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貧困問題や新しい家族の形にも切り込む 映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』 ~映画イラスト~


ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)
A Christmas Gift from Bob 上映日:2022年02月25日製作国:イギリス
上映時間:92分
監督 チャールズ・マーティン・スミス
脚本 ギャリー・ジェンキンス
原作 ジェームズ・ボーエン
出演者 ルーク・トレッダウェイ クリスチーナ・トンテリ=ヤング


映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』

四コマ映画http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2803

社会からドロップアウトを繰り返していた青年と 彼に懐いて離れなかった野良猫ボブとの奇跡の"実話"。

の続編!

貧困問題や新しい家族の形にもにも切り込む。


ハッピーエンドの続編

薬物依存症にもなってしまったホームレスの青年が、
野良猫を飼い始めること責任感と愛情を知って、
行政やビッグイシューの手を借りながら
更生して社会生活に戻れた。


という実話が本になり、青年と猫は有名人に。
そして、映画化(ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016))もされた。

今作はそれの続編。
「良かったね!最高だよね!」の続編、というとても難しい案件だったと思います。


***

しかし割とストレートにこの問題を乗り越えてますね。

「現在の自分」は幸せな状態(ほんとに個人としての幸せがどうかはわかりませんが)だけど
「過去の自分」は当然幸せな状態ではなかったし、
「過去の自分と同じ境遇にいる人」も幸せな状態ではないので、

今回の題材は「過去の自分と、過去の自分と同じ境遇に現在いる人」。

ホームレスだった自分だけが幸せになったよ良かったよ!
から
自分以外の人に目を向けよう
という話になっています。

変なことをしない、無理なことをしない、ことでちゃんと続編として成立させていると思います。

***

ライトなハートフルコメディという仕上がりは前作と変わりないですが、
ホームレス排除問題や根本的な貧困問題、家族の問題などを取り上げていますね。

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