就職を捨てた大学生が教える経験の大切さ

就活の準備にみなさんはどれくらいの時間をかけていますでしょうか。
大学一年から準備している人も居れば、三年生から準備を始める人もいると思います。

はっきり言って就活は準備が全てです。
準備次第で就活はどうにでもなります。
例え、学歴が極端に低くても、大学一年生から就活の準備をしている大学生は優良な企業に内定を得る事が出来ますし、逆に超一流の大学生でも、就活の準備が遅ければ、良い企業に内定をもらう事はできません。

ですが、勘違いしてほしくない事が1つだけあります。
それは、良い準備とは、作りこんだ偽りではなく、つちかった経験という事です。

先ほど準備が全てと言いましたが、ここで多くの就活生に勘違いが生まれます。
それが偽りの自分を準備するという事です。

企業に良い人材と思われたいが為に、自分を本来の姿よりも何倍も良く見せようとする学生が沢山います。
例えば、「勉強以外で何か頑張った事はありますか?」という質問に対して、頑張ってもいない委員会の事を話してみたり。
「学生生活で最も印象に残った出来事は何ですか?」という質問に対して、あまり印象に残ってないけど、とりあえずバイトで結果を出せた事を話してみたり。
面接で良い人材と思われる為に、良さそうなモノをピックアップして戦う。
ハッキリ言ってこのような行為はほぼ無意味なのでやめてください。

人事はそれが本当なのか、嘘なのか見抜く事が出来ます。彼らもプロなのでそのような目を持っています。

学生時代、授業中に起きてるように見せかけて寝ていたり、スマホをバレないようにイジッていたり、先生にはバレていないと思いながらやってる行為って、実は全てバレています。

僕も中学や高校生の時に先生にバレないていないと思いながら色んな事をやっていました。ですが、大学生になり、塾講師のバイトをやり始めてから、先生はこのような事に簡単に気づける事が出来るのだと身をもって感じました。

起きてるふりをして寝ている生徒は一瞬で分かりますし、携帯をバレないようにイジッている生徒もほとんど分かります。

実際にその立場になってみると簡単に見抜く事ができるのです。

そして、これは就活も同じです。
今はバレないと思って偽りの自分を準備していると思いますが、大人になって自分が人事の立場になってみてください。

その学生が偽りなのか、偽りじゃないのか、中身がある人間なのか、そうじゃないのかは一瞬でわかると思います。
作りこんだ偽りなどどうせばれるので、そこに時間をかけないでください。

面接のポイントは準備3割本番7割です。
どれだけ準備を作りこんでも嘘はすぐにばれますし、逆に作りこまなくても、自分の本心や、本当の事、たとえそれが企業に対してのアピールポイントにならないかもしれないと思っても、本音で話す事が大切です。

なので、良い準備をしたいのであれば、長い時間をかけてつちかった経験、もっと言えば、就活の時に使える経験ではなく、良い人生を送る事ができるようになる経験をして、それを準備と呼んでください。

就活の為にした準備は、就活を終えてしまえば価値のないものになっていまいます。
ですが、人生を良くするためにした準備は、かならず就活にも活きますし、その後の人生においても、とても価値のあるものになるでしょう。

準備が大切なのはわかっていると思います。
ここからは、自分がやろうとしている準備は良い人生をもたらしてくれるのか、それともそうじゃないのか。
ただ準備をしようとするのはやめましょう。
少しでも、人生の為になる行動や経験を積み重ねていきましょう。

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