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こんな奴がモテるはずがない。ヒモになった経緯(1)

最近ヒモは note の執筆ができていません!生意気にもヒモ本の原稿を書いているからです。
そこで、(まだ叩きの段階ではありますが)
ヒモになった経緯の 1 部を抜粋して今日から 3 回に分けて掲載しようと思います!



ほとんどの人にとってみればヒモは架空の生き物です。 たとえばマンガやドラマなどの作り話で見かけることはあったとしても、そうそう周りにいるものではありませんし、ヒモであることを公言しているヒモも少ないので、見つけることも難しいと思います。

僕自身、好奇心の目線から...またお説教を仕掛けられる前段として......
「なんでヒモになったの?」と周りから尋ねられることも非常に多いです。が、正直なところ分かりません。小さいころからヒモになりたい希望を持っていたわけではないし、「ヒモになって楽してやるぜ〜!」なんてことも思ったこともないんです。

振り返って考えてみると “イヤなこと”から逃げ続けた結果ヒモ生活に漂流していた。 と、表現することが正しいように感じられます。

そこで、ヒモに至った考え方、ひいては僕が思う”イヤなこと”をご説明していきます。

まず、恋愛で”ヤキモキする”ことが心底面倒になってしまったことがヒモ生活に至った理由 のひとつであるように推測しています。

昔話でお恥ずかしいのですが......僕は中学〜大学くらいまでの間、1 人の女の子のことが大好 きだったことがあります。7 年で 7 回お付き合いしたので、ここでは”7 子ちゃん”としましょう。

振り返れば、絶対に関係性がうまく行かない位に独りよがりな好意を僕は 7 子ちゃんに抱いていました。

彼女に振り向いてもらうためなら、歳を誤魔化してまでアルバイトをしたお金で何か歳不相応なプレゼントを贈っていたこともありましたし、夜中に突然呼ばれた気がしてバイクを走らせ、結局会わないままエンストを起こしたバイクを深夜に押して帰ったこともあります。

発信されていない電波を受信するあたり、関係性がうまく行かない位まで好意が膨れ上がってしまっていたことが皆さんにもお分かり頂けたと思います。何なら「ストーカー1 歩手前」 と、捉えられた方もいるのではないでしょうか。あながち間違っていないと思います。素質が ないと言い切れません。

誰の目から見ても「もうやめとけ」状態の中、7 子ちゃんは 7 子ちゃんで僕の鋼の片思いをセーフティネットのように活用していたことも、恋煩いを加速させる理由になりました。

7 年の間、7 子ちゃんは僕以外のいろんな男性と頻繁にお付き合いするくらいにモテていたの ですが、彼女は僕からの好意があることを”分かった上”で、それはそれとして、「今の彼氏とうまく行っていない」相談を持ち寄せてくることも 1 度や 2 度じゃなかったのです。

今なら「バカにするな。同じ男だとしてラガーマンの心は帰宅部の僕には分からない」。で一蹴なのですが、当時の僕は親身に相談を聞いていたんですよね。

サンドバッグ状態の中「そんな思いを打ち明けられる僕こそがあなたのことを一番思っている」アピールをしたかったのでしょう。

僕の同級生と付き合っている話や、肉体関係の悩みなどは僕の心を複数回折るのに十分でしたが、それでも

「ダメージの大きさをもって、7 子ちゃんへの理解の深さとする」

などと、意味 の分からない尺度をこさえ、献身的な自分に酔っていたのだとも思います。



この後、更に僕の独りよがりは加速していきます!また明日!おわり。


飼い主の彼女からの一言

あまりのサンドバック状態に爆笑してしまいました。

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