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【7/16(日)】週明け FX環境認識およびトレードプラン
総称
先週末の値動きは、水・木発表の米CPI/PPIの結果からドル全面安となったが、金曜日に多少の調整が入った。
米の短期+長期金利が下落したことから、米株(SP500)が2022年4月以来の高値を付け、総じてドル売り米株高・金利低下の基本的な相関が見られた。
またドル安になったことで原油価格も上昇し、間接的にオセアニア通貨も買われた。
水・木の米の経済指標をトリガーとして、ドル売り一辺倒相場となったが、金曜日には売られつくしたドルの調整買いが入ったかたち。
現在のドル売りの材料はすべて出尽くしたため、多少のドル買いの可能性がありつつも、7/26のFOMCまでは目新しい米国に関する情報が出ないため、継続してドル売りの流れになる可能性が高い。
またドル円については、日銀のYCC修正 or 撤廃が市場全体で意識されているため、7/27・28の金融政策決定会合までは円高が続くとの観測もある。
したがってドル円・クロス円は今週も不安定な値動きをする可能性が高く、今月はあまり触りたくない。
またドルの金融引き締めの終わりが近いことで、現状一番金利が高く今後も利上げを行う可能性があるユーロに資金が流れていくケースが十分にあり得るため、ユーロ高が顕著に表れる相場となりそう。
以上のことから、ユーロ高ドル安が継続していく見方が強そうなので、ドルストレートのロングおよびユーロ通貨の買いトレードをしていきたいと思っている。
また7/17(月)の中国のGDPの結果次第では、オセアニア通貨である豪ドルについても触れていきたい。
<今週の大まかなトレードプラン>
ドルストレートとユーロ買いのトレードを中心とする
エントリー通貨:①EURUSD/②GOLD/③EURAUD/④GBPUSD/⑤GBPAUD/⑥AUDUSD
※詳細のテクニカル分析はこちらの記事に記載。
複数パターンを想定し、それぞれにおいて詳細な分析を実施している。
主要通貨の環境認識およびトレードプラン
EURUSD
<エントリー>
・スキャルピングロング(○)
・スキャルショート(○)
<ファンダ>
・CPIのコアインフレ率が鈍化→ディスインフレ
・CPIの結果を受け、9月の追加利上げの可能性が低下
・短期長期金利の下落にともなう米国株上昇
→ドル安要因
・6月HICPでのコアインフレの再加速→7月ECBで利上げに踏み切る可能性大
・ドルの金融引き締め終了によるユーロへの資金流れ
→ユーロ高要因
ユーロについては現状は非常に微妙な立ち位置だが、7/19(水)のHICPのコア指数の結果次第で大きく動いてきそう。
コア指数が予想上振れもしくは予想通りだった際は、おそらくユーロ買いが顕著に表れそう。
<テクニカル>
![](https://assets.st-note.com/img/1689516631284-Y4e0APvvfr.png?width=800)
現状はD1ベースの上昇4波の起点となっている+D1上昇チャネル上限に反発されているため、多少の戻りで調整してきそう。
詳細のテクニカル分析はこちらの記事に記載しているが、本記事ではメインシナリオのみ記載する。
上図の通りD1ベースの上昇4波が始まって、日足ベースでの下降調整が行われるケースをメインシナリオで考えている。
<詳細エントリープラン>
以下の①で、ショートエントリー検討する。
リスクリワードは緑赤ゾーン。分割利確位置も下図記載。
![](https://assets.st-note.com/img/1689516805799-U4KNhhP3jC.png?width=800)
①→低Lot×3ポジ(分割利確含む)
※分割利確した際は、残りポジのSLを建値付近に移動。
GBPUSD
<エントリー>
・スキャルピングロング(○)
・スキャルピングショート(○)
<ファンダ>
・CPIのコアインフレ率が鈍化→ディスインフレ
・CPIの結果を受け、9月の追加利上げの可能性が低下
・短期長期金利の下落にともなう米国株上昇
→ドル安要因
