見出し画像

【7/16(日)】週明け テクニカル分析 FXの環境認識およびトレードプラン



通貨選定

今週のトレード通貨については、ファンダ要因が混在している円を触りたくない気持ちが強いので、ドル円およびクロス円は優先度が低い(日ごとのトレードプランで分析する可能性はある)。

現状はドル安が一番意識されているので、ドルストレートやゴールドを優先度高く見ていきたい。

また、テクニカル的にも分かりやすいオージー通貨についても触れていく。
そのため今回は、以下の通貨に対してMTF分析実施。

優先度順
 ①GOLD
 ②EURUSD
 ③EURAUD
 ④GBPUSD
 ⑤GBPAUD(※本記事には記載しないが、今後分析していく)
 ⑥AUDUSD


主要通貨の環境認識およびトレードプラン

EURUSD

<週足>

EURUSD/週足+今後の値動き想定パターン

先週は大陽線で確定。
200EMAを実体で大きく抜けたため、上昇優位。
その中で考えられる今後の値動きとしては、上図①②のパターン。

D1上昇チャネル上限をブレイクできておらず、今後数日は反発からの調整下げが優勢と見ているため、メインシナリオはパターン①
これはEURUSDだけでなく、ドルストレートやGOLDについてすべてに言えること。
また7月の米雇用統計+CPIも終了し、ドル売りの材料もいったん落ち着きを見せたため、ファンダ要因でも言えること。

とはいえどのような値動きになるかはわからないので、各パターンでのトレードポイントを下位足ベースで検討していく。

<日足>

EURUSD/日足

D1ベースでは、上昇3波が終了して上昇4波(下降)の起点とも見て取れる。
緑色フィボは、週足の実体高安に引いたもの。
パターン①の場合に使用する。

■パターン①の場合

EURUSD/日足 パターン①の場合の値動き想定

上記のD1ベースの上昇4波が当てはまり、日足ベースでの下降調整が行われる見込み。
上昇1波/2波の横軸的に、7月いっぱいは上昇4波が継続する可能性が高く、緑色フィボ:38.2~50%まではスキャルピングショート狙いでトレードしていくプラン。
もちろん61.8%戻りの可能性もあるが、ドル安・ユーロ高が強いので、50~61.8%付近のショートは期待値が低くトレードは控えたい。

■パターン②の場合

EURUSD/日足 パターン②の場合の値動き想定

D1ベースの上昇3波が継続し、さらにD1上昇チャネル上限がサポートとなる。
とはいえ直近上値が1.13000のキリ番+D1(オレンジ)フィボ:61.8%+W1(黄緑)フィボ:61.8%ラインが抵抗帯としてあるため、そこをブレイクするにはもみ合い調整が必要。
上値が重いアセンディングトライアングル形成→上ブレイクで当該ラインがサポートとなる想定。
もちろん抵抗帯を上ブレイクできずに、チャネル内に戻される場合も考えられる。その際はパターン①に戻るだけ。

<1時間足>
■パターン①の場合

EURUSD/1時間足 パターン①の場合のトレードポイント

直近でWトップのようにも見受けられるので、下ブレイク→ネックライン戻りからのスキャルピング or デイトレショートを検討。
赤緑ゾーンがリスクリワード。
赤旗で分割利確+全決済想定。
①→低Lot×3ポジ(分割利確含む)
 ※分割利確した際は、残りポジのSLを建値付近に移動。

■パターン②の場合

EURUSD/1時間足 パターン②の場合のトレードポイント

アセンディングトライアングル形成後は、高値からのスキャルピングショートをメインでトレードする。
理由は、先週に上昇のエネルギーを発散しきっている状態なので、1発2発での抵抗帯ブレイクは可能性が低いため。
逆に、アセトラの切り上げライン接触からのロングはしない。
理由は、下ブレイクしてチャネルに戻ってしまう可能性があるため。
アセトラ上ブレイク後は、上図の通り、一旦押し目を付けてからのロングを検討する。


GBPUSD

<週足>

GBPUSD/週足+今後の値動き想定パターン

先週は大陽線で確定。
200EMAを実体で大きく抜けた+D1上昇ウェッジ上抜けで上昇優位。
基本的にはEURUSDと同様の考え方となる。

考えられる今後の値動きとしては、上図①②のパターン。
EURUSDなどのドルストレートやGOLDの相関で考えたとき、多少の押し目を付ける可能性が高いので、メインシナリオはパターン①。
各パターンでのトレードポイントを下位足ベースで検討していく。

