「（わたしたち）生物から見た世界」川端真奈さん編
「（わたしたち）生物から見た世界」？
演劇公演『花の咲かない原因と対策』の宣伝文は以下のように公開しております。
「人間以外の生物における環世界／幽霊の環世界」を想像することで、私たちが認識している世界以外への関心および拡張を促そうと考えるための演劇公演。
Q1.ほとんどの生物は、知覚している環世界こそが世界の全てだと信じて生きている。ただ私たち人間は、自身が認識する以外の世界を”想像”することが出来るらしい？
Q2.どんな生物も死後、生前に対しての後悔などがあると幽霊になるらしい。つまりは人だけでなく、全ての植物・生物も幽霊になる可能性がある？
そこで今回は、「（わたしたち）生物から見た世界」と題しまして、
出演者の方々の"環世界"についてトークした模様を、記事としてお届けします。
それでは、トーク本編をご覧ください。
本編
三橋 こんにちは
宮ヶ原 こんにちは
三橋（写真左） 「（わたしたち）生物から見た世界」と題して俳優さんにお話を伺っていきます。本日のゲストは川端真奈さん（写真中央）です。よろしくお願いします。
宮ヶ原（写真右） よろしくお願いします。
三橋 川端さんとは前回「Terra Australis Incognita」の時もお話しさせていただいて、懐かしいなって感じですけれども、今回も10分間、テーマは新たに、またお話しできたらなと思います。よろしくお願いいたします。
川端 お願いします。
タイマースタート
三橋 今作は、環世界について取り扱っているんですけど、何が気になっているのかなとか、川端さんから見た世界の見え方とか、大袈裟にいうとなんですけどね、どう思ってるのかなっていうのをもしよかったらお伺いしたいなと。
川端 小さいとっかかりからもらってもいいですか。第一歩目のお題ください。
三橋 たとえば、Youtubeとか、動画とか見てます？
川端 見てます。
宮ヶ原 どんなものを見てるんですか？
川端 関ジャニ∞にハマりまして、ちょうど2021年3月の「Terra Australis Incognita」の時にガチガチにハマって、そっから続いてるんですよね。
三橋 じゃあもう一年くらい？
川端 そう、なんか急にきちゃって。
三橋 ハマるきっかけは？
川端 なんだったかな、ずっとちょいちょいバラエティとかで面白いなって思ってて、
三橋 関ジャムとか？
川端 関ジャムはいい番組。
三橋 そうね。
川端 で、なんだったかな、大倉くんの映画見て、大倉くんかっこいいって思って。
宮ヶ原 入りそこなんだ。
川端 そう、入りは大倉くんの顔です。
三橋 なんていう映画？
川端 「窮鼠はチーズの夢を見る」
宮ヶ原 聞いたことある。
川端 成田凌と大倉くんと二人の、
三橋 あー、あの！パートナーのやつ？二人が。
川端 そうです。
三橋 そこきっかけだったんだ。
川端 そう、そこでかっこいいって思ってから、関ジャニ∞クロニクルとか、関ジャムとか、関ジャニの冠のバラエティとかよく見出して、「え、かっこいい、関ジャニいいやんってなって。」
三橋 そっから箱に行くんだ。
川端 そうですね。それこそ、ちょっと良くないですけど、TikTokとかにめちゃめちゃライブの切り抜きとかあって、そういうのがブワーって流れてきて。「え、かっこいい、え、好き」って安田くんに落ちたんですよ。
三橋 あれ、
宮ヶ原 どこで？ライブ？
川端 ライブかな。
三橋 大倉くん→箱→安田くんなんだ。
川端 大倉くんとよく絡むのが安田くんで。絡みが多くて、
三橋 なるほど。
川端 二人の絡み、めっちゃかわいいって思ってたら、いつの間にか安田くんのことが好きになっていた。
三橋 クラスみたいだな。
宮ヶ原 なるほど。
川端 結構私、そういう落ち方が多くて、クラスってよりは、好きな漫画とかアニメのキャラクターとかも、最初に好きになったキャラクターとセットみたいな、仲良しグループみたいなのの、こっちを好きってなることが多くて。
三橋 それは本当に自分の視点だね。
宮ヶ原 あれなのかな、「自分が好きだなって思った人に一番愛されているお前、ええやん」ってことなのかな。
三橋 自分を投影し始めていって、みたいな？
宮ヶ原 そういうことじゃないの？「その人と一番仲良いあなた、すごいわかります、好きです」ってこと。
三橋 それってすごいね。無意識にそうなってるのかもしれないし、そうじゃないかもしれないけれど、とにかくすごいね。
川端 安田くんの場合だと、本当に、お顔的にはちゃんと考えると大倉くんの方がタイプなんですよ。ただ人間性とか含めて、安田くんが素晴らしすぎた。
宮ヶ原 気づいちゃったんだ。
三橋 一番好きな人を見てて、その人の一番近くにいる人の人柄の素晴らしさに惹かれちゃったんだな。
宮ヶ原 恋やん。
川端 恋って大事だなと思いますよね。なんでもいいですけど、何かに恋している活力。
宮ヶ原 嶋村さんとの話で出た、「推し」っていう感情でもあると思うんだけど。それって結構「応援したい！」みたいな意味が強い気がしていて。でも、それよりもお話し聞いてると「恋」じゃん。「恋」と「推し」ってどうなの？一緒なの？一応。
