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マクルーバ!生きるのに必要な思い出、そしてスパイスと塩

6月13日 20時からのオンラインイベント #つくってたべてつながる

パレスチナ料理 マクルーバをつくり、出来上がったご飯を一緒に味わう

に参加しました。

18時から塾がある娘のために夕食の準備は先にしておく。野菜と牛乳の残りがあったので、蒸し暑い日だけれどグラタンにさせてもらった。

マクルーバに必要なもの、事前準備

なす、鶏肉、油、塩
なすは事前に素揚げしておく
鶏肉はスパイスをまぶし、焼いておく
お米は19:30までにお水につけておく

とりあえずぎりぎりに素揚げをしたらいいと思っていたけど、せっかく揚げ物をするなら他にも一緒にと考えてしまうのが悲しき主婦の性

なすの揚げびたしとフライドポテトをすることにした。

冷蔵庫を覘くと、あると思っていた鶏肉がなかった。大急ぎで買いに行き、ついでに最後のジャムづくりもしたいといちごをさがすがもう見つからない。

慌てて家に帰り、また調理に取り掛かる。

今日はキッチン滞在時間が長くて、ゆだってしまいそう。

揚げ物の途中でオットが帰宅。晩酌を始めるために冷蔵庫を開けて氷を出したり、なんだか思っていたように動けなくなってしまった。仕事から帰ってきたんだから文句を言うわけにはいかないが、ちょっと時間のタイミングが合わなかった。

グラタンを少しだけつまんでzoomにつなぐ。急に体が重く疲れが出ちゃった。顔に生気がないけど、まだ今からもう一度キッチンに立つのよ、しっかり。

しかも使ったお鍋や食器を片付ける前に時間になったから、もうビデオは無理。諦めた。

思った以上に声に張りがない。多分ささやき程度にしか聞こえないだろうな、音量だけはかなり大きめにしておこう。

Azuちゃんやすーさんの声が聞こえる、なんだかとっても懐かしい。iPhoneからというのが不思議なくらい近くに感じる。keikoちゃんの声もする。最近そういえばよく長電話するkeikoちゃん、いつでも暇だから、またお話しようね。

Azuちゃんの説明を聞きながら調理の手順をおさらいする。

お鍋になすと鶏肉を盛り付けてお米、スパイスと塩を入れた水を入れ、ふたをして炊く。水がなくなるまで炊いたところで15分くらい蒸らす。

事前の準備ができていたら、作り方は思ったよりも簡単で、スパイスさえあればどこでも本場の味が手軽に楽しめそうなイメージ。お水がなくなってきたらほくほくとした感じとスパイスの香りが立ち上る。

蒸らし時間に少しブレイクタイム。Azuちゃんから生きることについてのお話。生きる意味ってどんなことなのかってすぐに考え込んでしまう私には耳の痛い話でもあった。生きているだけでも幸せなのだから、今生かされている事実に感謝し、弱さもずるさも含め、自分そのものを受け入れることが大事だと、再確認し、言葉の重みをかみしめる。

しんみりとしたところで、そろそろ出来上がりの時間。

大抵ひっくり返したり盛り付けたりするのが緊張して苦手だけど、なぜか今回だけは驚くほどきれいに返せたのに自分でも驚いてしまった。思わず、これだけは画像を映し出そうと思って、ちらかったテーブルを見せてしまった。


スパイスの香りは食欲をそそる。パレスチナとスリランカコラボイベントに参加してからスリランカカレーを食べる機会が増え、スパイスが体に合うことに気づいた。刺激物はあまり得意ではないと思っていたのに、食べている途中で急に涼しくなったり、目の開きがよくなったり、頭がすっきりとしたり、不思議な感覚を味わう機会が多くなった。

どれが何に効いているとか細かいことは全く分からない。体感として、何とも言えない爽快感が体を駆け巡る感じは表現しづらいけれど、眠っていた細胞を起こされたような、香りが鼻腔を刺激して、口に食べ物が入った瞬間に用意スタートの掛け声で動き始めるような気分になる。元々お腹が空かない性質であるから、食べきれない不安が生まれがちだけど、スパイスのお料理は食べて体が生まれ変わっていく様子を実感できている。生きるために食べたものが、今私の体内で変化を起こし、血や肉になっていると感じる。

スパイスが私の体に変化を起こしているのは間違いない。これに気づくことが出来ただけでも収穫だと思う。さらに新しい味や香りが食生活を彩る日が近いかも。


イベント主催者のazuちゃんから思い出、そして人生につながるスパイスのことが話された。

思い出っていうのはどちら側から見るかで逆の意味合いに形を変えることもある。後々どんなにつらい思いに変わっていたとしても、その時の思い出を幸せなものとして思い出せたら、その時の思いは良いものとして残る。

スパイス自体は香りで味はしない。食感だけがある。塩を入れ、油で炒めるから味が生まれる。甘い思い出だけだったら、幸せを感じる事なんてできない。甘さが引き立つのはしょっぱい経験があるからこそ。

お腹が空かない割に料理は結構する方だと思う。我が家の食欲モンスターたちのおかげで、私も食事を抜くことなく食べるようになった。少しの量でもいっしょに食べたら栄養になっていると思う。生きようとする力が弱いわりに、サプリや薬で済まそうと思ったことはなく、野菜やお肉、お魚のいのちをいただいて生かされていると思っている。これは小さなころから変わらない私の考え。いいところなんじゃないかなって思ってる。


今回のイベントでは全員知っている人。時間とエネルギー配分がもっと上手にできていたら、顔も出してゆっくりお話しできたのに、あまりにもお疲れ顔で、途中から寝転んで話していたので声だけでごめんなさい。

あれから翌朝10時まで寝てしまう程、全力を出し切りました。

次はリアルでお話しながらお料理イベントができたら、さらに楽しめるだろうななんて思いつつ。

初めての味を楽しんで、生きることについてたくさん考えて、視点を変えたら私って幸せ者なのねって感じた日でした。


生きるのに必要な思い出、そしてスパイスと塩

同じ時間を共有した

Azuちゃん、すーさん、keikoちゃん 

また一つ新しい思い出が生まれました。

本当にありがとう。

去年の今頃とはまた違った出会いがある。

マイナスではなくプラスされているんだから。






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