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パンがないなら、ソーダブレッドを焼けばいいじゃない

各種物価高騰に加え、追い打ちをかけるように米も高いとか、なんなら売ってないとかいう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

パン屋さんも大変だろうなと思うのですが、この価格だと私のような者にはたまのご褒美ならともかく、日々の食事としてベーカリーでパンを買うというのはちょっとためらってしまいます。

というわけで、ソーダブレッドを焼くことにしました。


ソーダブレッドのいいところ

何と言っても簡単、そして失敗しないところです。
普通のパンと違ってイースト菌を発酵させるとか、寝かせるとか、捏ねるとか、成形するとかいう工程がいっさいなく、混ぜて焼くだけで膨張剤さま(ベーキングソーダ)の威力で膨らんでくれます。

家にある材料で、思い立ったらすぐ作れます。

コツとしては雑に混ぜることくらいです。

基本のソーダブレッドのレシピ

材料

・粉(デフォルトは薄力粉):200グラム
・ベーキングソーダ(食用重曹)またはベーキングパウダー:4グラム
※ベーキングソーダが正統なのでしょうが、もろに「重曹味」になってしまうので、個人的にはベーキングパウダーが無難だと思います。
・塩 :ひとつまみ
・砂糖 :小さじ1
・何らかの液体 (ヨーグルトまたは牛乳) :180グラム
※本来はバターミルクを使うそうです。ベーキングソーダは発泡させるのに酸性のものが必要なので、牛乳を使う場合はレモン汁か酢を小さじ1加えます。ヨーグルトなら要らないです。
・油(オリーブオイル、溶かしバター、サラダ油など) :大さじ1

工程

① オーブンを200℃に予熱し始める

② 天板にクッキングシートを敷く

③ ボウルに粉から砂糖までを入れ、泡だて器で軽く混ぜ合わせる
※ふるう必要はないですが、ダマにならないようにこの作業はやったほうが良さそうです

写真は薄力粉とライ麦粉を半々に混ぜているので黒っぽいです

④ 中央を窪ませ、ヨーグルトまたは牛乳と油を入れ、ゴムベラなどで雑に混ぜる。

捏ねないで、切るようにざっくり混ぜていきます

⑤ 混ざったら、クッキングシートを敷いた天板にボトッと落とし、適当に形を整える

写真はシュレッドチーズを混ぜたところ

※とにかく雑です。真面目な人なら未練が残るくらいで混ぜるのをやめましょう。ナッツなどの具を入れる場合はある程度混ざってから加えます。

⑥ ナイフかキッチンばさみで切り込みを入れる


焼けてから切り分けたい位置に入れると便利です

⑦ 200℃のオーブンで30~35分焼く
※オーブンの性能にもよりますが、迷ったら長めに焼きましょう。

焼き上がったところ。チーズが溶けてこんな感じに

⑧ 切り分ける
※焼きたては崩れやすいので、すこし冷ましてから切り分けるとよいです。
(と言っても私は待ちきれなくてすぐ食べてしまっていますが…)

出来上がり!

保存

冷めたら一切れずつラップに包んで、冷凍もできます。
私はお弁当に、凍ったまま保冷バッグに入れて職場に持っていき、30秒くらいレンジにかけてホカホカを楽しんでいます。
家ならさらにトースターで焼くと、表面のカリッと感も復活します。
中身が詰まってどっしりしているので、けっこうお腹にもたまりますね。

アレンジもいろいろ

セサミブレッド

油を白胡麻油にして、いりごまをたっぷり(10グラムくらい)加えます。

コーンブレッド

溶き卵と牛乳を合わせて180グラムにし、クリームコーン1/2缶分を混ぜます。
油は溶かしバターがおすすめ。

トマトブレッド

液体をトマトジュース180グラムにし、好みでドライバジルと刻んだドライトマトも加えます。

スパイスブレッド

砂糖を糖蜜に替え、チャイ用スパイスミックス5グラム、クルミや松の実などのナッツ、レーズンやプラムなどのドライフルーツをたっぷり入れます。
この場合、膨張剤は重曹のほうがパンチが効いておすすめです。

このほか、粉をライ麦や全粒粉に替えてヘルシーにしたり、甘さや塩加減も好きなように調整できるので、いろいろなアレンジが楽しめます。

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