メンヘラ恋愛の出口
前回の記事が割と好評だったので再び恋愛のことをお話ししようと思う。
「メンヘラ」という言葉が私のその時代にはなかったけれど
今思うと私は「ミス・メンヘラ」というコンテストがあったら
ぶっちぎりのグランプリになるに違いないほど
ズブズブのメンヘラちゃんだった。
メンヘラはなりたくてなるわけではない。
生まれつきというか生活環境だったり
色々な事があってそうなってしまう。
私は恵まれた環境に生まれ育ったものの
両親からの愛情という意味では深く愛されたという記憶があまりなかった。
特に父親からの愛情が薄く、恐らくその穴を埋めるべく
甘い言葉で誘惑されると弱かったのだと思う。
これは多分今でも弱いような気がするけれど…w
私が好きになる男性は決まって褒め上手な人が多かった。
「可愛い!」
「綺麗だね!」
「スタイル抜群だね!」
はお約束。
「優しいね」
「気遣い素晴らしいね」
「笑顔が素敵だね」
ととにかく褒めシャワーが止まらない。
ちょっと前髪を切っただけでも
「前も良かったけど更に可愛くなったね」
と言ってくる。
当時は
「いやん❤️私のことしっかりみてくれてうれしい✨」
って思ってたけど
そういう人は呼吸をするように女性を褒められることが
経験を積み重ねていくうちによ〜〜〜くわかった。
きっと男性の方も何かしら勉強していて
男性誌か何かに書いてあるんだろう。
「モテる男は褒めまくっている!」
的なw
そうやって褒められると
やっぱり純粋に嬉しくなってしまうもの。
女の子ってやっぱりお姫様願望があるから
チヤホヤされたくなっちゃうのよね。
でもそうやって褒めシャワーをガンガン浴びせてくる男性に限って
割と早い段階でその勢いはおさまる。
あれっ、シャワー古くなった?
おかしいな…
ってな感じになるw
情熱を継続するのは難しい。
最初の頃は手に入れたくて必死に無理をしているだけなのだ。
いざ手に入るとそこからは「安心」のフェーズに入っていく。
その「安心」のフェーズが女性から見ると
「冷めた」ように見えてしまう。
当時の私もそうだった。
そこから一気にメンヘラワールド突入となる。
不安になった私は以前のように褒めてもらいたくて
必死に尽くす。
あれこれ世話を焼き
彼が過ごし易いように
彼が楽しくなれるように
必死で動く。
奉公でも出たのかと思うくらいに……。
おしんもびっくりである。
こうなったら最後。
いつの間にか立場は逆転。
彼は頑張らなくなりより一層、雑に扱われるようになるのだ。
だって頑張らなくても胡座をかいていても
彼女があれこれ世話を焼いてくれたら
もう完全にこの女は手に入ったと思ってしまうものね。
つまらなくなって浮気もしたくなってしまうのだと思う。
大好きだと言われ続けて
振り向いた途端、立場が逆転して落ち込んでいる人に届けたい。
彼は
「自分のことを大切に生きている
あなたを好きになった」
のだと。
自分の奴隷化している目の前の女性を見て
あんなに好きだったのにな…とがっかりしているのだ。
彼に尽くす時間があったら
エステに行きなさい。
美容院に行きなさい。
お料理を学びなさい。
ダイエットしなさい。
沢山の本を読んで知識を身につけなさい。
仕事を頑張ってお金を稼ぎなさい。
お料理学んだら彼に作ってあげたくなっちゃった❤️
という気持ちはよ〜〜くわかります。
でもそれはとっておきの時に取っておくんです。
頼まれもしないのに作るべきではありません。
自発的にあれこれ世話を焼いているのも
「彼が好きだからやってあげたいんだもん。」
「そのことこそが幸せなんだもん。」
と思われるかもしれません。
若い頃の私がまさにそうだった。
でも…
見返り…求めてませんか?
美味しいお料理を作ったら彼が死ぬほど喜んでくれる。
こんな彼女と結婚したいと思ってプロポーズされる。
そんなに簡単ではない。
お料理を作るなとは言いません。
でも極端な話、彼が無反応でも
自分が作りたかったから作ったというメンタルじゃないと
奴隷化してしまう。
自分が自分の為にアップグレードを目指す。
これこそがメンヘラちゃん脱却術。
彼しかいない。
という呪いは誰もがかかるものだと思います。
でも思い出してください。
彼だけではないんです。
絶対に!!!!!!
彼しかいないという呪いにかかっているだけ。
尽くせば尽くすほど彼の心は離れていく。
恋愛は疲弊する為にするのではなく
幸せに満ち溢れるからするものなのだ。
ということを胸に刻んでほしい。
特に今の時代は
自立している女性がとにかくモテる。
あ〜過去の私に話してあげたい…
くぅぅぅぅぅ
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