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「まず志望業界を決めてから」と誘導されていることに気づかない学生たち

こんにちは!
もりもとです

現代の日本の教育では、子どもの頃から正解を教えられ、いかにその正解を導けるか?を学んでくるものです。
大学受験も同様ですね。

では、就職活動はいかがでしょうか?
就活のやり方って、誰が教えてくれるんでしょうか。
そもそも、なんでも誰かが教えてくれる、という思考が刷り込まれすぎているのではないでしょうか。

私が今の仕事を始めてから6年ぐらい経ちますが、初年度に担当した学生さんたちも「志望業界が決まらなくて…」と悩んでいたし、
今の学生さんたちも、「業界が決まらないのでインターンに行くか悩んでいる」という声を聴きます。

いやーしかしですよ
「就活のスタートは業界を決めること」って
誰が言いだしたんですか?

それって本当に正解なんですか?
(それってあなたの感想ですよね、みたいになってしまった…笑)

私が就活をしていた時代にも、既にナビサイトは誰もが登録するものとして存在していたのですが、
企業を探す時に、「業界で選ぶ」選択肢がありますよね。
あれの影響で、「業界で絞るのか~」って、誘導されているのではないか?と、学生時代は思っていました。いや、今も思っています。

そもそもナビサイトを通じて会社を探すというのは、
出会い系アプリに登録している人から恋人を探すのと同じで
なんかちょっと不自然に思いませんか?

ちなみに、最も企業が掲載されている新卒ナビサイト「ワンキャリア」でも、5万弱の企業が掲載されていますが、
そもそも日本には、約379万の企業が存在すると言われています。法人だけを数えたとしても、300万弱はありますから、
ナビサイトに掲載されている企業は、ほんの一部に過ぎない、ということなんです。

こうしたナビサイトの中で、さも自分で見つけたかのように企業を選ばせるには、いろんな仕掛けが必要ということですね。
その中で、「業界」というのもまた一つの選択になってくるわけです。

しかしですよ!
まだ社会で働いたことのない学生にとって、
業界ってピンと来ますか…?

BtoBをメインとする業界、業種は馴染みが無くて当然ですし、
かといって全ての業界について理解を深めるのは相当大変なことです。

幅広い他業界と関わって仕事ができる、たとえばITや人材会社で働いている私の知人たちも、入社して3年ぐらい経って、ようやく業界理解が深まってきた…というぐらいです。
大学生が就活のために学ぶことなど、本当にほんの一部だけなんです。

今やメディアは切り取りがひどい、というのは学生さんでも理解差ていると思うのですが、
これは就活、企業選びでも同じことです。

この業界ってこういう感じ?とか
就活ってこうするの?とか
そういうものは誰かが意図して一部を誇張して拡散しているようなものです。

ここまできて話がまとまらなくなってきちゃいました…
が、しかし
とにかく伝えたいことは、

「まず業界を絞らなきゃいけない」というのは、大きな間違いです!

私のようにやりたいことをもともと持っているタイプなら、かろうじて業界を絞っていっても良いかもしれませんが、
そんな私ですら、業界絞るデメリットも結構あったなと、今振り返ると思うものです。


本来の就活は、縁と運で進めていくものだと、私は考えています。
世の中の380万の企業から絞って選択するものではなくて、たまたま出会った1社、次に出会った1社、そうして出会ったいくつかの中から、ベストを選んだら良いんです。

良い会社に出会えるかは、運ですが、これはガチャではありません。
運は実力です。

このあたりの話も、また今度していきたいなと思います!
今日はこの辺で終わりにします^^

暑い日が続きますが、くれぐれも体調にはお気を付けくださいね!

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