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何周回っても、自分は「デザイナー」だと思う

2018年フリーランスのグラフィックデザイナーとして活動を開始しました。
最近は、グラフィックよりもプロダクトをデザインする機会が増えていると感じます。

例えば、コンセプトを整えるとか、目的を整理したりなど
価値観や想いをあぶり出すプロセスに関わることが大好きになってきました。

代理店でデザイン職をしていた時には味わえなかったプロセスです。

デザイン職は、PCに向かってひたすらデータと向き合い
ラフのアイデアをたくさん出したり、データのクセや制約を捉えつつ
広告宣伝のベストを探るプロです。
これはこれでやりがいを感じていますが、
独立してからは新たな役割を求められる日々であり
「もっと自分がこうあったら…」と悩む日々でもありました。

同時に、デザインの役割を果たす日々は
多様な価値観への理解が重要と実感する日々でした。

それが独立したことで、地域に生きる人々と
直にコミュニケーションを重ねることができ、
課題感や魅力の訴求、言葉の行間、まだ言葉にならないようなリアルな想いに直に触れることができたことで
関わる全ての案件で、デザインが起こる根源に触れる経験ができたことが
私に大きな影響を与えていると感じます。

クライアントの表情の変化や、想いに自信がついて行動が変わったり
価値観が明確になっていく姿を一緒に味わうことができる
このことが、今の私の大きなモチベーションになっています。

何をしている人か


活動内容がわかりにくいため、よく聞かれるのですが
私自身はデザイナーだと考えています。

やることが多岐に渡り、自分が何者かわからなくなることが
過去に何度かありました。
しかし、今は自分をデザイナーだと自然に思えるようになりました。

理由は、自分はデザイン思考しか使っていないと自覚したためです。
そういえば、幼い頃からこの思考がやけに得意でした。
広告やデザインにおこす場面でも、映像や音楽など作品づくりの場面でも
この思考プロセスしか使っていないことに気づきました。

なぜデザイナーになったの?
なぜデザイナーを続けているの?と聞かれたら
「デザイン思考がめちゃ得意だから」と言えます。
なぜ今の働き方なの?と聞かれたら
「お客様と直接話して、価値観にしっかり触れるため」
と言えます。

デザイン思考とは、様々な定義がなされています。
自分も現場に立っていると、人や企業ごとに違うのではと思う機会があります。
今自分がしっくりきているのが以下です。



これまでの経験を振り返った時、自分が無意識に行えたことが
この翻訳する力でした。

デザインの役割自体がそうですし、
そういえば、デザインを始める前からできていたことでした。
背景には、転校や引っ越し、日本と海外、都市と地域の間に存在した経験
などが起因しているのではと感じます。
多様な価値観・立場への理解がなければ、デザイナーとしての役割は果たせないな
日々感じています。

自分は無意識だけど、周りからは「そんなこと無意識にできない」と言われていました。
自分はおかしいのではと責めたこともありましたが、
今は他の人にはない特技だと捉え直せています。




デザイン思考が役に立つ場面
平林が役に立てる場面は、以下だと考えています。



プロフィール

平林 史恵(ひらばやし ふみえ)
グラフィックデザイナー / プロダクトデザイナー

課題を解決しながら新しい価値を生み出す役割。
価値観・想いに合わせたブランディングとクリエイションを軸に事業を行う。
商品開発・パッケージデザインをきっかけに独立し、紙媒体のデザインを行う。
ロゴ制作の役割から、デザインをおこす起点に関わり
ブランド立ち上げ・構築のサポートをはじめ
新規事業開発、既存事業の見直し、スタートアップ伴走支援、情報発信などコミュニケーションの構築などを手がける。

福島県会津若松市出身。14才〜岩手県北上市。
大学進学を機に関東圏。
営業事務・塾講師を経て、グラフィックデザインの道へ。
アシスタントから広告代理店のデザイン職に。
2017年〜青森県 2018年独立。
2020年〜福島県に戻り、フルリモートワーク。
東京国際大学 国際関係学部卒

プロダクトデザイン
L ブランディング(インナー整備 / PR / 戦略 / デザイン)
L クリエイション(ビジュアル・アートワーク制作 / 楽曲・映像制作)


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