川端 いや〜、なんか自分を介入し出したら恋ですね。
三橋 あ、自分とその相手？
川端 それにおいては、本当に片想いを徹底できてたらギリ「推し」なんじゃないかと。本当にこの人が好きで、この人がこんなことをしたら嫌だ、とかになってくると「恋」になってくるし。
宮ヶ原 否定しちゃダメってことか、相手を。「推す」ってことは。
川端 例えば自分の推しが、ドラマで主演をしていて、キスシーンがありますっていうのを許せるか、許せないか。
宮ヶ原 でも結構許せないんじゃない？みんな。
川端 結構19、20くらいの子で、本当にアイドルを身近な存在だと思っている人たちって、割と本当に大好きだから、他の女の子と、例えドラマであっても絡んでいるのを見たくない、見られないみたいな。
三橋 は〜
川端 もうそれは、「推し」ともいうし、「恋」ともいう。
三橋 でも、恋だね。なんかすごい、「推し」ってもっと干渉しないというか、その人の活躍全てを応援するもんだと思ってたから、それも「推し」に含まれるんだね。
宮ヶ原 それは本当になんだろう、すごい、いいファンだよね。
三橋 全部応援できたら？
宮ヶ原 うん。
三橋 お相手が出てきてその人と関係するシーンを、推しが行うのを嫌になるのもわかるけど、でも、それは恋だよね。自分のものにしたいんだもんね。自分のものというか、独占欲がすごいよね。
川端 その状態が、「リアコ拗らせてしんどい」っていう。
三橋 なるほどね〜リアコね、同担拒否だよね、本当に。
宮ヶ原 いますよね、たくさんね。
三橋 この間、ピカチュウの同担拒否がいて、無理があるだろうと思ったな。何億人相手にするんだよって。や、同担拒否ってでも、苦しいよね。
宮ヶ原 苦しくなっちゃうだけだよね。でも、もう恋に落ちてるんだから、盲目ですからね。
川端 同担拒否とか、結局偶像なんですよね。だから同担さんと一緒にいると見ているものが違ったりする。私の見ているこの人じゃないこの人が好きなのかって。
三橋 はえ。
川端 「Aくんのここが好きでファンになりました」、「私もAくんのことが好きなんです。こういうところがあっていいですよね」、「え、そんなところはないです」みたいな。
宮ヶ原 もう、妄想がすごいんだ。
川端 妄想っていうか、キャラクターづけ？
宮ヶ原 怖い、すごいね。
川端 可愛い系の人がいたとして、「この人の実は男らしいところが好き」みたいな。
三橋 なるほど。
川端 そんなのを、例えば一言言った中での解釈としてそれを出してきたら、
三橋 古典戯曲の演出みたい
川端 それこそ、ジャニーズとかの規制が厳しいところだと、本当に推しが骨折していることも後で聞かされるみたいなことがあるので。そういうキャラクターのために。
三橋 そんなことあったの？
川端 そうです。
三橋 なるほど。妄想膨らむよね。
川端 そう
三橋 へ〜ファンによって全然見え方が違うのね
宮ヶ原 色々介入してるね、いろんな人の思惑というか、考え方がね
三橋 その人のアイドル像って無限だね。面白い。
タイマーがなる
三橋 お、それでは10分経ったので今回はここで終わりにしたいと思います。本日のゲストは川端真奈さんでした。
宮ヶ原 ありがとうございました。
川端 ありがとうございました。
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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【販売中】
譜面絵画 vol.12『花の咲かない原因と対策』
【会場】
アトリエ春風舎
【日時】
6月23日(木) 19:00★
6月24日(金) 19:00★
6月25日(土) 14:00★／18:00
6月26日(日) 13:00★／17:00
※受付開始、開場は開演の20分前
※上演時間は約50分を予定
【アフタートーク】
6月23日(木) 19:00 河野桃子（ライター・インタビュアーなど）・山﨑健太（批評家・ドラマトゥルクなど）
6月24日(金) 19:00 綾門優季（青年団リンク キュイ・青年団演出部）・中野成樹（中野成樹＋フランケンズ）
6月25日(土) 14:00 出演者全員（宮ヶ原萌・川端真奈・嶋村桜・高橋星音）
6月26日(日) 13:00 児玉健吾（かまどキッチン）・中島梓織（いいへんじ）
【出演】
宮ヶ原萌（譜面絵画）
川端真奈
嶋村桜（三輪舎）
高橋星音（無名塾）
【スタッフ】
脚本・演出・宣伝美術 三橋亮太（譜面絵画／青年団演出部）
舞台監督 島田曜蔵（青年団）
照明 緒方稔記（黒猿）
音響プラン 深澤大青（しあわせ学級崩壊）
音響オペレート 保延優希
制作 大川あやの（譜面絵画）
制作 河﨑正太郎（譜面絵画）
制作補佐 落合比奈
制作補助 小見朋生（譜面絵画）
協力 黒猿／三輪舎／しあわせ学級崩壊／青年団／無名塾
【チケット】
全席自由席
◎一般 3000円
◎U-25または学生 2500円
▼ご購入はこちらから▼（※事前精算のみのお取り扱いです。）
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