人は願望が叶うとわかったらどこまでできるのか 映画『ザ・プレイス 運命の交差点』　メモ付き

ザ・プレイス 運命の交差点（2017年製作の映画）The Place

自分の願いが叶うとわかったら人間はどこまでやるのだろうか。
それが他人の運命を狂わすことだと知っていても。

というテーマの映画です。

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僕が大大大好きな『おとなの事情』（https://filmarks.com/movies/70314）のパオロ・ジェノベーゼ監督の新作です。

人間の奥底の真理をえぐってえぐってえぐっておいて、「おとな」というベールに包んで笑顔で帰っていくという冷え冷えとした恐怖映画でした。。

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四コマ映画『ザ・プレイス　運命の交差点』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2229

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『おとなの事情』もある家の中のワンシチュエーションでしたが部屋の異動はありました。

『ザ・プレイス 運命の交差点』は完全にカフェだけ（ザ・プレイスという名のカフェ）。
しかもほとんどひとつのテーブルのみ。

『おとなの事情』同様、キャストは多いんですがあまり混乱はないですね。この辺りはうまいです、さすが。

知らないイタリア俳優さんたちがいっぱい出て来て、「この人誰だっけ？この人の願望なんだっけ！」って最初は焦るんですが、中盤からは自然とわかりますし、バラバラだった彼らが繋がっていくストーリーもうまい。

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謎の男を演じたヴァレリオ・マスタンドレアさんの演技が素晴らしい。
イタリアでは相当な名優のようですね。

いろんな相談者と対峙し続けるわけですが、ミステリアスだけど重すぎないので、あくまでもスポットライトは相談者に当たっています。

それでいて単なる狂言回しで終わってないわけですから、本当に素晴らしい。。

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四コマ映画『ザ・プレイス　運命の交差点』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2229

以下、メモ。

メモを書いた紙を燃やす。

「言われた通り殴った。」

「詳しく話せ。詳しく話さないと契約違反だ。」

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強制じゃないが、そうしないと息子が死ぬ。

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あなたは悪魔なの？

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「爆弾を作れ」

「ネトで揃えられるわね。１週間でできると思うわ。残される人のことを思うと辛い。でも続けるわ。私のしていることは本当に恐ろしい。週末のレストランならあなたの言う人数に達するわ」

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僕は問題じゃない。僕のためじゃなく君のためだ。希望はある。ここに書いてある。

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なぜ無理難題を？

望む人がいるんだ。私たちは悪い心を持っている。

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自分の欲望のための殺人はよくあるわ。

女をおかせ。

妊娠しろ。

女の子と誘拐しろ。

女の子を守れ。

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誘拐失敗。

爆発断念。

「恐ろしいことはできない」

「契約は俺だ」

「息子の命を弄ぶな！」

「夫とセックスできた！」

「不可能な任務などない複雑なだけだ」

終わった案件のメモを燃やす。

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女の子を守ってた。

虐待を受けた子を誘拐して、あるところに匿っている。

「俺はヒーローになりたい。お前の手を借りなくても願うはかなう」

「気が変わったわ。爆弾、やるわ」

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誰かの願いが叶う時誰かが傷つく。前からこうだったのよね。

目的を達成しようとするなら強い意志を持って自分で選択したんだ。俺は偉人のようだった。

癌の息子が良好になっていく。

成功、神を感じている。彼とは別れて1人で生きてく。DV被害を受ける女。

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息子の癌は消えた。ミラクルだ。お前のせいで人を殺しかけた。

でも殺してない。殺さなければ死ぬとは言ってない。

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美人にならなくても恋人ができたから計画はおわり。父と仲直りした。父は捕まった。自分のせいで女性が死んだって。

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爆弾を置かないことにした。

この店「プレイス」に置くことにしたわ。このスイッチを押すだけでいいの。

「自分もウェイトレスも死んでしまう」

無数の無実の人が死ぬのなら罪人も殺さないとね。

爆発させて天と向き合っても、夫は今のまま。私は？私はもう私じゃないわ。だから爆発はさせない。

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あなたにも夢や希望はあるの？

この役回りを辞めたい。悪い話は聞きたくない。

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ウェイトレス、分厚いノートに何かを書こうとする。

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翌朝、紙が一枚燃えている。

男はこの役をやらされていた。ウェイトレスに。

この男の罪？任務？が完了し、紙を燃やした。

メモを書いた紙を燃やす。

おわり