<日足>
■パターン①の場合

GBPUSD/日足 パターン①の場合の値動き想定

1波=3波まで伸びきり上昇4波の起点となるため、多少の下落が日足ベースで入る想定。基本EURUSDと同じ。
横軸的に7月の下旬まで下降が続き、その後上昇5波になることを考慮しておく。

緑色フィボは、週足の実体高安に引いたもの。
緑色フィボ:38.2~50%まではスキャルピングショート狙いでトレードしていくプラン
もちろん61.8%戻りの可能性もあるが、ドル安・ポンド高が強いので、50~61.8%付近のショートは期待値が低くトレードは控えたい。

■パターン②の場合

GBPUSD/日足 パターン②の場合の値動き想定

D1ベースの上昇3波が継続する。
3波最終到達点の候補としては、直近上にあるMN1(月足)ベースの抵抗帯(紫色)。もしくはさらにその上のW1フィボ(黄緑)78.6%付近。
どのみち、直近サポートラインのD1(オレンジ)フィボ0%ライン上からのロングを仕掛けていくのがよさげ。
細かなエントリーポイントについては、H1足を確認。

<1時間足>
■パターン①の場合

GBPUSD/1時間足 パターン①の場合のトレードポイント

直近でWトップなので、ネックライン戻りからのスキャルピング or デイトレショートを検討。200EMA(黄色)までのタッチ付近とも一致する。
赤緑ゾーンがリスクリワード。
赤旗で分割利確+全決済想定。
①→低Lot×3ポジ(分割利確含む)
 ※分割利確した際は、残りポジのSLを建値付近に移動。

■パターン②の場合

GBPUSD/1時間足 パターン②の場合のトレードポイント

週明けすぐに現状のラインからの値動きを確認し、D1(オレンジ)フィボ0%ラインがサポートされている+さらに下位足でロングシグナルが出れば、上記の赤旗ラインまでのスキャルピングロングを検討する。
その後の値動きは正直パターンがありすぎて想定できないので、7/17(月)からの値動きによって分析しなおす。
現状ではここまでのざっくりとした分析しかできない。


AUDUSD

<週足>

AUDUSD/週足

週足は大陽線で確定。
しかし直近の高値である緑色フィボ38.2%のラインを抜けられなかったのが気になるところ。

またW1ベースの三角持ち合いを形成していることから、多少の下落調整をする可能性が高いとみている。
三角持ち合いの先端を推移していることもあり、正直その後の値動がどうなるかは分からない。

上図でパターン①②③を想定しているが、AUDUSDは生粋のメンヘラ通貨としても有名なので、その通りに動かない可能性が高い(他のパターンも全然考えられる)。

したがって、パターンごとのトレードポイントを現状から想定しても無駄になりそうなので、ざっくりとした分析に留めておく。

直近でトレードできそうなポイントとしては、直近ではどのパターンにしても多少の下落が入りそうなので、その下落調整をスキャルピングで獲っていくプランが一番期待値が高そうな気がしている。

とはいえファンダメンタルズで見ると、原油高→豪ドル高・ディルインフレ→ドル安の対局となっているので、基本はロング目線が順張りとなる。
そのため、もしかしたらAUDUSDについてはやらないかもしれない。

一応スキャルショートを狙っていく上で、詳細トレードポイントを下位足を見ながら検討する。

<日足>

AUDUSD/日足およびトレードポイント

週足の実体高安を基準として、緑色フィボを引いている。
先週の金曜日の足を見てみると陰線で終了しているので、週明けは現状のフィボ:0%ラインに対して反発して上に行くか、下ブレイクするかが重要である。

今後の値動きパターンは複数考えられるので、上図では最小限の記載にとどめておくが、ローソク足実体でW1フィボ0%ラインを下抜け確定したら、23.6%までのスキャルピングショートを検討してもよい。

<1時間足>

AUDUSD/1時間足+トレードポイント

ショートのシグナルが何か出ているわけではないが、日足も直近の足が陰線で終了していることから、現状のW1フィボ:0%のラインを下抜ければ、短期的に下降の勢いが強くなると思われる。
また、他のドルストレート(EURUSD・GBPUSD)のメインシナリオも、短期下落と見込んでいることも要因の一つ。
上図の①の場面でのショートを検討する。
75EMAタッチ付近の値動きには注視すること。
①→低Lot×3ポジ(スキャルピング or デイトレ)


その他通貨の環境認識

ゴールド(XAUUSD)

