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今週の写真集~ジョセフ・クーデルカ~
今週の、と書いておきながら随分更新に時間が経ってしまっていますね(;_;)
反省、、
今回ご紹介するのはチェコスロバキア出身の写真家、ジョセフ・クーデルカの作品集です。
若い頃は劇場写真を撮影しており、それが現実世界の”劇場”であるかのようなジプシー(ロマ)の生活を撮影した「ジプシーズ」の作品に繋がっていきます。広角レンズで撮られた臨場感あふれる「ジプシーズ」の作品群、個人的にとても好きです。
そして何と言ってもチェコスロバキアの”プラハの春”をワルシャワ条約機構の軍が鎮圧した事件を撮った「侵攻」のシリーズです。
このときに撮ったフィルムは、後に雑誌に発表され大きな反響を呼びましたが、身の安全のために匿名のままロバートキャパゴールドメダルを受賞することになりました。この「侵攻」シリーズはフォトジャーナリズムの最高傑作の一つとされています。
「一方が銃を持っていて、もう一方は持っていないということ、そして銃を持っていない側のほうが、実際には強かった」というインタビューテキストもまた良いです。
その後の「エグザイルズ」「カオス」シリーズも含め、クーデルカのひと所に留まらない人生に感服します。
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