オバケを見つめて行動する方法

福原です。

今回のテーマは、

「オバケを見つめることで恐怖を減らすことができる」

です。

ここでいう「オバケ」とは、何のことかというと、

「オバケ=恐怖の対象」

です。

どういうことかちょっと説明しますね。
少し例え話をします。

■オバケってこわい?

昔々、あなたがまだ小さい子供の頃に、
暗い場所が怖い、オバケがいる、と
想像していた頃があったと思います。

私は電気がついていな暗い部屋に入れない時がありました笑

「暗いところにはオバケがいる」

と想像していたのです。

部屋の中をのぞくと真っ暗なわけです。

「もしかしたらベッドの下とかに
お化けがいるかもしれない!」

と思って、なかなか部屋に入れなかったかもしれません。

でも、その時にお父さんが「大丈夫だよ」と言いながら
部屋の電気のスイッチを「パチッ」とつけて部屋を明るくしたら…

オバケなんていなかったことが分かって安心しますね。

「オバケがいるかもしれない!」と思って
目を閉じて見ないようにすればするほど
どんどん怖くなっていきます。

でも、ちょっと勇気を出して、電気をつけて、
じっと見つめてしまえば、、、

オバケなんていないことがわかるのです。

・・・

さて、では、なぜ私たちは見えないオバケにおびえるのでしょうか。

それは、人間の「本能」がそうさせるのです。

■本能

私たち人間には、本能が備わっています。

例えば、

・食べ物を食べる
・子孫を残す
・自分の持っているものを守る
・危険から身を守る

・・・

など、いろいろあるのですが、

ここで注目したいのは

・危険から身を守る

という本能です。

■恐怖は危険から身を守ろうとするから

人間は、自分に危険な状況が迫ると
逃げたり、戦ったりして自分の身を守ろうとします。

そうでないと死んでしまうからです。

今の時代では考えられないのですが
私たちの先祖様たちは、ジャングルの様な
ところで暮らしていた時代があります。

そこで、太陽が沈んで暗くなった道を歩いているときに、

「ガサッ…」

と後の方から音がしたら…?

からだ全体に力が入ります。

心臓がバクバクと行動激しく動き出し
神経を耳に集中させて周囲の音を聞きわけ
急に後を振り向き目を「カッ」と見開いて
何がいるのかを注視します。

これは全て「恐怖」を感じたからです。

もしこれが、

「あー福原さん、どうもー」

と親しげに後ろから声をかけられたのなら
ここまで身を守ることはしないです。

何かわからない物が音を立てたから
恐怖を感じて身を守っているのです。

■いまは恐怖自体が消えた

昔の人たちは自分の命に関わるような恐怖を感ることが多かったので
自分の身を守るメカニズムを身につけていったのです。

でも、

今の時代は、そこまでの恐怖を感じることは少なくなってきています。

近所のお店の曲がり角から突然出てきたライオンに食べられることは…
ありません。

木の上からヘビが落ちてくることは…
ありません。

「真の恐怖」を感じる機会が少なくなってきています。

その結果どうなるのか、というと、

■うつになる動物たち

例えば、動物園の動物たち…

キリンとかカバとかパンダとか
いろいろな動物がオリに入れられて
飼われいていると思いますが、

彼らは

「うつ状態」

の動物が多いそうです。

なぜかというと、本来は野生の生活の中で
「恐怖」感じているはずですが、

動物園ではオリで守られて、寝ていても
エサが運ばれてくる、天国のような
生活を送っているために「恐怖」を
感じなくなっているからです。

サバンナに生きている動物はどうでしょうか?