・6月のBOEで利上げに踏み切るも、インフレ率の高さ+生活水準の悪化に伴う先行き不安
→ポンド安要因
・CPIコア指数が高く、インフレ率の高さが顕著→追加利上げ複数回の可能性
・賃金上昇
・ドルの金融引き締め終了によるポンドへの資金流れ
→ポンド高要因
ユーロと同様、ポンドも微妙な立ち位置。
ポンド高要因もポンド安要因も混在しており不安定さが残っている。
しかし単純に金利で考えれば、ポンド高となってもおかしくはない。
今週以降で発表される英CPIやそのほか経済指標の結果次第で、最新の景気動向が分かるので、その結果を受けてから再度分析する。
とはいえドルの全面安が続いている+英の追加利上げの可能性が濃厚なため、GBPUSDのロングを検討する。
<テクニカル>
![](https://assets.st-note.com/img/1689517255008-n98OWLrRPY.png?width=800)
1波=3波まで伸びきり上昇4波の起点となるため、多少の下落が日足ベースで入る想定。基本EURUSDと同じ。
詳細のテクニカル分析はこちらの記事に記載しているが、本記事ではメインシナリオのみ記載する。
横軸的に7月の下旬まで下降が続き、その後上昇5波になることを考慮しておく。
緑色フィボは、週足の実体高安に引いたもの。
緑色フィボ:38.2~50%まではスキャルピングショート狙いでトレードしていくプラン。
<詳細エントリープラン>
![](https://assets.st-note.com/img/1689517397809-A6mvpy5ygy.png?width=800)
直近でWトップなので、ネックライン戻りからのスキャルピング or デイトレショートを検討。
200EMA(黄色)までのタッチ付近とも一致する。
赤緑ゾーンがリスクリワード。
赤旗で分割利確+全決済想定。
①→低Lot×3ポジ(分割利確含む)
※分割利確した際は、残りポジのSLを建値付近に移動。
AUDUSD
<エントリー>
・スキャルピングロング(○)
・スキャルピングショート(○)
<ファンダ>
・CPIのコアインフレ率が鈍化→ディスインフレ
・CPIの結果を受け、9月の追加利上げの可能性が低下
・短期長期金利の下落にともなう米国株上昇
→ドル安要因
・OPECプラスの減算+ロシア産原油の供給減少による原油価格上昇
・ドルの下落に伴う原油価格上昇
・中国景気回復のめどが若干立った
→豪ドル高要因
リスクオン+原油価格上昇に伴い、豪ドルは買われている現状にある。
7/17(月)の中国GDPの結果次第で動いてきそう。
ファンダメンタルズで見ると、原油高→豪ドル高・ディルインフレ→ドル安の対局となっているので、基本はロング目線が順張りとなる。
そのため、もしかしたらAUDUSDについてはやらないかもしれない。
<テクニカル>
![](https://assets.st-note.com/img/1689517600621-auyUes6Dyg.png?width=800)
週足の実体高安を基準として、緑色フィボを引いている。
先週の金曜日の足を見てみると陰線で終了しているので、週明けは現状のフィボ:0%ラインに対して反発して上に行くか、下ブレイクするかが重要である。
詳細のテクニカル分析はこちらの記事に記載しているが、本記事ではメインシナリオのみ記載する。
今後の値動きパターンは複数考えられるので、上図では最小限の記載にとどめておくが、ローソク足実体でW1フィボ0%ラインを下抜け確定したら、23.6%までのスキャルピングショートを検討してもよい。
<詳細エントリープラン>
以下①~②まで押し目を付けた際に、エントリー検討する。
リスクリワードは緑赤ゾーン。分割利確位置も下図記載。
![](https://assets.st-note.com/img/1689517666739-aSFUmjyz1y.png?width=800)
ショートのシグナルが何か出ているわけではないが、日足も直近の足が陰線で終了していることから、現状のW1フィボ:0%のラインを下抜ければ、短期的に下降の勢いが強くなると思われる。
