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40 (フォーティ)トルコアクション映画 【トルコ人による概要、感想】

40 (フォーティ)ってどんな映画?トルコ映画って面白いの?あらすじ、感想を教えて。

こんな質問に答えていきます。

この記事を書いている僕は、レスリング歴12年、筋トレ歴6年、レスリング指導者を目指してスポーツを専攻している大学生です。健康情報だけでなく、イスラム教やトルコに関する情報も発信しています。

「40 (フォーティ)」概要

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2009年製作のトルコ・アメリカの合作映画です。製作、脚本、監督はトルコ人のエムレ・シャーヒン。イスタンブールに生まれ、アメリカのボストンに移って、映画製作を学び、10年ぐらいドキュメンタリーを作ったあと、初の長編映画として撮ったのがこの作品です。共同制作者のアメリカ人、サラ・ウィーナビーはエムレ監督の義理のお姉さんです。

この映画の注目ポイントは舞台となるイスタンブールです。エムレ監督は、今までに多くあった、クリーンなイメージのイスタンブールでなく、現実的な本当の人々の私生活を、得意のドキュメント・タッチで撮りたかったそうです。

俳優陣は豪華です。ナイジェリア人、ゴッドウィルにはブラッド・ダイヤモンドでデカプリオと共演したンタレ・グマ・ムバホ・ムワインが好演しています。メティン役のアリ・アタイ、セヴダ役のデニズ・チャクルもトルコでは名の知れた俳優です。

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「40 (フォーティ)」あらすじ(ネタバレあり)

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イスタンブールを舞台に、札束の詰まったバッグをめぐり、見ず知らずの3人の運命が交錯するアクションドラマです。

タクシードライバー兼運び屋のメティンは、ボスから預かった金の入ったバッグを失くしてパニックに陥り、運転中に人をはねてしまいます。

はねられたのは、ナイジェリアからの不法移民ゴッドウィル。彼は、愛する女性が住むパリに行くために、せっせと貯金した金を盗まれてしまっていました。

そして、病院に運び込まれたゴッドウィルを担当した看護師セヴダ。数秘学に凝っている彼女は、不幸な結婚からなんとか抜け出そうと考えていました。

この三人の人生が交錯していきます。

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「40 (フォーティ)」感想

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“アーティスティックでありながらエンターテイメントの要素を持った映画” をつくりたいというエムレ監督の思いは、この作品で遂げられていると思います。

監督自身が目指した通り、イスタンブールの生(なま)の姿がよく表れている映画です。ただ美しいだけでなく、多くの国から様々な人種が集まった混沌とした大都会、イスタンブール。不法入国者やマフィアの問題は実際にあります。いつ何が起きるかわからない、ワクワク感も怖さもあるイスタンブール。この作品はイスタンブールだからこそ、ここまで魅力的になったと思います。

僕が一番好感を持てたのは不法入国者のゴッドウィルです。好きな子に会うためにパリに行こうとして乗ったコンテナーが到着した先はイスタンブール。それだけでも相当不運なのに、人助けをして、逆にためたお金を盗まれてしまうという不運にもあいます。それでも今度こそはパリに行こうと希望を捨てません。

3人が交錯するストーリーは、実際にはありえない偶然の連続です。それでもうそっぽくならずに楽しめるのはエムレ監督の腕だな~と思います。イスタンブールが好きな方、ワクワクドキドキしたい方は是非見てみてください。

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