目をギラギラさせて、常に周囲を警戒し
常に自分の身を守っています。

でも恐怖を感じない動物園の動物は「うつ状態」です。

でも彼ら動物園の動物は、やる気がないのではありません。

「恐怖が無いのなら、幸せに暮らすはずだからうつ状態にならないのでは?」

と思うかもしれませんが、そうではありません。

なぜ彼らがうつ状態になるのかというと、

「ニセの恐怖」のせいでうつ状態になっているのです。


■妄想の恐怖がうつ状態を引き起こす


本来、野生の動物は、命に関わるような恐怖を
感じ続けているために、逆に小さな恐怖はそれほど感じていません。

一匹のシマウマが足をバラのトゲでちょっと切って血が出ていたとしても

「まぁ、そのうち治るかな。」

程度にしか考えないのです。

そんなことよりも

「向こうに見えるのはライオンだな。これは逃げないとヤバイ…」

という方を気にしているのです。

でも、動物園の動物は、守られているので
命に失うような恐怖を感じなくなっています。

その変わり、

小さな恐怖を感じ取るようになっています。

本来であれば無視できるはずの恐怖を
怖がってしまって、ブルブルと震えて
行動できなくなっているのです。

その結果として「うつ状態」になっています。

■ニセの恐怖を感じたがっている

今はなぜ動物の話をしているのか?と不思議に思うかもしれませんが
これから詳しく話していくので安心して聞いて欲しいのですが、

実は、この話の中に、私たちが行動ができないヒントが隠されています。

それは、

「ニセの恐怖」

です。

私たち、今の時代に生きる人間は
「真の恐怖」を感じることがなくなってきています。

ライオンに襲われないですし
今日食べる食べ物が収穫できないこともありません。

その変わりとして「ニセの恐怖」を感じることを
好んでやるようになっているのです。

たまに、あなたの周りにもいると思うのですが

「私、ジェットコースターが大好きなんです!
富士急ハイランドのドドンパとかFUJIYAMAが
凄い怖くて好きなんです!」

という、

「怖くて好き」

というジェットコースター嫌いな私からしたら
意味が分からないことを言う人がいるのですが、

これが「ニセの恐怖」です。

「ニセの恐怖」とは

・ジェットコースター
・お化け屋敷
・ホラー映画
・スカイダイビング

のようなものです。

なぜやるのか?というと

「真の恐怖」が足りなくなってきているから

です。

その変わりとして「ニセの恐怖」を感じようとするのです。

「恐怖が不足している」のです。

本来の野生の動物は、恐怖を感じるから行動を起こすのです。

つまり、恐怖を感じることが「当たり前」になっているのです。

今の時代は「恐怖」自体が少なくなってきて
いるので「本能」が「恐怖を感じたい」と思っています。

これは自然界の法則のようなものでしょうがないことのようです。

■もし本当の恐怖を感じてしまったら?

では、逆に、今の時代に生きる私たちでも

「真の恐怖」

を感じたらどうなるでしょうか?

