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優柔不断である意義

 物事をきちんと判断し決定することと頑固になり判断材料を限定することには大きな違いがある。つまり優柔不断を解決する術は、頑固になることでは決してないのである。
 
 昨今の思考停止の世の中においては優柔不断と言うものはとりあえず良くはないものと扱われることが多いので、自分自身の優柔不断をコンプレックスにしている人間は多い。しかしながら優柔不断というものは自分の立場を頑なに堅持することをよしとしない、もしくは物事をきちんと考え続けることができると言うことであって、決して悪いなどと言う事は無い。
 むしろ優柔不断を悪とする風潮がこそが思考停止を促す洗脳の1つなのかもしれない。

 物事に対する立場が明確にならざるを得ない状況においては、思考が完結することもあり得るが、常に思考停止させないと言うことが向上心であるとするならば、立場を明確にしないと言う事こそが成長を促し、より良い選択を取るための手段であると言える。
 つまり優柔不断こそ向上心の表れであると言えるのである。

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