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安いモノが増える。収入が上がりにくくなる。

経済のお話です。

(最近、真面目な記事とふざけた記事の差が激しくすみません。真面目な記事です)

「500円でランチが食べられる!」

「セールでもないのに安く買える!」

こんな風にモノの値段が安いと、消費者としては嬉しい限りですよね。

でも、ちょっと立ち止まってみてください。

そして考えてみてください。

お金の流れを。

企業努力でモノ値段が下がっているのなら、その努力は何にどれくらいかけられているでしょうか。

広告宣伝費、人件費、運搬費などの販管費を削減するような努力かもしれません。

商品や材料を仕入れる際にかかる売上原価を安くするような努力かもしれません。

人件費を抑えるとなると、少数精鋭か安い給料で複数人を雇うことが考えられます。

また、安く材料を仕入れるとなると、仕入れ先に安くするよう交渉していることが考えられます。大量仕入で安くするということはよくある話です。

いずれにせよ、企業努力で安く提供するために、どこかしらが安くしなければならないという流れが出来るのです。

この場合、薄利多売で沢山売れ続け、売上が上がり続ければ働く人の収入も上がるかと思います。

ただ、なかなかそううまくいきません。大概、安ければ売れるという流れに乗って競合となる企業が現れ、さらに安い価格でモノを提供し始めます。

その流れに乗るべく、これまで安く提供していた企業がさらに価格を安くします。

これにより、販管費や売上原価に関わるところも安くされてしまうのです。

そして、モノとお金の流れは経済という形で繋がっていますので、回り回って私たちにも影響が出てきます。

私たちの収入も下手すれば下がります。下がらずとも、上がりにくくなることもあり得ます。

これが、安いモノが増えると給料が上がりにくくなるということです。

社会全体で収入を上げるためにするべきことは、価格を下げる争いをあちこちで起こすのではなく、付加価値を正しく付すことによって価格を上げるよう動くべきだと思います。

自分の収入が思ったより上がりづらいのは、300円代で牛丼をいつも食べられる環境にあるからとも言えます。(私はありがたく食べていますが……)

500円でライスおかわり自由のランチが食べられるからかもしれません。

100円でたまごを買えるからかもしれません。(たまごの物価はどんな時代もほぼ一定となっているのであれですが)

あなたも、ちゃんとした記事を書いたときは無料ではなく有料にして売り出すほうがいいかもしれないです。

付加価値を含めて高いモノを増やして、世の中全体の収入が上がるといいですね。



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