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無理だった仕事。

私は離婚してから初めて就職して仕事が、障害者の人達が働く就労継続支援B型作業所と言う所で、職業指導員だった。
何故その仕事に就いたかと言うと、私は精神疾患や障害を持っているので、その経験が仕事に役に立つんじゃないかと思ったから。
いづれ精神疾患の人や障害者の人達とのコミュニティを作りたいと言う夢があったから、経験を積みたいと言う思いもあったから。
その熱意も面接では通じて、私は採用された。
その時に頑張って手話サークルにも通って、手話も勉強した。
色んな方達が居て、それぞれ対応の仕方があり、それに合わせなきゃいけないから、本当に難しくて、大変な思いをした。
それでも私は頑張った。
きっと分かり合えるって信じたかったから。
でも段々環境のキツさに耐えられなくなってきた。
大声で喚く、暴れる、どっかに居なくなるなど、問題行動が多くて、私はいつも振り回されていた。
暴力も振るわれた事もあった。
その時は暫く男性が怖くて、近寄れなかった。
障害者から一方的に恋愛感情も持たれた事もあって、これも避けるのは大変だった。
同じ職場の人や、上の人にも相談はしたけど、全く解決する動きが見られなかった。
「もう仕事に行きたくない」と思うようになってきて、私はずっと休むようになった。
出勤が全く出来なくなって、鬱病が再発し、主治医からは休職するよう診断書を出された。
でももう元に戻るのは無理だった。
関わりたくないって言う思いが強かった。
私の頭がおかしくなりそうだった。
だから退職に踏み切った。
全て精神疾患の人や障害者の人に対して、何も悪いとか思ってないし、今でも好意的に思っている。
だが働く場所としていいのかどうかを考えたら、何があっても平気、鈍感力がある、精神的にタフじゃないと、とてもやっていけない仕事だと思う。
福祉の仕事は決して綺麗事では済まない、そんな厳しい現実が待っている。
それを覚悟して、私は将来精神疾患の人も、障害者の人も働けるホテルを作ろうと考えている。

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