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[雑記]春のお出かけ

気付いたらもう4月。
春は1番好きな季節だ。
空気の匂い、温度、湿度、光、どれを取ったって最高。

3月は暖かい日も多くて公園でお勉強食べたり散歩したり、去年はできなかったお花見もたくさんした。

去年の3.4月は忙殺されていてほとんど記憶がなく、本当にお花見する前に全て散ってしまっていた。
例によって忙しさは変わらないのだけど、心がけてしっかりと季節を楽しんでいる。


2週連続で温泉旅行をした。

まずは箱根。
雨予報だったため、鄙びた温泉宿で本でも読んで過ごそうと、最初は真鶴を検討していたが、直前で箱根にも格安のお宿があるぞ、ということで行先変更。
しかも、つげ義春も訪れたこともあるという。
(「つげ義春の温泉」という本の中で紹介されているのだけど、酷評だった)
せっかくなのでロマンスカーで向かった。

登山鉄道に乗って、大平台温泉に着く。
コンビニが一軒、酒屋が一軒、スナックが一軒、娯楽センターが一軒、お宿がいくつかというこじんまりとした温泉地だ。

歩いていると、大きくて立派な枝垂れ桜が咲いていた。
そのすぐ隣が予約したお宿。
あの部屋に泊まれたら最高だね〜なんて話していたら、しっかりとその部屋に通されたのは笑った。

窓を開けたらこの眺めである。

広がるピンクの世界

思いがけずこんなに近くで桜を独占できてしまった。
お部屋にはこたつもあって、本読むのなんか忘れて、ただただ静かに日本酒飲んで雨の音を聞いて桜を見ているだけで時間が過ぎた。
贅沢すぎる。
しかもお風呂は2つあってどちらも貸切でゆったり入れる。
素泊まり6500円という安さ。

タイルの洗面台が良い
娯楽センター

お風呂上がりには娯楽センターで射的とパチンコとなんとかボールをやった。
射的でココアシガレットをゲットした。

晩御飯は近くのスナック。ご飯も美味しいしカラオケも出来た。
寡黙なご夫婦でやられている様子で、サザンを歌ったら、お母さんが手を止めて聴いてくれたのが嬉しかった。

たくさんお酒も飲んでお風呂もたくさん入ってご機嫌。
ああ、生きててよかったなあ。

新しくてモダンでオシャレなインテリアも大好きなのだけど、本来は、こういう古き良きみたいな、綺麗じゃなくて、経年して人の気配を感じるような、そんな雰囲気の方が好きだったりする。

前者は、身も心も背伸びしたくなるような高揚感、後者は何も気を遣わなくてもいい安心感。

場所がもたらす感情の動きには敏感でありたいし、しっかりと享受したい。

こんなに最高な温泉旅行をしたというのに、その1週間後は山形の銀山温泉に行った。
30代になると旅行の目的が温泉になりつつある。
ちなみに大学生の頃は、スーパー銭湯で4年間バイトしていた。
従業員は無料で温泉入れる最高なバイト先だった。
そんなわけで、わたくし割と温泉好きの部類だと思う。

銀山温泉は、宿がとにかく素晴らしかった。
以上。
観光とかは特になく、あそこは宿と風情を楽しむ温泉地のようだ。
4人でえげつない量の日本酒を飲んだ。

この3倍くらい飲んだ

東京に帰ってきてからも週一で銭湯に行っている。

わたしは大きいお風呂が大好きだ。

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