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絵本とコンテンツの段/金曜日「絵本たちのいるところ」2022.3.25/譜面合間日誌(平日)

こんにちは。
「譜面合間日誌」金曜日担当の河﨑です。
「絵本たちのいるところ」という記事を(途中かなり休みながら)一年と少し続けて参りました。
いよいよ今回が最終回となります。
最終回となる今回は、月曜日「これからのコンテンツの話をしてる」とのコラボ企画となります。

コンテンツがテーマということで、絵本という媒体からさまざまなコンテンツに派生していった例をご紹介しようと思います。

そんなわけで、今回紹介する作品はこちらです。

急行「北極号」
作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:あすなろ書房
発行日:2003年

あらすじは以下の通りです。

 雪の降るクリスマスイブ、サンタクロースを信じる僕のもとに現れたのはま真っ白な蒸気に包まれた汽車、急行「北極号」。その不思議な汽車に乗り込むと、車内は僕みたいなパジャマ姿の子どもたちでいっぱいだった。こうして、「北極号」の幻想的な旅が始まった。
 冷え冷えとした暗い森を抜け、月をかすめそうなほどの高い山を越えて汽車は北へ北へと進み、到着した所は北極点。そこではクリスマスのおもちゃが全部作られている。そして、サンタクロースから選ばれた一人の子どもが「クリスマスプレゼントの第一号」を手渡されるという……。


非常に緻密かつ雄大な絵が特徴の名作絵本です。
クリスマスという絵本にしやすいイベントの中でも頭ひとつ抜けているタイトルです。

さて、そんなこちらの絵本ですが、『ポーラー・エクスプレス』というタイトルで2004年に映画化されております。

監督はなんとあの『バックトゥーザ・フューチャー』の監督でお馴染みのロバート・ゼメキスさんです。

主演はみんな大好きトム・ハンクスさん
劇中では歌って踊って大活躍です。

過去の記事で紹介したタイトルでも、『かいじゅうたちのいるところ』『シュレック』など絵本が原案となり映画化されその後あらゆるコンテンツへの広がりを見せる例はいくつもあります。

その多くは、絵本の中から重要なエッセンスを抽出し、大筋はなぞりながらオリジナルの要素を付け加えるケースが非常に多いです。(絵本のストーリーだけでは時間が持ちませんからね)
絵本原作映画というのは、そのせいもあってかどこか掴みどころがなく不思議な感触の映画が多めとなっております。
(私はそんな歪さも大好きですが)

みなさんの身近にもいろんなコンテンツへの架け橋が存在するかもしれませんね。

それでは。お元気で。
良い週末を。
またお会いする日まで。

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