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意識と断捨離

身体的な不都合が脳のリソースを割き、思考の上でもパフォーマンスを落とすということであるのだが、人間の行動決定における本当に大切なリソースとは意識である。
意識の総量が根本的な個としての人間の潜在的な力であり思考を含む行動力の限界であるのだが、その意識の総量を奪うものについて考えた時に、「一番身近で逃れることのできない環境としての身体」は言うまでもなく、自らを取り巻く外的要因としての環境に対してどれだけ意識を費やしているのかと言うことを考えることが、無駄を省きパフォーマンスを上げる鍵となるのである。

断捨離とは身の回りの物だけにとどまらず、人間関係も含め、「自らの意識を割いている、必要のない要因を可能な限り無くしてゆく作業」と捉え直すことでその本質が見えてくるのである。

物や人間関係に執着することによって見えなくなる要素ということについて考えなければならない。
部屋を整理すること、あるべき場所に整えるということ。
意識のリソースを割かないという点では、物の配置に対し基準を設けてくれる風水などはその意味では有効である。

他人が決定してくれることにすがるということもが、思考のリソースを割かずに済む行為であると捉えると、意識量的に余裕のない人間は他人の決定に従いやすくなるということが言える。

人間の本来のパフォーマンスを発揮するためには、まず自己を取り巻く環境を整理してゆくということが大切なのではないだろうか。

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