<週足>

XAUUSD/週足+想定される今後の方向性

週足は陽線で確定。
その前2つの足がD1ベースの上昇チャネル下限に反発されており、下ヒゲが長い足で確定している。そこで溜めたエネルギーを、先週の米CPIで上方向に発散させた流れ。

チャネル下限反発+大陽線確定のため、今後も上昇していく可能性が高い(ファンダ的にも今後はゴールド買い・ドル売りが継続する流れとなる可能性が高い)。

また、D1ベースの上昇5波の起点ということも上昇要因。
今週は押し目買いをしていきたいので、どの程度戻りを付けるのかについて、下位足を見ながら検討していく。

<1時間足>

XAUUSD/1時間足+押し目買い想定ポイント

押し目買いポイントを探すには、今回はH1(1時間)足が分かりやすい。
H4ベースの直近高安へのフィボ(赤色)とW1(週足)ベースの実体高安に対するフィボ(緑色)を反映。

緑色のフィボのほうが意識される感覚を持っているので、緑フィボ:38.2~61.8%付近、もしくは両者が重なる部分で、押し目ロングを検討する。

また直近はTトップを形成しており、超短期では下げ優勢の値動き。
上図①もしくは②までのスキャルピングショートを狙っても、リスクリワードもよく面白いかもしれない。
レンジブレイク後、レンジと同じ値幅まで上昇した際、その後はレンジ上限まで戻されるジンクスがある。ファンダとは多少逆張りになるがリスクリワードもよく期待値が高いため、直近ショートもあり。

ただ、そこまで押し目を付けずに緑フィボ23.6%での反発も可能性は十分あるので、値動きは注視していく。

個人的には②まで落ちてくれたら、スワップフリー口座でのスイングロングも検討する。
その場合は含み益を何度も握りつぶすことになるだろうが、少なくとも2000ドルまでは保有したい。

①→低Lot×2ポジ(デイトレ)
②→低Lot×4ポジ(デイトレ)
②→低Lot×10ポジ(スイング)


EURAUD

<週足>

EURAUD/週足+今後の値動き想定パターン

週足は実体の小さい陽線で確定。
W1(黄緑)ベースのフィボ:50%がサポートとして意識され、直近3本の週足すべてでヒゲで反発されている。
さらに20EMA・75EMAが、200EMAとゴールデンクロスをしている。
さらにさらに、D1ベースで上昇5波中であること。
さらにさらにさらに、1か月前の週足がH4ベースの上昇チャネル下限で反発→大陽線で確定していること。

上記から現在は上昇が圧倒的優勢であり、そのエネルギー溜めの時期であると想定している。
今週も多少の押し目を付け、上昇していくのがメインシナリオ。

上図パターン①②の詳細トレードプランを下位足で判断していくのではなく、下位足中心に押し目となり得る場面を見ていく。

<4時間足>

EURAUD/4時間足+今後の値動き想定パターン

現在H4ベースの上昇2波中であり、3波の起点となり得る場面。
さらに三角持ち合いを形成しており、抜けた方向に大きく伸びていきそう。
さらに三角持ち合い上限はWボトムのネックラインにもなっているため、③のシナリオが一番分かりやすい。

基本はユーロ高が根強いため、各押し目でのロングのみを検討する。
SLは、上図意識されているサポートラインを4時間ローソク足実体が下抜け確定したら。
なお、1時間足に落としてもう少し短い値幅でデイトレしてもよいかも。

<1時間足>

EURAUD/1時間足+今後の値動き想定パターン

4時間足のトレードポイントをさらに詳細にまとめた図が、1時間足の上図となる。
基本は4時間足よりもこちらを中心に押し目買いをしていく。

①→直近意識される赤色フィボ:50%付近で反発上昇されれば、上昇の勢いが強く、少なくとも三角持ち合い上限までは伸びていきそうだと判断し、直近高値で分割利確をしながら三角持ち合い上限まで伸ばしていく。
 低Lot×3ポジ(分割利確あり)

②→これがメインシナリオ。直近でH1ベースの上昇1波となり、2波で押し目を付けてくる可能性がある。黄色フィボは上昇1波に対する高安で引いているもので、黄色フィボ:50%付近がH4ベースの三角持ち合い下限およびW1ベースのフィボ:50%とも一致するため、その付近までの戻りを考慮し、その付近からのロングを検討したい。
 低Lot×3ポジ(分割利確あり)

③三角持ち合いを上ブレイクした際は、一旦のリバを待ってからロングを仕掛けていく。なお値動き次第だが、1発目の上ブレイクもスキャルショートで獲っていければ獲っていく。
 低Lot×3ポジ(分割利確あり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?