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シアトルでアウトドア - カレイ釣り編 -

夏だ!夏休みだ!ということでシアトルの夏にぴったりな釣りの話をしよう。

「シアトルで初心者でもできる釣りはなんですか?」と聞いてみると、答えはある程度分かれたとしても、大体ニジマス・イカ・カレイのどれかに落ち着くんじゃないか。ニジマスは放流が始まる5月をピークに、そしてイカは10月から1月初旬ぐらいまで釣れる。カレイはというと、6月から遅くて9月ぐらいまで釣りが楽しめる。

釣具屋の兄ちゃんにカレイ釣りについて諸々聞いてみると「砂浜があるところにはわんさかいるから余裕で釣れるよ!」とのこと。

「ほんとかなー」と思いつつ、これがやってみると本当にたくさん釣れる。桟橋から軽く投げてもなかなか大きいカレイが釣れるから地味に感動する。カレイは手軽に釣れる一方で「ぐぐぐっ!」と刺激的な引きが楽しめる。ぼくはめちゃめちゃハマってしまい、7月の夏は毎週末釣りに出かけるようになってしまった。

釣り場所

今回はShilshole Bayというところで釣りをすることに。ここはBallardというシアトルの中でもおしゃれ度高めの街から歩いて (もしくは車を数分走らせて)行ける場所にあるところだ。シアトルの中心街近くに住んでいる方にとってはアクセスは抜群なんじゃなかろうか。ゴールデンガーデン公園 (Golden Gardens Park)という海の公園もすぐ近くにあるので、釣りが終わったら散歩しても楽しい。

Google Mapより抜粋。釣り場所はゴールデンガーデンパークの下の方に位置。

こんな感じの小さな桟橋で釣るわけだけど、そこから臨む景色はとても幻想的で美しい。

釣りをする桟橋
とても静かで綺麗な水面

ちなみにMukilteo (マカティオ)というところでもカレイがよく釣れると評判。シアトルから車を40-50分ほど北に走れば行けるのでこちらもおすすめ。カニがいっぱい取れることで有名だったり。

仕掛け・釣り餌

日本でカレイを釣るときとほぼ変わらない仕掛けで釣れるから嬉しい。いわゆる天秤に針とオモリ (1-2oz)をつけてあとは餌を投げるだけ。

釣り歴の長い方々に餌について聞いてみると、皆口を揃えて「生餌の方が食いつきはいいよ」とのこと。アジアンマーケット (宇和島屋など) には冷凍のイカが売っているので、そちらを解凍して1-2cmほどに切ってつければOK。

イカ餌の解凍・解体される前の姿

今回はいつもより気合を入れて少し早起きをし、6.30 A.M.には桟橋に到着。いざ釣り開始!となった矢先、なんとイカの餌を持ってくるのを忘れたことに気づく。「あれだけ生餌の方が食いつきがいいというアドバイスをもらってたのに…」とその時点でだいぶテンションが下がる。

どうしようかなーと考えあぐねていたところで「はっ!」と閃く。バッグの奥底に入れてあった秘蔵の(というほどのものでもないけれど)ワームで釣りをすることに。「まあ他に餌もないしこれでやってみるか」と開き直り、改めて釣り開始。

秘蔵のワームくん

いっぱい釣れたよ!

ワームをつけた仕掛けを桟橋から「ヒュッ」と投げてみる。そしたら驚くことに開始から立て続けに当たりがくるではないか!

まずは狙いのカレイがご登場。小さいものはリリースしつつ、良型の数匹をキープ。

こんにちは、カレイさん

カレイがビシビシかかるだけでも満足だったのだが、さらにサプライズが!この時期によく釣れるカニもご登場。加えてワイルドなハゼみたいなお魚までお目見えに (Sculpinという魚のようで)。小さかったのでどちらもリリースしたけれど、こういうのってとてもワクワクする。

このカニはレッドロックというのだそう
小さいわりにイカついSculpinの赤ちゃん

これだけでもお腹いっぱいだったのに、最後にもっと面白いことが…。カレイと同じような当たりが来たので巻き上げてみると、糸の先にはなんだかニョロニョロしたものが。なんとアナゴ(のような魚)が!順当にいけばアナゴの一種なんでしょうが、ハゼなんだけどなんらかの事情で胴の部分だけ長くなってしまった魚…という風にも見える。一体この魚はなんだったのだろう?

アナゴ?長いハゼ?

釣りを引き上げる頃にはアザラシが頭だけ出しながらすいすい泳いでいる姿が見えた。「ちわっす」とだけ(心の中で)挨拶をし、桟橋を後に。

すいすい泳ぐアザラシさん

持ち帰った何匹かのカレイは唐揚げに。なんとなく「家で唐揚げをしてもそんなに美味しくできないんじゃないか?」という偏見がありこれまでやったことがなかったけれど、物は試しということでやってみた。You Tubeの見よう見まねではあるものの、これがやってみると楽しいではないか。そしてとてもジューシーで美味しい。月並みだけれどやっぱり釣りたての魚は断然うまい!

アナゴ (のような魚)は開いて白焼きに…と言いたかったけれど、身が小さかったので断念。代わりに(と言ってはなんだけれども)小さく切ってオリーブオイルで炙ってみる。一口サイズの白身を醤油につけて口に運べば、うむ、ぜんぜんわるくない。

カレイ & アナゴ (のような魚)
「じゅうじゅう」と揚げてみる
とっても美味しかった!
白焼きの失敗例

まとめ (る必要もないのだけど)

エサを忘れたとことに気づいたときには呆然として本当にそのまま帰ろうかなと思ったものの、ワームのおかげで(?)いつもとはまた違った魚が釣れた。やはり釣りは行ってみる度に学びがあり、つくづく面白いなと思ったわけです。

…というなんだか小学生の夏休みの日記みたいなもので締めさせていただきやす。

以前カニ釣りや潮干狩りについても書いてみたのでご興味あればこちらもぜひ〜。

それではどうも。お疲れたまねぎでした!


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