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公開初日!映画《中洲のこども》みんなのこども。

ずっと心待ちにしていた映画《中洲のこども》が本日、公開になりました。『せっかくなら、初日に行こう!!』と張り切っていたのですが、大事な時、気合が入っている時ほど、何かが起こるのが私…。今日はバスの乗り間違えなども想定して、上映時間よりもとても早く中洲入りを果たしました・笑。ご参考までに、去年の10月に書いたこちらの記事をご一読いただくと、今日の記事がより楽しめると思います。

前日に不注意で指を火傷してしまい…痛む指を抑えながらのお出掛けとなりました。しかも、いざ!家を出ようと思った瞬間に、雷がピカゴロ鳴るではないですかぁー!怖いよー・涙。それでも、いざゆかん!と気を引き締めて、家を出発しました。昨日の記事で触れたことですが、結局、私が相棒に選んだ傘は…《日傘》です。本日の福岡は大雨予報なので、レースクイーン傘も捨てがたかったのですが、街歩きには適していませんし、超軽量の折り畳み傘は論外なので、消去法での《日傘》です…。まぁ、傘、買えば?って話なのですが、うーん。そのうち…ですかね・笑。

去年の反省を活かし、今回はバスに乗り間違えることなく、無事に目的地である《大洋劇場》に到着しました~。しかし、上映時間までまだ時間があるので、早速、中洲の街をお散歩することにしました。川端商店街の周辺では、山笠の準備が進んでおり、《飾り山》が設置されていました。*一般公開は明日、7月1日からのようです。そして、商店街を通り抜け、櫛田神社へと到着です。ところが…。何故でしょう?私が一歩、足を踏み入れた途端、急に雨が強さを増し、激しい大雨へと変わりました…。観光客の中国人の方も、そのタイミングに苦笑い…。

(櫛田神社の神様…。私を受け入れてはくれないのでしょうか…)いやいや、そんなことはありませんね。きっと、神様はまたしても、私に雨宿りの機会を下さいました。そして、この大粒の雨は、泣けない私の代わりに流してくれた涙なのかなぁーなんて、都合よく、解釈しました。浄化の雨に感謝です。

その後は、川沿いを通り、であい橋を抜け、再び、《大洋劇場》に戻ってきました。これで、《中洲のこども》を観る準備は万端です。

中へ入ると、ここは他の映画館とは明らかに違う雰囲気を醸し出しています。居心地が良いのは何故でしょう?ビールを片手に長椅子で上映を待つおじ様…。自由過ぎるなぁ・笑。そして、いよいよ、上映開始時刻です。わー!!

*ここからは、作品の内容、ネタバレも含みますので注意して下さいね。

《感想》上映開始から、エンドロールまで本当にあっという間に感じました。私が鑑賞後に一番、強く思ったことは《強さとは何か?》ということです。主人公の蓮司は、自身の置かれた環境を受け入れているとも言えるし、《なかすこくのだいとうりょう》として生きることで、逃げ場を作って生きている気もします。ただ、彼の生い立ちや置かれた環境は、決して《いい》とは言えません。それでも、幼い彼は何も欲することもなく、ただ、毎日を生きているのです。蓮司がもっと、泣き喚いて、助けて!って言う子だったら、周囲の大人(役所や学校)は彼が生きやすくなるために、迅速に動くのでしょうか??でも、ラストには蓮司が自分で口にした《夢》が叶って、本当に良かったです。

無戸籍児の蓮司は学校にも通っていません。でも、彼なりに、学校では学べないことを時に彼を支え、力となる中洲の人々から学び取っているのだと感じました。あとは、やはり、心情的には蓮司の母親の立場が、見ていて胸が痛かったです。確かに、《悪い母親》それで片づけられてしまうような面もありますし、虐待や放置、ネグレクトはあってはいけないことです。当然、無知で無関心なこの母親には罪があります。ただ、母親自身も、子を持ったもののどうしていいのか?分からないまま、薄々は現状が良くないことは分かっているけれど、どう動けば良いのか判断出来ないのだと思います。日々に追われていると、誰しもそういった瞬間はあるものですよね…。『蓮司は、私の子!!』と、周囲の助言に対し、強く反発するシーンが印象的でした。そう、『私の子!!』これは、どんな母親でも、多少は持ち合わせている感情であり、時に無意識のうちにその思いが行き過ぎることもあるのだと感じました。

『この子はみんなの子!!』そういう社会、世の中になるといいですね。

あとは、『たべりー』(博多弁)この言葉は、私自身、先輩方からよーく言われるので、どこか気恥ずかしさを感じつつも、あたたかな気持ちになりました。ご飯、大事です・笑。

他にも書きたいことはたくさんありますが、福岡の人の温かさを感じることができるおすすめの映画です。*県外出身の私から見ると、福岡の人は皆、こちらが恐縮してしまう程、情が厚く親切です!もし、これから《中洲のこども》を観るよー!という方は、是非、今の時期なら飾り山も楽しめますし、劇場周辺はロケ地になっているので、散策されることをおすすめします。本物の福岡の雰囲気がたくさん詰まった映画です。

エンディングののシーン。そこに流れる音楽はとっても、とっても素敵♡是非、もっと、じっくり聴きたいです!!

劇場を出ると、雨は更に激しさを増しており、娘が時短で既に下校済みであることを学校からの通知で知りました…。中洲と雨と私。この関係については、今後も考察していきたいと思います・笑。今夜はカツカレーに決まり!ラッタッタ♪

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


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