1本のデニムに魅せられて "orslow"
先週末頃から急激に冷え込みました。
衣替えが全くできておらず大慌て状態です。
秋冬の服に対する物欲は順調に高まってきています。
本来は衣替えをして手持ちの服を把握してから買い物するのが一番いいのだとは思いますが・・・。
さて、今回は今年購入したorslowのPWプルオーバージャケットについて紹介させて頂きます。
orslowとは
2005年に兵庫県の西宮スタートした国産デニムブランドで、今ではデニムに限らずワーク・ミリタリーテイストの商品の取り扱いもあります。
以下の公式サイトのブランド紹介にある通り、コンセプトは「年代物/定番品のニューベーシック」です。
originalityのある服を吟味しもの創りする。
めまぐるしい速さで流れていくファッションの世界で、ゆっくりと進みながら自分らしさを見つめ直していく。19〜20世紀に誕生した衣類、特にワーク・ミリタリーから派生する衣類は、作業着に限らずファッションとして多くの人たちに愛され、今現代もなおベーシックウェアとして支持され続けています。そういった永遠の定番服を私たちのフィルターを通してslowにデザインしていく。手から生み出されるぬくもりを大切に、細部に至るまでこだわったクオリティーの高いもの造りを目指しています。
参照:orslow公式より
デザイナーの中津一郎氏は彼自身もデニムやヴィンテージ愛好家。
デザインに対する細部へのこだわりから、企画/パターン/サンプル縫製までを自社アトリエで行っています。
1本のデニムに魅せられて
中津氏がデニムを好きになったきっかけが6歳のときに母親に買ってもらったデニムオーバーオールで、経年変化していく素材に興味を持ったとのこと。この1本に魅せられ、デニムの世界にのめり込んでいきました。
6歳で経年変化とその素材に興味を持つってどんな子供なんでしょうか・・・。きっと感性が根本的に違うんでしょうね。
高校時代には大阪のアメ村まで足を運ぶようになり、そこでアメリカ製のヴィンテージの存在を知り、高校卒業後には本場のヴィンテージをこの目で見たいとアメリカへ飛び立ちました。すごい行動力です。
1年半後に帰国して服飾の専門学校に入学して服作りを学び、卒業後はデニムの一大産地である岡山の児島にあるデニムメーカーへ就職。
それがなんと6歳のときに出会ったデニムのオーバーオールをつくったメーカーでした。そのメーカーで経験を積み独立へと至りました。
まさにデニムに魅せられ、デニムとともに歩んだ人生。
だからこそ世の中から認められるデニムブランドになったのだと思います。
PWプルオーバージャケット
今回購入したのがブランドの代名詞であるデニム素材でつくられたプルオーバージャケット。
1940年代頃まで採用されていた、US.ARMYのプルオーバージャケットをベースにしています。当時、捕虜になった兵士に着せていたことからPW(Prisoner of War)とステンシルが入るものがヴィンテージでは多数存在しているモデルでもあります。
個人的には少しキレイ目に落とし込みたいのでステンシルは無いくらいでちょうどいいです。
また、フロントに施された両胸の大きなポケットも特徴的なデザインの1つ。最近は様々なブランドのシャツでもこのデザインのポケットをよく見ます。
画像引用:Hi-smile
デニムに限らずワーク・ミリタリーテイストの商品が好きな方にはおすすめのブランドです。
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