お金の話　３　高齢者VS若者。時給100円争奪社会

今後、引退した高齢者たちが本格的に働き始めたら、日本はもっと悲惨な状況になることが予想されます。

高齢者たちは年金で生活できるのでそれほど稼がなくてもいいわけです。
極端に言えば時給１００円でも働いてくれるのです。
「暇つぶしでボランティア感覚でやればいいや」という高齢者が時給１００円で働き始めた場合、現役世代はその「時給１００円の高齢者たち」と戦う必要があるのです。

能力値的に若者の方が圧倒的に優秀なんだから高齢者に負けるわけがないと思っているあなた。
今後はお客も高齢者です。
若者だとコンビニのレジ打ちなどが遅いと「早くしろや」とか怒られますが、高齢者だと「怒っても仕方ない」とお客が諦めます。
むしろ店員もお客も高齢者で気持ちが通じるので会話が弾んで、というケースだってあるのです。

雇用側としても、高齢者は若者と違って仕事に「スキルアップ」なんて面倒なものを求めない。
なんなら高齢者は今までの人生スキルで何事も万事うまく解決してしまう。
経営者も、これならもう高齢者を雇っていけばいいじゃん！となる。

そもそも経営者も高齢者だったりする可能性も高いのですよ。

そうなれば若者はどうなるか。
時給１００円で１日８００円しか稼げない。
そうなれば風俗か、泥棒に、という選択肢になっていきます。

お金を持っていそうな家をガンガン襲う若者たち。
今の盗難の逮捕率って２０％くらいなので、５回に１回しか捕まらない。
１日働いても８００円。仮に月２２日働いたとしても17,600円。
なら高齢者（金持ち）の家にうまく入ってワンチャン狙おうぜってなりますよね。

今もすでに高齢者を狙ったオレオレ詐欺がありますがお金持ちの高齢者はますます狙われます。

社員やアルバイトなど、会社に直接雇われている人たちは最低賃金で守られていますが、そうじゃない人たちはすでに時給換算したら200円、300円というのはすでに現実で起こっています。

今後最低賃金というルールも、もしかしたら廃止になるかもしれない。
日本は高齢者の方が多いですから高齢者が選挙に行く限り、どうしても高齢者有利な政策になります。

というわけで、高齢者は今まで通り年金をもらいながら時給100円のちょっとしたお小遣いをもらって幸せ。一方若者は時給100円で段ボールハウスで暮らす。

こんな世の中になることが現実味を帯びてきています。