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髪様は生きている

『頭が重い…髪が呼吸していない。』

そう感じたときは、散髪をするサインだ。その度に地元に戻ってカットをしてもらう。
7年以上通っていてカットと顔そりもしてくれる理美容室だ。そんな一石二鳥なところが地元にはある。

「いつもので…」
「了解致しました!」

そうすると、オーナーの気分でアクセントを加えたツーブロックが出来上がる。それほどまでに信頼を寄せている。

だから、この髪型は辞められないのだと思う。

以前は、縮毛矯正、坊主、就活カット色々やってみたがしっくりくるものがなかった。それほどまでに迷走していた髪型だったが、ようやくツーブロックが板についてきた。

では、なぜツーブロック?と思ったかもしれません。

「その髪型似合っているよ。」と同い年の美人にいわれたのがきっかけ。
その人のことが好きだったの?と思われそうだがそうではない。ツーブロックにしてから、印象がよくなったから。
それまでは髪型について触れられることがなかった自分がようやく髪型についていわれたのがツーブロックだった。

きっかけはシンプル…そんなもの。

髪様は呼吸をして、一緒に生きている。色素がなくなって白くなるかもしれないし、はたまた自分の頭から消え去ってしまうかもしれない。それでも、生きた証は記憶や写真として残っているだろう。

もしかすると、近い将来…死ぬまで髪様と一緒にいれるかもしれない。

そんな未来がくるのなら、いつまでも若々しく…

「あれ、おいくつですか?」って聞かれる人が増えたら面白い世の中になるんだろうな…

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