イメージしていたことに合点がいった

本、完成しました!👏
オンラインストアから購入いただけます。
https://darmatsu.official.ec/


1月4日(火)晴れ


7:40頃、起床。

Clubhouseを立ち上げると、屋久島に住む明子さんがひらいている部屋があった。NHKあさイチの取材も受けたことのある部屋で、明子さんは毎朝7:20からの20分間、屋久島の音「屋久島の静けさ」を届けている。20分がたち7:40からは、聴きにきている人の名前を読み上げるのがいつものことで、明子さんに名前を呼ばれることで元気をもらっている人も多いんじゃないかと思う。わたしもその1人。わたしが部屋にはいったのは7:44でもう後半の方まで名前が読み上げられていた。でも、明子さんはわたしが入ってくれたことに気づいてくれて、さいごの最後に名前を呼んでもらえた。(屋久島の静けさは聴いていない。てへ)

やっぴー。元気チャージ。にやついて朝がスタートです。

用宗海岸のきょうの干潮時間を調べると、12時すぎでした。布団のなかから、おなじ屋根の下にいる母へLINE。
「用宗まで何分?」
「30」(原文ママ)
となると、11時すぎに出発できるといい感じか。できれば干潮同時に到着するのではなく早めについて、干潮時間の前後で石を拾いたい。

朝ごはんにおでんを食べて(昨日も、一昨日もおでん食べた)、きのう拾ってきた石を歯ブラシでゴシゴシ洗浄。母からもらったクリスタルもきれいになって、曇りが晴れたかんじがしました。洗った石たちを玄関で乾かそうとすると、犬が石に興味津々。犬よ、石はあなたのあそび道具じゃないのよ、濡れているからってぺろぺろ舐めないで! 水分補給は自分のお皿からしてほしい! そっちにあるじゃん!

石を玄関に置いておくと犬が遊びたがってしょうがないので、玄関先へ持ち出しました。今日は晴れ。玄関先は、太陽の光があたって気持ちいいかんじでした。
外にだして、よかったな。
え。これって犬のおかげですか? まさか。

犬も夢中にさせちゃう石。魅力ありあり。さすがですね、石。

あ。安心してください。石はもう一度洗いなおしましたよ。

移動の車のなかでは、あなたのための石拾いができるように準備を。文庫サイズの石手帳をひらいて、申し込んでくれた5人からいただいたこの一年への想いを書き写しました。書き写すことで自分のなかへ言葉がはいっていけばいいなーというのと、石を拾っている最中に携帯をいちいちひらくのも面倒なので、手帳を持ち歩こうと思いました。
(写真・石手帳)

用宗へ到着するまえに母へ
「海岸以外もさ、用宗を案内してよ」といってみたものの
「わからないよ」との回答。
わからないわけがあるかーい。
生まれ育ったところでしょうよ~。子ども時代にいった場所や思い出のある場所に連れてってくれたらいいのにーなんて思っていたけど、母はそんな気分じゃなかったようです。

用宗海岸についたのは12:00。けっきょく干潮ぎりぎりでした。笑

荷物を母へ預けて、石拾いを開始。さいしょは、自分の好みで気になる石を拾っていきました。いちど満足したところから、石medeの石拾いを開始。
5人のことを一気に考えながら拾うのってむずかしい。思い巡らせることが多すぎて、集中できない。こりゃ、順番にひとりずつ集中して探していくのがいい。石手帳をひらき、申し込み順に、もらっていた言葉を口に出してみる。その言葉から、どうやったらそれへむかっていけるんだろう? つまりどういう風になるといいんだ? っていうのを、ぶつぶついいながら、自分がだいじだと思える言葉やイメージにまとめていく。つぶやきながら下を向いてさがしていると「おー! あったーーー!」って思わず声がでちゃう石が見つかりました。「ぜったいこの石だわ~」とひとりで盛り上がっちゃう。ちょっと迷う石もあったけど、納得がいく石が見つかるまでやるぞ~という意気込み。海にいるあいだに決めきる! はじめに、ぴったしくるときの快感をあじわったことで「ああ、こういうことかぁ」と、自分のやりたかったことへ合点もいきました。

5人の石を選んだあとには、自分の1年のための石も選びました。
(写真・海で撮った)


石拾い終了後には、郵便局へ寄って、わたしの保険の確認や手続きをしました。母は保険についての諸々が解決したようで、
「ほっとした」
といってきました。
「それって終活?」
と聞くと
「あんたのことでしょ!」
とちょっとイラっとされました。

海へ戻って、クリスタルの写真を撮影しました。母の生まれた街の海で、撮影してあげたいな、と思って。母のためにというより、これまで家で静かにしていた石のために。太陽の光を浴びて、起きて~これからよろしくね~ってかんじ。このクリスタルとのはじめてのあそびです。
(写真・クリスタル)

そのあとは、ひとりで明るいうちからクラフトビール屋さんへ。実家で一緒に居すぎては、息がつまるというもの。こういうことも、きっとお互い様なのです。日記を書きながらすごしました。

夜。家に帰ってから、ishimedelium to youで贈る「やわらかい壁。」の制作です。

壁medeは、石拾いへの熱量が高いうちに描きたいし、それを届けたい。

一気に4枚を描きました。普段はスマホで書くこともあるけれど、今回の絵はiPadで描きました。ハガキに印刷すると、画面でみている発色からは変化するものなので、印刷にのりやすい色みがいいな。せっかく実家にいるので母を呼びよせて、
「どの絵が好き?」
と聞くと
「なにこの絵」
って反応でした。わけわからん的な。わたしが描いたんですけど・・・・・・。
「これ、どうするの」
「ポストカードにする」
「お母さんにくれようとしてるの?」
と嬉しそうな顔・・・・・・ではなくて怪訝そうな顔できいてきたので、思わず
「お母さんにはあげないよ。いいから好きなのを選んでみて」
と言ってしまいました。母はiPadをみながら
「わからないよー」
といいつつ
「やさしい色がいいんじゃない」
と。選んだのは、タイトル「あの頃、遙か。」の絵でした。

そのときのわたしの頭の中。
(あー、それはわたしも思い入れがあって好きだけど、そのやさしい色合いは印刷で表現するのは難しいんだよなー)

「他にもいいと思う絵を、順番つけて教えて」
と聞くと、わたしがコレにしよって思った絵が出てきたので(よし)と思い、母アンケートは切り上げました。

アンケート前には、自分のなかで決めていた絵を母も好きだって言ってくれたらいいな!運命的♪ なんて思っていたんですけど、一番には選ばれませんでした。狙い通りにはいきませんね。笑

深夜0時になるまえに印刷所へオンライン入稿し、就寝しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?