古くからの風習に想いを馳せて
◆ 本日は、土用の丑の日 ◆
季節の変わり目である、
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の
直前の約18日間が
【 土用 】にあたります。
この期間は、
天気や気温が急に変化したり、
寒暖差が激しくなったりしやすいため、
体に負担がかかります。
体調を崩しがちなこの時期を
元気に乗り越えようとする知恵や風習を、
時代を超えて
現代も楽しむことができるのは
素敵なことだなと思います😊
《 なぜ、うなぎを食べるようになったの? 》
最も古い記録では、
「万葉集」の中で、
大伴家持が夏痩せに鰻を食べることを
すすめた歌が詠まれています。
人々に広まったのは、
諸説ありますが、
有力なのは「平賀源内が考案した」
という説です。
日本の昔からの言い伝えの中に、
「丑の日に“う”から始まる食べ物を食べるとよい」
というものがあったそうです。
その言い伝えを利用し、
うなぎ屋の店主への
商売繁盛のアドバイスとして、
「本日土用丑の日」という看板を
出すようすすめました。
そのことで、
現代の日本でも「土用の丑の日」は
うなぎを食べるという習慣が
伝えられたといわれています。
平賀源内は、
江戸時代を代表する蘭学者です。
多彩な才能を持ち、
学問だけにとどまらず、
発明家、画家、陶芸家としても
活躍しました。
《 栄養豊富なうなぎ 》
●ビタミンA
皮膚や粘膜、目の健康を維持するために不可欠です。
抗酸化作用があり、細胞の老化を防止する働きをします。
がんや免疫機能の低下に繋がる働きを抑えてくれます。
●ビタミンB1
糖質の代謝に関わり、エネルギーを産生するために必要です。
疲労回復効果があり、脳神経系の正常な働きを助けます。
●ビタミンB2
脂質の代謝を助け、発育促進に重要な役割を果たします。
皮膚、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。
●DHA/EPA
動脈硬化や血栓を防ぎます。
血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らす働きがあります。
暑い夏を乗り越えるために、
しっかり栄養と休養をとって
暑い夏を乗り越えましょう🌼
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