見出し画像

白ワイン醸造について🍾

こんにちは。

オーストラリアのワイナリーで働いているフミです。
以前、赤ワインの醸造方法を少し書きました。

今日は白ワインについても書いていこうと思います🍇

ワインの作り方なんてマニアックなネタで、
人気がないかも…と思うものの、
書きたいので…笑

白ワインと赤ワインって、
ブドウも違うのですが、
一般的に、ざっくりいうとつくり方において
1箇所大きな違いがあります。

白ワインは、白ブドウジュースを作って発酵する。

黒ワインは、皮も種も入った
黒ブドウを潰したそのままの液体を発酵して、
後からジュースにする。

収穫した葡萄を冷やしたあと、茎を除き、実を砕く
砕かれた実とジュース
phや糖度をチェック。
圧をかけ絞って、ジュースを抽出

この後、タンクに移して
デブルバージュと呼ばれる工程を行います。

圧搾時にジュースに混入する、
細かい固形物を、1日ほど置くことで、
沈殿させて取り除くことです。

タンクに残された、底部分の固形物

この一つひとつは、
基本的には機械任せで、
私たちはつなげたりスイッチを押したり、

いや、
洗ったり洗ったり洗ったり…

教科書通りで、困惑することはあまりないけど、
実際に目にする楽しさがありますよ🍇


小さなワイナリーならではだな、と思うのが、
畑や抽出ごとに細かく醸造方を分けていること。

フリーランジュースと圧搾ジュースを分けたり、
畑ごとに樽を分けたり、
樽やステンレスタンクを500ℓ単位で仕分けたり。

なにが大変かというと、
洗い物が増えることと、
なによりも、覚えられない!

黒板やクリップボード📋を活用するものの、
熟練の方々は、感覚レベルで動いているので、
ついていくのが大変。


やっぱり、バタバタするのが楽しいよなあ〜
そんな毎日を過ごしています。

日々、ジュースからワインに変わっていく、
中間の液体を測ったり飲んだりしながら、
オーストラリアの秋を楽しみたいと思います😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?