からは液体が出てきます。
2日経った今日も、液体は出てきていますが、
驚くほどに、術前の下腹部の痛みや違和感はなくなりました。

産後4ヶ月経った今、
痛みがなくなったことで、
やっと以前のようにアクティブに過ごせそうです♪


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