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藤次郎オープンファクトリーに行ってきた話
燕三条は金属加工で有名な町。
そんな町に住み始めて、やっと念願の工場見学に行ってきました!
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お邪魔したのは包丁で有名な藤次郎さんのオープンファクトリー。
予約無しでも自由に見学することができて、まさにオープンな工場。
でも予約がおすすめ。
事前に予約すれば、製品が作られる工程や歴史までとても丁寧にガイドしてくれます。
控えめに言って、ものすごく楽しめました!
藤次郎さんの包丁に関して詳しい記事はこちら↓
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入口を入るとなぜかバイクとプレス機そしてフルーツナイフの金型。
実はもともと農機具を作っていた会社だったそう。
冬は閑散期になるため、収入が減る。
そこで先代の社長が自分のバイクを売ったお金で金型を買い、作り始めたのが始まりなんだとか。
本格的っていうイメージの藤次郎で最初に作られた包丁が、フルーツナイフっていうのが意外でおもしろかったです。
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小ぶりでなんともいえない親しみやすさのあるかたち。
復刻版を熱望する声もスタッフからあるんだとか。うん、私も欲しい。
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入口でもう既にカンカンと工場の音がしてきます。
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藤次郎では型抜きしてつくる抜き刃物、日本刀を作るように加熱した鋼材を叩きながらつくる打ち刃物と2種類の工程をFACTORY、ATELIERそれぞれどちらも見学できます。
全ての工程をひとつの工場で行っているので、一連の流れで見学できるのはここだけかもしれません。
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ひとつの包丁ができるまで、10以上の工程があるわけですがそれぞれ専門に作業する職人さんがいます。
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包丁が出来上がる過程が分かりやすく展示されてます。
刀身と持ち手の部分が溶接って知ってました?
その方が強度が増すそうです。ふしぎ。
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作業しやすいように、それぞれ自作で肘置きなどの治具という道具を皆さん手作りされているそうです。
ひとつの工程をいかに大事に真剣にされているかが伝わってきます。
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意外にも、女性や若い職人さんが多くいらっしゃいました。
皆さん黙々と真剣に作業されていますが、見学者には笑顔で挨拶してくださいます。
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本当にすぐ近くで見られるので、お邪魔にならないかこっちが気を使ってしまうほど。
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1日3000本以上の包丁を、たった80人の職人で生産しているのも驚きです。
これが一番というのはなく、どの工程も難しいのだそう。
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この作切りができるようになるまでに3年かかったと話してくれた職人の甲田さん。
3年…想像以上でした。本当に驚き。
藤次郎では2人しかできる人がいないんですって。貴重な場面を見させていただきました。
きっと知らないだけで、そんな工程が一本の包丁に山ほど詰まっているんでしょうね。
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藤次郎さんが大事にしているのは、使い手に寄り添うこと。
今回見学させていただいて、改めてその想いを職人さんから肌で感じることができました。
ショップではほぼ全ラインナップの包丁を直接手に取れるので、またじっくり包丁選びに行きたいと思います。
いまや修学旅行生の団体見学が1日2回も入ることもあるそうで。
お出かけの際はぜひ予約してください!
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