カステリチェア風の椅子にリメイク
カステリチェアとは
皆さんは「カステリチェア」という椅子をご存知でしょうか。カステリチェアとは、1960年代からイタリア、Castelli(カステリ)社で作り続けられている、機能性と美しさを兼ね備えた、世界中で愛されているロングライフチェアのことです。 日本では、岡村製作所がCastelli社と技術提携を行い1982年に発売、劇場や空港、会議室などの様々な公共空間で使用されたようです。いくつかのグッドデザイン賞を受賞したようですが、現在では残念ながら製造が終了しています。
こちらのカステリチェアのお話を前提に、今回のブログの本題に進みます。
オフィスチェアをリメイク
事務所で使うテーブルは決まったので、次は椅子をどうするかです。そこで以前「中古オフィス家具店」で買った20脚のオフェスチェア(今はレンタルスペースで使っている)を4脚ほど拝借してリメイクしてみようと思いました。
とりあえず、分解してみました。
椅子の外側?を破ってみると中から薄っぺらいベニア板がでてきました。
こんな感じです。
木の表面が「ケバケバ」しているのでサンドペーパーをかけました。
その上からオイルを塗ってみましたが、まだ「ケバケバ感」はとれません。多分座った時にストッキングは引っかかって破れるんじゃないかと。。
そこで、「とのこ」を塗ってみました。
乾かして、サンドペーパーかけて、またオイルを塗りました。
今度はある程度「ケバケバ感」もとれて、ちゃんと座れる椅子に仕上がりました。
こちらが、ビフォー・アフターです。かなり雰囲気かわったでしょう。ほぼタダ同然で買ったオフィスチェアがこんなに変身するなんて
テーブルと組み合わせたらこんな感じ。ほとんどあるもので作った割には、しっかりしているんじゃないでしょうか。
で、カステリチェアについてですが
ここで、最初のカステリチェアの話にもどります。
先日、こちらのテーブルと椅子で某デザイン会社の方と打ち合わせをしていたところ、先方の方が、「こちらの椅子はカステリチェアみたいで、事務所の雰囲気にあってますね」といわれまして、カステリチェアの存在自体しらなかった私はとりあえず、調べてみると冒頭の説明文のような内容がわかりました。
実は、こちらのリメイクした椅子、なんと以前Castelli(カステリ)社と技術提携していた岡村製作所製の椅子なんです!だからデザイン会社の方がいわれた事もあながち間違ってはいないわけです。岡村製作所が以前作っていたカステリチェアの「名残り」がこちらの椅子にもまだあるのかもしれません。
いずれにしても、本物の「カステリチェア」を買ったら1脚5万以上する高価なモノをリメイクすることで、「カステリチェア風の椅子」をほぼタダ同然でゲットしたというお話でした。
めでたし、めでたし、
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