甘くて苦い日々を眠って、眠って、眠る。

母と急な別れがあった年始でしたが、時間は私の気持ちとは関係なく、いつものように規則正しく流れています。ご飯を食べて、家事をして、仕事に行って、買い物に行く。それらは私の《日常》を守るためには必要なことで、私が生きているからこそ《必要》とする行動だと言えます。

私は昔から、ストレスを眠ることで発散してきました。年始に起きた空港での事故や震災を受け、私は時間の許す限り眠っていました。ある休みの日には昼寝を3回もしたのに、それでも夜はいつも通りの時刻に眠り落ちた程です。職場の先輩は私とは逆に、年初めからの恐ろしくて悲しいニュースを見聞きする度に、眠りが浅くなり寝付けなくなったと言っていました。眠ることには、その人の持つ体質が大きく関わっているのでしょう。不思議ですね。

母のことがあってから、初めての連休を迎えました。土日共にお休みなのは珍しいので、いつもなら娘と外食や映画、ショッピングを楽しむのですが、このお休みには予定を入れませんでした。と言うよりも、入れる気力が無かったというのが正確な所です。いつも通りに家事や片づけをして、モアくんの水替えをして、ウトウトとしてきたら眠りました。ベッドで、チェアで、どこでも眠りました。眠るととってもスッキリして、気力が湧いてくるので、美味しいパン屋さんやケーキ屋さんを目指してお散歩に出掛けることが出来ました。《やらなければいけないこと》はあるけれど、それらを片づけた後は、時間が許す限り眠りました。とにかくこのお休みはとことん自分を甘やかそう！！と決めたのです。好きな物を食べて、好きな時に寝て、好きなアニメを見たり、音楽を聴いたり。甘やかしのお陰で、心と体に鉛のように圧し掛かっていた何かが落とされ、今はとてもすっきりした気持ちです。

私は半年に一回位？小さめのノートに自分のやりたいことや願望などを書いています。文ストが好きなので、《理想》手帳と呼んでいるのですが、そのノートを久々に、ごく自然と手に取り開いてみました。以前書いたやりたいことを見返すと、叶っているものもあるし、今は興味がないこともあります。新しいページを開き、私は今思い付く限りの目標や願望を書き出してみました。あー。欲深い・笑。こうやって、時々、自分の現状とこれからの願望を見つめ返すことで、日々を生きる上での指針のようなものを決めています。次にこのノートを開くのはいつだろう？今から楽しみです。一人ミーティング！すごくおすすめですよ。

母を亡くした後も、こんな感じで何とか生きています。取り留めも無くつらつらと書きましたが、こうした時間もまた自分と向き合い、パンパンに膨れ上がった心や脳を整理しているのだと思います。

そうだ！嬉しいこともありました～。まずは、教えていたお子さんが無事に志望校に合格しました。大丈夫だろうとは思っていましたが、最後まで何があるか分からないのがお受験なので、お母様から連絡を受けた時は心からホッとしました。あとは、本当にどうしょうもないことなのですが…・笑。聞いてくれますか？？職場でよくお話をする清掃スタッフの女性（Jさん）が、私が仕事を休み帰省していた理由を知るなり、ギュッと肩を抱き寄せてくれました・笑。『大丈夫。大丈夫ですよ。お母様はちゃんとtomo茶さんのおそばに居て、守って下さいます』この言葉を聞いて、とても安心感を覚えました。更に、Jさんは『tomo茶さんはきっと、前世は天女だったと思います。前からずっとそう思っていました』と。天女～～！！さすがにそれは言い過ぎだわぁーと照れつつも、ちょっと（いや、だいぶ？！）嬉しくなって、帰宅早々、娘に伝えると…。
『Jさん、目が悪いんじゃない？？平気かなぁ』と、Jさんの視力を心配する発言を。天女は完全にスルーされました・笑。まぁ、天女は置いておくとして、前世が本当にあるのか？それは分かりませんが、こうして世代を超えて仲良くお喋りが出来る方との出会いには、運命のようなものを感じます。

たくさん眠ったし、こうして好きなことも出来たので、とても有意義なお休みだったと言えます。きちんと回復することで、また次の扉を開く準備が出来ますからね。あとは、お弁当問題が解決すれば、万事OKです。え？お弁当問題？？そうです。私は毎日、職場にお弁当を持って行くのですが、これが面倒で面倒で…。はじめこそ、きちんとお弁当箱に詰めていたのですが、次第に面倒になり、ご飯の上におかずを乗せるスタイルに変わり、今や丼もの弁当になっています。丼もの弁当！聞こえはいいですが、実際は白米だけを持って行き、レトルトのカレーとかをレンチンしてかけるだけ…。あー。わびしいお昼ご飯です・涙。誰か、毎日、お弁当を作ってくれないかなぁーー。そんなことを考えつつ、今夜もしっかり眠って、また明日からの仕事に備えようと思います。寝る子は育つ！ですからね・笑。

それでは、次回もまたお楽しみに。