また、他のドルストレート(EURUSD・GBPUSD)のメインシナリオも、短期下落と見込んでいることも要因の一つ。上図の①の場面でのショートを検討する。75EMAタッチ付近の値動きには注視すること。
①→低Lot×3ポジ(スキャルピング or デイトレ)
その他通貨の環境認識
ゴールド(XAUUSD)
<エントリー>
・スイングロング(〇)
・スキャルピングロング(◎)
・スキャルピングショート(○)
<ファンダ>
・CPIのコアインフレ率が鈍化→ディスインフレ
・CPIの結果を受け、9月の追加利上げの可能性が低下
・短期長期金利の下落にともなう米国株上昇
→ドル安要因
・米国の利上げの終了が見えてきた
→利子を生まない金の相対的な投資妙味が高まる
<テクニカル>
こちらの記事に詳細を記載。
<詳細エントリープラン>
こちらの記事に詳細を記載。
EURAUD
<エントリー>
・スキャルピングロング(◎)
・デイトレロング(〇)
<ファンダ>
・6月CPIでのコアインフレの再加速→7月ECBで利上げに踏み切る可能性大
→ユーロ高要因
・7月RBAでの利上げ停止
→豪ドル安要因
・利上げ再開に含みを持たせるRBA声明
→豪ドル高要因
豪ドルについては、一度利上げを停止したのち、賃金の伸びやインフレの動向次第で再度利上げをする可能性を含めている。
現在はインフレの動向注視が主なため、次回豪CPIの結果次第で、9月(もしくはそれ以降)の追加利上げの可能性が出てくるだろう。
7/17(月)の中国GDPの結果で短期的な方向性は定まるだろうが、豪CPIの発表までは中期的な値動きは分からない。
ユーロに関しては上記EURJPYに記載の通りで、中期的な方向性は不透明だが、7月のECBでの利上げが濃厚であることから、短期的なファンダ要因はユーロ優勢。
そのため、多少はユーロ高に推移していくのではと予想している。
総合的に、現状では多少ロング優勢だが、あまりファンダ要因は意識しなくて良さそう。テクニカルで動く比率(割合)が高そうなので、以下のテクニカルでのエントリーポイントでスキャルピングトレードを検討する。
<テクニカル>
![](https://assets.st-note.com/img/1689517884253-OnfNG4NfBH.png?width=800)
現在H4ベースの上昇2波中であり、3波の起点となり得る場面。
さらに三角持ち合いを形成しており、抜けた方向に大きく伸びていきそう。
さらに三角持ち合い上限はWボトムのネックラインにもなっているため、③のシナリオが一番分かりやすい。
基本はユーロ高が根強いため、各押し目でのロングのみを検討する。
SLは、上図意識されているサポートラインを4時間ローソク足実体が下抜け確定したら。
なお、1時間足に落としてもう少し短い値幅でデイトレしてもよいかも。
<詳細エントリープラン>
![](https://assets.st-note.com/img/1689517903673-AuDBXYf9M6.png?width=800)
4時間足のトレードポイントをさらに詳細にまとめた図が、1時間足の上図となる。
基本は4時間足よりもこちらを中心に押し目買いをしていく。
①→直近意識される赤色フィボ:50%付近で反発上昇されれば、上昇の勢いが強く、少なくとも三角持ち合い上限までは伸びていきそうだと判断し、直近高値で分割利確をしながら三角持ち合い上限まで伸ばしていく。
低Lot×3ポジ(分割利確あり)
②→これがメインシナリオ。直近でH1ベースの上昇1波となり、2波で押し目を付けてくる可能性がある。黄色フィボは上昇1波に対する高安で引いているもので、黄色フィボ:50%付近がH4ベースの三角持ち合い下限およびW1ベースのフィボ:50%とも一致するため、その付近までの戻りを考慮し、その付近からのロングを検討したい。
低Lot×3ポジ(分割利確あり)
③三角持ち合いを上ブレイクした際は、一旦のリバを待ってからロングを仕掛けていく。なお値動き次第だが、1発目の上ブレイクもスキャルショートで獲っていければ獲っていく。
低Lot×3ポジ(分割利確あり)
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