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真夜中にひびき渡る歌声


うっかり寝落ちしてしまって、
夜中の2時に目が覚め、
そこから、ちゃんとした寝床に入って横になりました。

梅雨が明けて、
今うちは、2階は窓全開で寝ています。

防犯上、2階から、しのび入られ難い環境になっているので
そうしています。

それで横になっても、今度はなかなか眠れず、
目をつむっていたら、

新聞配達のお兄ちゃんがやってきて、
ずっと歌を歌っていました。

歌の名前はわかりませんが、
今風の歌で、
カラオケっぽく大熱唱していました。

周りの家は、きっと窓を閉めている家の方が多いと思うし、
聞こえてないと思います。

真夜中の道をバイクで走りながら、
ひとり熱唱するのは気持ち良いだろうねー ♪


それで思い出したんですが、
5~6年前も、違う人でそんなことがありました。

5~6年前ですから、その両者は知り合いではないと思います。

「夜中配達する時、すっげー気持ちいいからやってみな!」

などという情報伝達があったとは、
5~6年という時間差の関係を考ええると、たぶんない、と思います。

その時は、なんとお姉ちゃんで、

昼間、午後の時間の、夕刊配達も
たぶんそのお姉ちゃんだったと思いますが、

もちろんその時は歌っていません。

昼間は、楚々とした感じで配っていました。


深夜、バイクの音と共に、
50mぐらいと思われる距離ぐらいから
だんだん、歌声が聞こえはじめてきます。

その歌というのが、
その場で即効、思いつきで歌っているような感じで、

ランランラン♩と歌って来るのです。

毎回ランランランでした。

何かに似てるなー、と思っていたら、
風の谷のナウシカの

『ラー、ランララ、ランランラン』
っていう、大事なシーンでかかるのがあるでしょう。

あれに似てるんですね。

しかも、真夜中のシンっとした静けさの中で、
お風呂で歌うみたいに
エコーがかかるんですね。

だから、真夜中、若い女の子の声で、
しかもかなり音量大きく
相当先の距離から
次第にランランラン・・・・と近づいてきて、

ガタン!ガサガサッ
新聞投函音と共にランランラン途切れることなく、

再び次第にランランラン・・・・と遠ざかっていく・・・

のが、何とも耳に神秘的で、

夏に、窓を開けているうちだけが知る、
毎晩、繰り返される
不思議なシーンでした。

ほとんどが、睡眠中、夢うつつのなかで
聞くともなく、感じているので、
不思議な感じでした。

隣の寝床で寝ている主人は常に爆睡で、
一回も聞いたことないと思います。

初めて耳にしたときはビックリしましたが、

新聞配達やめちゃったのか、
いつの間にか聞かなくなりました。

今日のお兄ちゃんの歌で、
すっかり忘れていた記憶を思い出しました。

相変わらず寝られないので、
noteに書いてます。


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