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健康の結論を読んで3 人間、ずっと若者ではいられない

今、職場でメンタルヘルス不調の人のほとんどが

「一人で抱え込みすぎました」

と語るそうだ。

特に男性は弱みを見せたくない、という人が多い。
エリートタイプの人ほど感情を押し込めがちなので注意してほしい。
自分の感情を抑える事が「大人」と思い込んでいる人も多いだろうが、もっと日頃から感情を外に対して見せるべきだ。

言ってしまえば「社会人としていかがなものか」という考え方自体がもはや死語と化している。

例えば、「引きこもりの何が悪いの?」という感じだ。

もちろん何らかの病気が原因で、本人も引きこもっている状況に苦しんでいるなら話は別だ。
しかし、「逃げる人」や、「引きこもる人」、という考え方をもっと社会的に肯定してもいいのではないかと考える。


個人的な意見として、「引きこもりを外に連れ出して働かせよう」という意見をたまに見るが、ただでさえ安い給料でみんな頑張っている中、働こうとする人間(労働人口)を増やしてしまっては、働きたいけど能力の低い人間がむしろ「さらに働けない」状態になってしまう。

「引きこもれる」というのも、親のすねをかじっていようがそれも一つの運なので放っておいてあげればいいのにと思う。ただし「生活保護制度」に賛成しているわけではないので、親が死んで生きて行けずに生活保護対象に、という部分に関してはセーフティネットの問題としてまた別である。



人生の時間や選択肢が広がったとはいえ生物学的に見れば20万年前から人体はほぼ変わっていない。さまざまな情報とタスクをこなす現代人の脳は、バッテリー容量は同じなのに「アプリが大量に増えてしまったスマホ状態」であり、脳にかかるストレスは人類史上最大だと言われている。

これからはこの高ストレス社会とどう共存するかが大きな課題となってくる。
30代以降、多くの人は体力が落ちていく。
成長が老化に変わり、40代になると健康診断の有病率が増える。

特に男性はずっと「気分は若者」という人が多い
老化が進み、体力も消費エネルギーも低下しているのに食事の量は変わらない。それではみるみる太っていくのが目に見えている。

女性は妊娠・出産というライフイベントで体や体調の変化を身近に感じる機会があるが、男性はとかく無自覚だ。

このような社会的な年齢感覚と生物学的な年齢のギャップを埋める手立てとして、今後「予防医療の考え方」は必須になっていくと考える。


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