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家族

こんにちは。
スポーツメンタルコーチの福岡正一です。


忘却曲線に乗り記憶が薄れていきますが山口のことの続きを書きます。

しばらく、ファンデーションというツールからあえて離れて過ごしていたので多少の戸惑いは感じましたが朝一のシェアから一瞬にして自分と向き合う雰囲気に変わり懐かしみながら僕なりにワークに励みました。

初めは「今日、持ち帰りたいこと。」を言葉にすること。
1日の学びを通じてどんなことを手に入れたいのか、持ち帰りたいのかを言葉にすること。相変わらず言葉にはできなかったけど、ここに来るってことは「何かあるよね」みたいな感じで矢印が自分の方を向いている感覚が僕が感じている変化だと思います。

2日目は家族についてお話ししました。

現在、10歳のオス犬と1人1匹暮らし。父親は13年前に他界、81歳の母親が熊本で元気に一人暮らし。僕は兄弟がいないから家族といえば人間で言うと母一人になってしまいましたね。


最近、よく思っていたこと。

僕が住んでいる福岡と実家の熊本は約100kmの距離。できるだけ実家に帰ろうとは思っていますが、うちの母親は大丈夫だとの思いが心のどこかにあるので強くは意識していなかったんですが、よく考えると今81歳なので10年後には90を過ぎるんだなってふと考えた時に母親とあと何回会えるんだろうと最近よく思うようになりましたね。


母の血を引いている

中3の頃の反抗期からですかね。母とはよく大喧嘩をしていましたね。高校から大学までは野球に没頭していたし、18歳から寮生活のため家を出ていて、社会人になってからも転勤族のため一緒に暮らすことはありませんでしたが、たまに帰れば即大喧嘩の繰り返しでしたね。ただお互い天然なので夜が明ければ何事もなかったように普通に話していると言う不思議な間柄でもあります。父子で現役が終わってもアマチュア野球にどっぷり携わっていましたから家にいる時はもっぱら長時間の野球談義なので母親には寂しい思いをさせていたのかなとずっと気にはなっていましたが、これまで学びの場でいただく数多くのフィードバックの中身の多くは、僕が母親に思っていることばかりなんですね。と言うことは母親とはよく似ていると言うことになるんでしょうか。


父親からのすり込み

7年前の初秋。平田奈美コーチ主催の合宿が行われた福岡は脇田温泉で初めて近藤真樹コーチとお会いしました。その日、たった5分ほどお話をしていた中で、「あなたはお父さんに影響されているから林君とお父さんのお話をしなさい。」と言われました。親父は死にましたと伝えると「そんなの関係ないの。ちゃんとお話ししなさい。」といただいた言葉を忘れることができません。その数年後、「これから時には、お父さんが選ばない方を選択して生きていきなさい。」と言う言葉をいただきました。今では選択する時に一回立ち戻りこれまで選ばなかった方を選ぶことで楽に感じることも多くなりました。常にレールに乗らない生き方をしてきたけど、父親の敷いたレールから降りれずにいたんですね。


母親と2人になった意味

これまで、野球、野球で来た人生。自分が招いたトラブルの中でその野球を失い、その後も半身不随や心筋梗塞、最後は胃がんとなるが、歩みを止めることなく歩き切った父の手足となり彼を見送ったのが41歳。その光景をそばで見ていた母親はもしかしたら寂しい思いをしていたのかなと感じることもありました。そんな父親が亡くなって13年。母親と2人残されたことには大きな意味があると感じています。

熊本方面への出張時は飼犬を母親に預けることが増え少しだけ喧嘩が減りました。会社を辞めると喧嘩が大幅に減りました。今はお互い沸点に近づくと独特の間があり喧嘩にならなくなりました。なぜかはわかりませんが。

僕が小さい頃、母親はPTAやママ友の集まりとは距離を置いている人でした。あそこの子がどうだとか噂話が嫌いな人でした。外出もあまりしない元ショップ店員で若造な母親が5年前くらいから老人会に入り、カラオケを楽しんだり、小学校に出向いて子供達の教育に携わったり、日帰り温泉旅行に行ったり。「どうしたの?」と聞くと「このまま家にいたらダメになる、変わらんと!」とか言い出してびっくりしましたが、今は老人会の会計とかやってます。近年では9月の誕生日に物を贈ることを拒み始めました。嫌なのではなく物を増やしたくないんだと思います。ですので、花や食べ物を贈るようにしています。物がなくてもたまに実家に帰ることが一番喜んでくれるのかなと思うようになったんですね。

母親と2人残された意味、

たまに実家に帰って、他愛もない時間を過ごすこと。

僕自身にも荒波の人生を降りて、受動的にゆっくり過ごすようにという声が聞こえてきます。



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