【乃木坂46】31stシングルのフォーメーションで思うこと。【♪ここにはないもの】
2022年11月5日にYouTubeチャンネル「乃木坂配信中」にて、12月7日に発売される31枚目シングル「ここにはないもの」のパフォーマンス初披露が生配信で行われ、翌日6日に放送された乃木坂工事中にてフォーメーションが発表された。
前回の30th「好きというのはロックだぜ!」のフォーメーションからの変動は以下の通り。
前作(30th「好きというのはロックだぜ!」)のフォーメーションは、前から5-6-8の19人。
今回のフォーメーションは前から5-6-7の18人となった。
美声を引っ提げていざ選抜へ。 林 瑠奈
過去のアンダーライブや乃木坂スター誕生ライブでも、美声で存在感を残してきた林瑠奈が、ついに選抜の座を掴んだ。
本人はそう語るが、その努力は我々ファンには身に沁みるほどよく分かっているはずだ。それを象徴するのが今年の真夏の全国ツアーだったと私は思う。
中盤のアコースティックパートでは、神宮の夜空に美声を響き渡らせ、後輩の涙を誘っていたのが印象に残っている。それほどの印象を植え付けた林の美声で、偉大なる先輩の最後を華々しく飾ってもらいたいものだ。
憧れの先輩の跡を追って選抜復帰 阪口 珠美
5日の楽曲初披露生配信でのサプライズは、阪口珠美の選抜復帰だと思う。阪口の選抜は、初選抜となった23th「Sing Out!」以来8作ぶり2度目、年月にして3年7ヶ月ぶりとなった。
前回の選抜時から阪口は、自身初のアンダーセンターや憧れの先輩の卒業など、乗り越えるべくして乗り越えた壁がたくさんあると思う。
そして、このタイミングでの選抜復帰は、その憧れの人の跡を追うようにして掴んだものと思わずにはいられない。憧れの先輩に成長を見せるために、さらなる存在感を見せつけてゆく。
いざ、華麗なるフィナーレへ。齋藤 飛鳥
そして今作のセンターは今作での卒業を発表した齋藤飛鳥。飛鳥のセンターは、シングルでは23th「Sing Out!」以来8作ぶり5度目のセンター(♪Route 246含む) 。1期のセンターは25th「しあわせの保護色」の白石麻衣以来6作ぶり、卒業メンバーが卒業シングルでセンターを張るのも「しあわせの保護色」以来となる。
グループ創成期は、ひたすらにもがき続けた13歳の少女は、11年経った今では我らのエースとして、一つの時代を作るまで成長した。その物語もこれが最終章。本人はあくまで、他のメンバーの姿を見てもらいたいとコメントしているが、それも実に飛鳥らしい。
いざ、華麗なるフィナーレへ。グループを様々な角度から支えてきた齋藤飛鳥の最終章がここに始まった。
これはおめでたい! 鈴木絢音の福神入り
鈴木絢音推しの私として、触れなければならないのが、鈴木の自身初の福神入りである。今になっては唯一の2期生となった鈴木も、最初は研究生(ボーダー組)からのスタートと、決して恵まれた環境とは言えなかった。それでもひたすらに進み続け、アンダーセンターから選抜へ、アンダーとの経験を繰り返しながら、28th「君に叱られた」で再び選抜の座を掴み、ついに福神のへ登り詰めた。
誰よりも時間はかかったが、ついに掴んだ福神の場所。絢音ちゃんには思いっきり楽しんでもらいたいものだ。
なぜ1枠減らした???
最後にどうしても気になっていることだけ。前述したが、今回は前作の19人から1枠減った18人に。そして、選抜から漏れたのが3期生の佐藤楓である。
11/5の初披露生配信には楓の姿はなかったが、これは翌日に鹿児島県で行われた「全日本大学駅伝対校選手権大会」のために前日に鹿児島へ前乗りしたために参加ができなかったのかと思えたし、そう思いたかった。が、蓋を開けてみればまさかの選抜落ちという結果になってしまった。これを本人がどう思っているかは本人のみぞ知ることなので深くは掘り下げないでおくが、私には疑問が残る。前作からの変動は3人抜けて(樋口、清宮、掛橋)3人入った(林、早川、阪口)のだから、楓は引き続き選抜として活動するのでも良かったのかもしれない。
あくまでも私の推測ではあるが、こうなった理由としてアンダーメンバーの人数が理由かもしれない。今作のアンダーは楓を入れない場合は9名となり、史上初のアンダーメンバーが1桁人数となってしまう。「だったら5期を入れればいいじゃないか」という声も上がるのもわかるのだが、5期にアンダーの活動を踏ませるのは、時期尚早感が否めない。ならば、選抜から1人戻してアンダーの濃密さを増やそうという目的があると私は読んだ。
ここにきて選抜落ちを経験した楓。しかし私には「アンダーを経験したメンバーは必ず強くなって選抜に帰ってくる」という持論がある。楓が選抜で再び輝く時は必ずやってくる。そう信じて31stの活動も負けずに強く頑張ってもらいたいと願っている。
さいごに
今回は、史上稀に見る選抜発表前に新曲初披露という異例の形が取られたが、それでも飛鳥の最後にうってつけな楽曲そしてパフォーマンスであったと思う。飛鳥に有終の美を。この31stは素晴らしいものになることは間違い無いだろう。