見出し画像

ポール・コックス展

1月5日水曜日

前々から大ファンのポール・コックスの展示を観に
板橋区立美術館へ。

前々から知ってはいるもののあまりの遠さに尻込みしていた美術館だったけれど、行ってしまえば
わりとアクセス良好だった。むしろ世田谷美術館の方がよほど駅から遠い。
都営三田線の終点西高島平駅から徒歩15分。
駅から一本道だし、空は広いし、天気が良くて、気持ちよく歩いていい運動になった。

展示自体も素晴らしかった。
2017年に作品集が出版されてたのか。
知らなかった。(帰りに購入)
展示スペース自体は狭いけれど、
ほとんどの彼の仕事を網羅する内容。

大きなポスターが圧巻!家にもほしい!貼りたい!

実は私も、ポール・コックスのポスターを一枚だけ持っていて、
昔G8で2015年に「ローラースケープ」の展示をしたときに
買ったB全のポスター。とても気に入っていてずっと洗面所に貼っている。

あー!一枚でも売ってたら買いたかった!

そして彼の仕事の最新作で、去年出版された
日本の神話の絵本が展示されていた。
知らなかった。

4冊出てたけど、「いなばのしろうさぎ」
の一冊だけ購入。
仕事が来るごとにちまちま買い足す励みにしよう。

制作過程のスケッチも見られて嬉しかった。

そして、日々仕事とは関係なく描いている風景画が
素晴らしかった。

モネの睡蓮を現代的に解釈しているシリーズもあり。
とにかく色が、色面の構成が素晴らしい



睡蓮感じるシリーズ




いつも美術館に行って、その場では興奮して写真を撮っても、
全然見返さないんだけど、
こうしてブログに貼っとければいいんだな、
と途中から気がついて
引くぐらいバシバシ撮ってしまった。
それにしても写真下手くそだな。

とにかく隅から隅まで素晴らしかった。
大好きだなあ。

以前展示で来日された時に、ミーハーにも
サインをもらい、おまけにアトリエの住所まで
教えてもらったことがある。

サインを描いてもらった本と同じもの


いつか住所を訪ねる日がくるのだろうか。
フランスの仕事とかして。夢だ。

お楽しみコーナーで、
絵しりとりのオブジェを自分で動かして作ることができる所があった。

絵しりとりのオブジェ
自分の名前作れちゃう
これは「ふ」「る」「た」「に」

これを作ってて思いついた。
いつも何か自分でもオリジナルを描かないとと思いつつ、主義主張もないもんで、
なにも思いつかないんだけど、
そうだ。真似して
「あ」からひらがなを五十音題材にして
絵を描いてみよう。

と描いた絵がこちら

「あ」の「あしあと」


とにかくポートフォリオを作らにゃ
海外への進出もないということで、
このシリーズを描きためてポートフォリオにしよう。

色々な画材で描き方に囚われず自由に描いていて
のびのびしててとってもとっても素晴らしかった。

むかし水丸先生が(むかし安西水丸先生のイラストレーションの塾に通っていた)
「その絵を見て自分も描きたくなるのが良い絵」
と言っていたのを思い出した。
まさにその通りの絵だった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?