初対面の相手に「いい人そうで良かった」と言われた件
今日も今日とて仕事してましたよ。ゴールデンヌィークとやらの都心。
仕事ですけどなにか? 的なさっばーしたお姉さんやら、既に疲れたオーラを纏ってるお父さんやらに混じって、スーツケースをゴロゴロ引っ張った異国の観光客やら半裸の人やら(いません)もいて、なかなかシュール。
それでも打ち合わせは軽快に終わって、今後の取材スケジュールもほぼ確定できたので、まあ気分はいいです。なんだろう。人が休んでるときに仕事するのって勤めてた時代から別に嫌いじゃないんですよね。
そういうことをサラッと書くとブラック企業云々な話になりがちな昨今なので、ちょっとあれですが。
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それはともかく、僕にとって今日一の出来事は、初めて顔を合わせた編集者に「ふみぐらさん、いい人そうで良かったです」と言われたこと。まじでか。
いや、ちょっと驚いたけど面白かった。だって、リアルに面と向かってなかなか聞けない言葉じゃないですかね。いい人そうで良かったって。
「あの人、いい人そうだよね」とか、当事者のいない場所でこっそり言ったりしてるのならわかる。
そんなことないのかな。世間の人はしょっちゅうリアルに言われてて、僕が滅多に言われないだけなのかもしれないけど。
問題は「いい人そうで良かったです」と面と向かって言われたときのリアクション。これ、正解がわからなくないですか?
「あ、ありがとうございます」というのもなんか変だし、「そんなことないですよ」というのも、もっと変。
というか、仕事でいきなり会って「いい人」じゃなかったケースなんてあるんだろうか。僕だって少なくとも相手に危害は加えないけど、そんなのほとんどの人がそうだし。
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まあ、言った本人はそれほど深い意味はないんだろうな。
けど、たぶん僕はこれまでもこれから先も、直接誰かに「いい人そうで良かったです」とは言えない気がするんです。その差って何なんだろう。
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