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あつ森から縄文好きを探してみた

あつまれどうぶつの森(以下あつ森)をプレイしていると思わないですか?自分に近い島開発をしている人を探しだして、その島を覗いてみたいという欲求。この夏から、あつ森を通して縄文好きを探す自由研究をやってみたので報告する。

あつ森の中の縄文人口って

縄文が好きって公言している方は案外多い。芸能人で言えば井浦新さん、藤岡みなみさん、片桐仁さん、などなど。根拠は全くないが、5千人に1人ぐらいは縄文好きはいるだろうと思っている。日本の人口1.265億人と考えるとで62万人ぐらいが縄文好きになる計算だ。

あつ森は9月時点で800万本国内で売れているらしい。さきほどのざっくり計算を当てはめると、あつ森プレイヤーで縄文好きは4万人となる。その中で島作りに精を出す人は10%程度(根拠なし)と考えると、全国で4千人が縄文の島を作っているのだ。僕はこの4千人をあつ森縄文人と定義することにした。

4千人もいれば誰かしらネットで自分の島紹介して、「じょーも島」に近い縄文テイストの島を見つけだすのは簡単なのではと考えていた。そして調べるじゃないですか・・

あつ森 縄文」 って。

いないんですよ。これが・・4千人のあつ森縄文人は何してるんだって。少しはSNSで発信しようよ!と。任天堂も遮光器土偶とか石斧など、素晴らしい縄文アイテムを用意してるじゃんと。Where are ACNH Jomon people?

結論から言えば、あつ森で縄文島を作っている人は皆無でした。(古墳を作ってる島は結構発見できました)

「ゆめみ」現る

7月30日、アップデートVer1.4.0で「ゆめみ」が登場した。これは夢の中でほかの人の島をいつでも自由に観光できる機能で、夢番地という島の住所を登録することで、自分の島も他の人から見てもらうことが可能となった。

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そこで考えた。「じょーも島」を夢見で見れるようにしておけば、僕と同じ「あつ森縄文好き」が引っかかって来るんじゃないかと。だって僕の計算ではあつ森界には4千人のあつ森縄文人がいるのだから。ちょうどお盆の時期、今年はコロナ自粛で暇していたので、タイトルにもあるように「あつ森から縄文好きを探し出す」自由研究を試みたのである。

あつ森掲示板

問題は、どうやって隠れあつ森縄文人を見つけ出すかということだ。調べていく中であつ森の攻略サイトの中の「夢見掲示板」という存在を知った。4つぐらい有名なところがあって早速登録してみた。他の人の書き込む内容を見ると、自分の島の見どころを熱くアピールし、紹介写真ももキラキラしていた。僕はどちらかと言えばキラキラに振舞えないタイプだ。だからシンプルに縄文を訴えていくスタイルした。それがコチラ。

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ダイレクトかつシンプルに隠れているだろうあつ森縄文人に訴えた。ところが掲示板では、キラキラ紹介島に対しては「素敵でしたー」「おしゃれで真似したくなります~」と褒めたたえる書き込みが踊っていたが、僕の「じょーも島」は全くもって無反応だった。掲示板には今も昔もいる「荒らし」的な輩もいて、いろんな島紹介に噛みついていたが、僕の島紹介には全くリアクションすらなかった。ヘイトすら寄り付かないのである。

「あれ?世の中って縄文時代に全く興味ない??」

2年前に華々しい縄文展が東京国立博物館で開催され、今も縄文ブームかと思っていたけど、皆さん興味ないのですか?そんな感じだった。

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数日後、今度は古墳時代好きにも範囲を拡大して古墳の写真付きで投稿した。やっぱり無反応だった。あつ森の世界では「リゾート」「ディズニー」「鬼滅系」「北欧風」「ホラー系」が正義であった。考古系の島は、場違いの何物でもなかった。例えるなら、USJで郷土資料館があるみたいなものである。求められているベクトルが全く違うと痛感した。

なので夏のあつ森自由研究は3日でひっそりと終了した。

神ゲー攻略で紹介される

島訪問者の数はスマホアプリで確認ができるのだが、忘れたころにチェックしたら、200人ぐらい見てくれていた。「あれ?」と思って確認したら、なんと「神ゲー攻略」サイトに人気の夢番地として紹介されていたのである。

人気?誰に?みたいな感じで、もはや心が荒み切っていたが、純粋に嬉しかった。それは神ゲーの担当者が「じょーも島」に来てくれて、何か感じてくれたからなんだと思う。紹介されている記事がコチラだ。

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おわかりだろうか。珍しい景観の島を探している方におすすめとある。縄文は珍しいのであった。あつ森界の珍品が「じょーも島」である。江戸時代に遮光器土偶が亀ヶ岡の珍品と呼ばれていたように悪い気がしなかった。きっと蓑虫山人も同意してくれるに違いない。

気が付けば10月には訪問者が500人を超えていた。けれども本来の目的であるあつ森縄文人に出会えていない寂しさがあった。人数だけでは「縄文好きの共感」は味わえないと。

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noteで「あつ森で縄文」を連載開始・・そして

noteに関しては、文章を書く練習かなと思って始めた。あつ森縄文人探しもなんか中途半端だったので、自由研究の続きとしていいかなぐらいの気持ちであった。あつ森で縄文の需要は少ないと自覚はあったので、気負いゼロ発進であった。初回の投稿がコチラ。

最後の締めの一文にこう記した。

じょーも島観光したい方がいらっしゃいましたらガイド致します

その数日後・・なんと「じょーも島観光ガイド」申し込みが来た。あつ森縄文人とリアルに交易できた瞬間であった。目標であったあつ森縄文人をついに見つけ出したのである。現在、自分の島でも縄文開拓を進めているとのこと。嬉しいね。

まとめ

あつ森のようなメジャーコンテンツから縄文好きを探そうと思うと、思いのほか時間はかかるが確実に見つかるということ。現在の情報のスピード感って、もの凄く速いと思っていたが、結構メッセージボトルのような時間軸も存在するんだなって。僕の計算ではあと3999人のあつ森縄文人が居るとみているので、数年後でもいいから、その何人かは「じょーも島」を見つけてくれたら嬉しいと思う。

縄文時代に誰かが作った土偶が3000年後に見つかるように。

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ご興味を持ってくれた方、夢見で島訪問、twitterであつ森アカウント、インスタグラムで土偶アカウントやっているのでご覧くださいませ。
夢番地:DA-5859-4126-3252
Twitter:@jomojomo
Instagram::@fukutayo

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