見出し画像

記述問題対策に有効。要約のスキル

先日の全国学力調査の話を聞くと、どうやら今回のテストは《記述問題》が多く出されたようです。やはり、最近の傾向としては以前のように単に暗記や記憶だけで対処出来る問題が減り、その分《考える力》を問われる問題が増えてきているようです。この考える力を学習時にしっかりと養うことで、前回の記事で取り上げた《文章問題》や《記述問題》に対応出来るようにしていきたいものです。国語のテストを例に挙げると、漢字や四字熟語の意味などは出来ていても、長文・短文から出される《記述問題》で点が取れないお子さんがいます。普段はテストでは文章題でも難なく点が取れるお子さんであっても、全国テストや模試などのように教科書外の所から出題される文章になると力を発揮出来ないというケースも多いです。教科書の問題であれば、日頃の学習で既に文章を読み込むことが出来ているのに対し、模試型のテストでは初見の文章が出題されます。『読んだことのない文章』『初めて読む文章』に慌ててしまったり、文章の全体的な筋道や構成を理解するのに時間が掛かることもあります。しかし、このような記述問題は配点も高いので、確実に取れるようにしていきたいところです。また、時間切れにも注意が必要です。

【記述問題の解答欄、空欄は駄目!!】例え『難しい!!』と思った問題でも、解答欄を空欄にせず、何かを書くようにしましょう。難しい問題、時間が掛かりそうな問題を後回しにして、先に漢字などの問題に取り組むことはOKです。時々、答えに自信がないと何も書かないというお子さんもいますが、何か書くようにして下さい。これは、算数の問題にも同じことが言えますが、例え式の途中だとしても、文章が完全でなかったとしても《部分点》《努力点》が狙えるので空欄は出来る限り作らないのが理想です。1点に笑う、1点に涙する、これもありえる話です。中学受験を視野に入れている場合は今から《1点の重み》を意識させてほしいと思います。どんなテストも真剣に挑む!この方がテストがずっと面白く感じるはずです。

【記述問題に強くなるには?その対策】記述問題に対応する力を付けるには、普段から文を読み、記述(書く)、この学習を取り入れることです。ポイントは作文や感想文など、自分の意見を述べるものではなく、短い文章や説明を《要約》するスキルを身に付けることです。一見難しそうに思いますが、これも《慣れ》である程度、コツを掴むことが出来ます。

①《読み解きワーク》・・・子ども新聞や市政だよりから興味のある記事を切り抜く→要点をまとめる

②《nhk子どもニュース》・・・気になるニュースを読んで要点を要約する→自学ノートを活用

③《NHK for Schoolの動画》・・・動画を見終わったら、内容の要点をまとめる(要約する)→自学ノートを活用

記事や文章を読んだり、聞いた話の要点をまとめる取り組みを自主学習の一つに入れてほしいと思います。要点をまとめる際のポイントは

《簡素に短い文章》で重点をまとめることです。文章の長さはその時の課題にもよりますが、100字から200字程度を目安に練習してみるといいと思います。

④《模試に挑戦》・・・大手塾での模試を受けてみるのもいいと思います。特に中学受験を視野に入れている場合は、《場慣れ》《テスト慣れ》も必要です。顔見知りの中で行われる学校でのテストとは違った雰囲気の中で受ける試験を実体験することで、心も強くなることでしょう。時間配分の訓練にもなります。

近年、一問一答、暗記だけでカバー出来る問題は少なくなってきました。その分、全科目に共通して《考える力》が問われる問題が増えてきています。とは言え、どのような問題が出題されたとしても、基礎力が身についていなければ解く事が出来ません。基礎力を侮ることなく、疎かにすることのないよう、日々の学習に励んでほしいと思います。

コツコツ、淡々と学習という鍛錬を続けることで、確実に力となっていきます。

それでは、次回もどうぞお楽しみに


チョコレートジャンキーなtomo茶をおやつで応援♪板チョコ1枚分(100円)からのおやつサポーターを募集します!執筆の源。チョコで応援、よろしくお願いします♡