見出し画像

【小説】私は空き家(吹田市築53年)エピローグ

エピローグ

空き家となった実家。
家族とはいえ、それぞれの考え方や想い、境遇の違いから、相続人たちの争いの原因となることもある。

本件はその後、『換価分割かんかぶんかつであること』を明記した「遺産分割協議書いさんぶんかつきょうぎしょ」を作成した上で、長女のナツミさんへと登記名義を移転。
ナツミさんを売主、不動産業者を買主とする売買契約書を締結ていけつし、実家である空き家を売却した。
そして売却で得た金銭より、登記費用など掛かった経費を差し引いた売却益を、きょうだい3人で等分した。

売却後、空き家は解体され、更地さらちとなった土地は宅地として売りに出されている。
またこの土地で、新たな家族と家が『家族の歴史』を築いていくだろう。


4

『私は空き家』とは
「空き家」視点の小説を通じて、【株式会社フル・プラス】の空き家活用事業をご紹介いたします。
※『私は空き家』はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。


この記事が参加している募集

眠れない夜に