見出し画像

僕、ベタ日記⑰お城が動いた!の時間

ひさしぶりー!!みんなは元気にしてたかな??僕はねぇ、えっと、えっと、言いたいことがあったのにー。忘れちゃったぁ。
うーん、えーと…。何だっけ?

そうだ!!思い出したよー。良かったぁ。

あのね、何と、何と、僕のお城が動いたの!!最初は何が起きたのかさっぱり分からなくて、本当にびっくりしたんだよー。だってね、よーく見ると、お城をママが持っていたんだもん!ママって、力持ち♪

水がまるで海のようにすごく揺れたから、本当に怖かったんだよ。ここはどこ?僕はどうなるのー?!どんなに叫んでも、その声は届かない。誰にも僕の声は聞こえないんだ。そう思うと、さみしくて、かなしくて、こわくって、泣きたい気持ちになったんだ。

でもね、しばらくすると、大きな波は収まって、心配そうに見つめるママの瞳が見えた。ママは僕の様子やその他、色んなものを注意深く、確かめていたよ。こんなに真剣な顔は、はじめて見たかも。

僕は全てを確かめるように泳いでみた。ゆっくり泳いだり、スピーディーに泳いでみたり。

そして、分かったんだ。そうか!僕のお城は場所が変わったんだぁ。これがママや娘ちゃんが、時々口にしていた《おひっこし》というやつだったんだね。全部が繋がった時、さっきまで僕にとりついていた不安や怖い気持ちはスーッとどこかへ吹っ飛んだ。晴れ晴れとした気持ち。よーし!大きなジャンプをして、娘ちゃんを驚かせよう!さー、見てて。トビウオみたいに、跳ぶよ。跳ねるよ。パシャ。

お城の場所は変わったけど、変わらないこともあるよ。それは、ママが《バル・モア》に通ってくれること。たった一人だけのお客さん。ママだけのお店だね。

『ママ~。飲み過ぎには注意だよ!!』
『はーい♡』

引っ越しの最大の心配事は、モアの移動でした。落下や衝撃に気を付けつつ、慎重に運びましたが、それでも、ストレスを与えてしまったようで、引っ越し当初は目が釣り上がり、怒ったような態度でした。(そう見えただけかもしれませんが…)移動が水温の調節が楽な夏場で良かったです。

モアくんは得意気に言っていますが、ジャンプは危険過ぎます!!はじめは、パシャっと水の音がして、『何だろう?』と思っていたのですが、2度目で、その音がモアが跳ねた音だと判明しました。(目撃しました!)水槽の蓋には少し隙間があるので、急いで、ネットを貼りました。ベタ先生の話によると、ベタは水面でも呼吸をするため、よくジャンプをするそうです。そのまま水の外に出ても、すぐに戻せば問題ないようですが、やはり時間が経つと亡くなってしまいます。(ベタ先生のうちの子も何匹かは飛び出して亡くなってしまったとか…)少しの時間でも、蓋を外す時は要注意ですね。今では新しいお家にもすっかり?慣れてくれた様子のモアくん。

ねぇ、知ってた?君が居てくれるだけで、毎日、優しい気持ちになるんだよ。これからも、仲良く暮らそうね。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました☆


チョコレートジャンキーなtomo茶をおやつで応援♪板チョコ1枚分(100円)からのおやつサポーターを募集します!執筆の源。チョコで応援、よろしくお願いします♡