#178 組織と行動〜モチベーション理論〜
いよいよ大学院での授業がはじまりました!
先日受けた講義は、組織行動論。「モチベーション理論」がテーマでした。
大好物の分野です!笑
マズローの欲求階層説
マクレガーのX理論Y理論
ハーズバーグの二要因理論
アージリスの未成熟-成熟理論
デシの認知的評価理論
ブルームの期待理論・目標設定理論
バンデューラの自己効力感
について学びました。
今日は学んだ中でもマクレガーにX理論とY理論についてなるべくわかりやすくアウトプットします。
まとめは、マネージャー・管理層向けに締めくくりたいと思います。
社会福祉士の国家試験でも扱われたことのある理論!
社会福祉士の皆さん、覚えていますか??
1 X理論
X理論は、ざっくりいうと、
仕事は人間にとって「したくないもの」である。だから、「しなさい」という命令が重要である。
という考え方に基づいたモチベーション理論です。
・強制・命令・処罰がないと、仕事は達成できない。結果も出ない
・仕事を行うとき、人は命令されることを求める
・人は何よりも安心を望んでいる(指示通りにやれば安心できるため)
そういう考え方に立っています。
細かな指示や命令、行き届いた監督こそが、成果を上げる手法である
⇨罰と報酬(アメとムチ)が大事!
上記のマネジメント手法も、X理論に基づいた発想ということができます。
2 Y理論
Y理論は、ざっくりいうと、
仕事は人間にとって「条件次第で遊びと同等のもの」になる。だから、「機会を与え続けること」が重要である。
という考え方に基づいたモチベーション理論です。
・人は自ら目標のために働きうる
・条件次第では自ら責任をとろうとする
・人は何よりも自己実現を望んでいる
この条件というのが、「企業目標」と「従業員個々人の欲求・目標」とがはっきりとした方法で調整できているかどうかであるということ。
目標設定と権限委譲がこそが、成果を上げる手法である
⇨自主性を尊重することが大事!
上記のマネジメント手法は、Y理論に基づいた発想ということができますね。
3 まとめ
マネージャー(管理職)はY理論志向であると良いとされています。
人材育成の点からも、Y理論で接しないと、Y理論の人間は育ちにくいと言われている。
一方で、現実は両者のバランスが肝要です。
マズローの欲求階層説でいうと、X理論は低次元の欲求、Y理論は高次元の欲求に視座を置いた理論と言えそうです。
低次元の欲求を満たさなければ、目標を見出すこともできません。
となると、権限移譲されてもただ不安に思うだけでしょう。
こうすれば職員は安心する、といった正解はありません。
マネジメント手法が、価値観の押し付けにならないよう注意が必要です。
自分のスタイルはこうであると決めつけず、バランスよく対応することが、動機づけの観点からは良いと思われます!
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