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映画『キリエのうた』×本と映画と

映画原作本はアイナを聴くため『キリエのうた』を読み、映画館に行ってきました。

原作本については、
岩井俊二監督作品が好きな方は、原作本読まずに先に映画観るのも良いかもですが、
そうでないなら、先に原作本を読んでから鑑賞した方が良いっ!と思いました。
ちなみにわたしはアイナ目当てなので後者です。

音楽映画『キリエのうた』

東日本大震災〜現在を巡る、キリエ(路花)とイッコ(真緖里)と夏彦と希のお話。

主は、キリエとイッコの心の絆のお話なのかなと思います。 

夏彦と希は、キリエが歌うことになるバックボーン的なところになるのかな?と思いました。

↓登場人物や作品詳細はコチラ
(音楽映画だったのか!とこのサイトをみて知った)



・原作本『キリエのうた』を読む

原作本はとても読みやすく、心が切なくなったり、感動したり、そういうのはなくて、するすると読めました。
映像だとどうなるかな?
アイナはどんなふうに歌うかな?
とかそんな感じで読み終えました。
(本当にアイナ目当てすぎて読書感想文ではないです。)

・映画『キリエのうた』を観る

この作品は、観る人の『視点(着目点)』によって感想ががらりと変わる作品だと思ったのでわたしの映画の感想は詳しくは書きませんが、岩井俊二監督の世界観が好きな方には、おすすめです。
劇中の美しい風景、ありきたりな日常の片すみの少女たちの刹那的な美しさ、アイナ(キリエ・路花)の歌声、そして、広瀬すずさん(イッコ・真緖里)、岩井節炸裂だなと思いました。

わたしが映画を観て印象に残ったのは、
黒木華さんの風美(小学校教師)が温かく優しく、
子供時代のキリエ(イワン=る花・小3くらい)がはかなくかわいらしく、大阪の路上ミュージシャンと歌うエンディングの曲がよかったです。ちょい役さんもすごく豪華でした。


・原作本と映画鑑賞

映画は、現在・震災数年後・震災前後・現在と、とにかく時をくるくる巡るので、本を読んでから観る、もしくは、映画を観てから本を読んだほうがストーリーがわかりやすいです!
3時間という長めの映画で、劇中、時間が巡り巡るので話の迷子になってしまうかも。

原作本は岩井俊二監督が書かれているので、映画に忠実な物語になっているし、映画ほど時を巡らないので読みやすいし、読んだほうがすっきりと映画鑑賞ができるんじゃないかなと思います。

余談ですが、
『キリエ』のイントネーションが、自分が頭で読んでた『キリエ』と違っててびっくりしました。
わたしは『かずこ』みたいなイントネーションで読んでました。『本読んでから映像観るあるある』です。


・最後に

ネタバレ、、にはならないと思うんですが、、
原作本には、キリエとイッコのその後がぼんやりと書かれています。映画で最後にほんのちょっと出てくる女性によって書かれたものです。
これから観に行かれる方、また、観た方も、原作本、手にとってみてはいかがでしょうか。

映画上映してるので店頭カバーはフルオビ(キリエ×イッコ)が並んでますが、通常表紙はこちら。
映画のイメージカラー・ブルーが鮮やか。


noteのテーマは、
まちに本屋さんがある世界
なので、記事を読んで本屋さんで本を手にとっていただけたらうれしいです。



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