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春のヨシタケシンスケさん祭り

今年2月の初め頃。

「前、お母さんに話した本、借りてきてあげたよ!」と、小4息子。

「お母さんに話した本?・・・何だっけ?」

「Mくん(クラスで仲良しの友人)がすっごいおもしろいって、教室で笑いながら読んでて、借りて読んだら、すっごいおもしろかったよ、っていう話、したじゃん?」

あぁ、去年の11月頃に、話していた件。

「そんなにおもしろいの?読んでみたいな。借りてきてくれる?」とそういえば、頼んでおいた。

息子が借りてきてくれたのは、ヨシタケシンスケさんの「あるかしら書店」であった。

【書籍の内容】その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です。(ポプラ社HPより)

・・・なんてなんて(二回言わせていただく)、おもしろいんでしょう。私も、小1娘も、借りている一週間、寝る前の絵本タイムに、毎晩一緒に読む。


と、今度は娘が、学校の図書館で、ヨシタケシンスケさんの本を借りてくるようになった(一週間借りて学校へ持っていき、また次の本を借りてくるシステム)。内容を記しておく。

息子から通算すると、6週連続、ヨシタケシンスケさん。


・みえるとか みえないとか

スピリチュアル系の本が好きな私は、タイトルから、「え、スピリチュアル系?」と想像したけれど、そうではなく。「普通」って、何だろう・・・?という考えに導かれる作品。


・なつみは なんにでもなれる

なつみが「コレ、なーんだ?」といろいろな問題を出してくる。「それは分からないわー!」とつっこみたくなる感じが、リアルで楽しい。


・もしものせかい

この絵本は、一緒に読むチャンスなく返却されたので、私の記憶には残っていない(私がめまいで寝込んでいたタイミング、と思われる)。娘は、タイトルと、「小さい本で、水色と白だよ。」と記憶していた。


・ぼくのニセモノをつくるには

タイトルからは内容を想像しづらいのだけれど、「自分ってなんだろう?」をいろいろな角度から考えていくしかけが、すごい。「周りの人から見えている自分」のところは、就職活動前の「自己分析」を思い出す(苦笑)。


・このあと どうしちゃおう

ちょうど今、我が家に来ているこの本。

「こないだ おじいちゃんが しんじゃった。」

で始まるのだが、悲壮感は、まったくない。おじいちゃんが遺した「このあと どうしちゃおう」というノートに書かれていたこととはーーー。

・てんごくにいくときのかっこう

・こんなかみさまにいてほしい

・てんごくってきっとこんなところ

・みんなにつくってほしいきねんひん

・・・などなど、「遠足に行く前」のようなテイストで、図解されている。

おじいちゃんのノートをみた「ぼく」は、「このあとどうしちゃおう」を書くための、ノートを買いに行く。そしてーーー

しんじゃったあとのことをかんがようとすると いま いきているうちに やりたいことが いっぱい あることに きがついた。
「このあとどうしちゃおう」ノートのほかに 「いきているあいだは どうしちゃおう」ノートが あってもいいかな なんて おもった。

・いきているあいだは どうしちゃおう ノート

・このあとどうしちゃおう ノート

・・・私もこの2冊を書いておきたいな、と思った。


以上、6週間にわたる春のヨシタケシンスケさん祭りの記録でした(^^)

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