・・・

あなたが乗っていた飛行機のエンジンが火を噴いて
ガタガタと揺れ始め、警報が鳴り響き
大きな衝撃が起きたかと思った次の瞬間
目の前が真っ暗になり、、

気が付いたら砂浜に飛行機の残骸が突き刺さり
あなたは砂浜に叩きつけられて
体中が痛く、周りに誰もいなくて

ただ海と砂浜と森しかない無人島で
あなたは生き残らないといけない、としたら、、、

・・・

そんな状況で、あなたが

「あぁ、人に悪口を言われたらどうしよう…」

「あぁ、告白して嫌われたらどうしよう…」

などと思うでしょうか。

思わないし、思っている暇がないと思います。

あなたは、全力で食べ物を確保し
寝る場所を確保し、いつ来るかわからない
野生の動物に備えるのではないでしょうか。

そう、

「真の恐怖」を感じると「ニセの恐怖」は感じない

のです。

本気で怖いことが起きると
どうでもいい恐怖は消えていくのです。

■ニセの恐怖が行動を止めている

恐怖というのはそういう性質があるのですが、

ここで大事なことをお話していきますが、

-------------------

「あなたが行動できないのは、
『ニセの恐怖』を感じているから

-------------------

です。

「真の恐怖」を感じているのであれば有無をいわさず行動しています。

無人島で生き残るために行動するのと同じです。

「ニセの恐怖」を感じているのであれば作られた恐怖なので、急いで逃げなくてもいいのです。

ホラー映画を見ていて怖くなっても

「うわぁー!…でもほら、これ映画だから」

と思えば、走って逃げることもないと思います。

あなたは、今の状況がうまくいっていなくて

「どうしたらいいでしょうか?」
「何をしたらいいでしょうか?」
「どうやったらうまくいきますか?」

と考えているかもしれません。

でも、あなたが行動できないのは、テクニックやどうしたらいいか、ではないのです。

--------------------
あなたが行動できない根本的な原因は
あなたが「ニセの恐怖」を感じているから
--------------------

です。

■一回まとめましょう

ここで少しまとめておきましょう。

「真の恐怖」があれば自分を守るという本能に従って行動しているはず。

「ニセの恐怖」を感じていたら実は安全なので逃げなくてもいい。
ただ怖いので、行動がとれない。

「行動できない理由」はやりたいことがある。
でも、「ニセの恐怖」を感じているので動けない

「行動するために」は「ニセの恐怖」を取り除く必要がある。

■恐怖の引き金になるもの

まだ難しいと感じているかもしれませんが
少しづつわかっていくと思います。

まだ概念的なことを話していますが
最後は具体的な話になっていきますので
安心して話を聞いていてほしいのですが、

では、次の話として

「恐怖の引き金」

という話をしたいと思います。

あなたが「ニセの恐怖」を感じるのは
何かに反応して、自動的に恐怖を感じてしまうからです。

「反応」して「自動的」に「恐怖を感じる」のです。

夜道を歩いているときに、後で音が鳴った話をしましたが、その時は
音に「反応」して「自動的」に「恐怖を感じて」います。

「あー、なんか今、音がなったなー。
でも面倒くさいから、別に今は気にしなくていいかなー。
あー、お尻がかゆいなー、ボリボリ…」

とのんびりしていたらライオンに「ガブッ」と食べられておしまいです。

なので「反応」して「自動的」に「恐怖を感じる」のは
人間に備わっている本能なのでそうなるのは仕方ないのです。

■ニセの恐怖を避ける必要がある

さて、私たちが行動するためには「ニセの恐怖」を感じないようにする必要があります。

つまり、

---------------------
「ニセの恐怖」を感じさせるものから避ける
---------------------

ことがとても重要になります。

私たちの生活の中には、「ニセの恐怖」を感じさせるもののオンパレードです。

ありすぎます。

この「ニセの恐怖」の元から避けないと
「反応」して「自動的」に「恐怖を感じて」しまいます。

避ける必要があります。

それらをこれから紹介していきます。
それを聞きながら、あなたがいかに恐怖を与えられているのかを感じてみてください。

■「ニセの恐怖を与える物」

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1.テレビ、新聞、雑誌
------------

とにかくネガティブな情報ばかりです。

彼らは悲惨な状況を映し出すことで視聴率を上げることが仕事なのでしょうがないのですが、

ニュースで取り上げられるもののうち

95%はネガティブ
5%はポジティブ

と言われています。

報道番組をみているなら、この数字には納得がいくと思います。

ですので、できるだけテレビなどを見ないようにして避ける必要があります。

見れば見るだけ、あなたは恐怖を植え付けられ行動が取れないようにされていきます。

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2.人間
------------

人の話していることのうち、80%はネガティブなことと言われています。

最近の世の中の状況だともっと多いかもしれません。

人間は自分の意見を相手に分かって
共感してもらえるとうれしくなるものです。

なので私たちは、ネガティブなことを話してそれに共感して、
うれしくなって、またネガティブなことを話してしまうのです。

「最近、ひどいよねー」

「そう、ほんとひどいよねー、私の家でもさぁこないだ大変なことがあって…」

「あー大変だったねー、そういえば家の近所で火事があってさぁ…」

「うわー、それはかわいそうだねー、それでさぁ…」

という会話をしてしまうのです。

そして自らすすんで「ニセの恐怖」を感じていってしまいます。

ですので、ネガティブな話をする人をできるだけ避けるようにしてください。

とても大事なことだと思います。

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3.ネットのコメント、情報
-------------

ネットを行き交う情報のほとんどはネガティブなことか、間違った情報です。

災害や病気に関してネットを利用した情報が役に立ったという話を聞きます。

そういういい面もあるのですが、全体的見ると、気分を落ち込ませたり
不安にさせるもののオンパレードとなっています。

私が過去に震災後にブログを停止させてしまったことがありました。
その一番の原因がネットの情報です。

いろいろなことを調べて役に立とうと頑張ったのですが、あまりにネガティブな
情報が多くて、私の心に「ニセの恐怖」を植えつけてしまいました。

その結果、気分が落ち込み、何を書いたらいいのかわからなくなってしまったのです。

ネットは本当に必要な情報を調べるために使い、見すぎないようにしてください。

また、あなたが本当に欲しい情報を伝えてくれる人だけ見るようにしてください。

「これだ!」と思う情報だけ仕入れて
「これだ!」と思うことだけ実行するのが
ネットの賢い利用方法だと思います。

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4.想像
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人間はネガティブな想像をするクセがあります。

考えれば考えるほど、イヤなことを考えるようにできているのです。

ずっと考えている自分に気がついてそれを止めるようにしないといけません。

これは後で紹介するエクササイズで思考を停止させることができますので
楽しみにしていてください。

■4つのものから遠ざかろう

と、ここまで4つの「ニセの恐怖を与えるもの」を紹介してきましたが、

あなたが「ニセの恐怖」を与えられていると感じたものはありましたでしょうか。

私の場合はネットでした。

これらのことからできるだけ避けて「ニセの恐怖」を植えつけられないようにして
やりたいことを行動する必要があるのですが、では、ここで少し話を変えて

「恐怖とはなにか?」

について話していこうと思います。

恐怖とは何かを知ることで、

あなたがなぜ行動ができないのか、が理解できて
では、行動するためにはどうしたらいいのか?も
同時に理解できるようになります。

自分の部屋の中で布団をかぶって
ブルブルと恐怖に震えて
どうなるかわからない未来を怖がって
何も出来ない状態から抜け出したいのであれば
ちゃんと話を聞いておいてください。

■恐怖とは何か?

恐怖には2つあります。

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「2つの恐怖」
-------

------------
1.失敗したくない恐怖

2.成功したくない恐怖
------------

「失敗したくない恐怖」とは

・カラオケで歌って笑われたらどうしよう
・仕事で失敗してお客さんに怒られたらどうしよう
・上司に怒鳴られたらどうしよう
・告白してふられたらどうしよう

・・・

というものです。

「成功したくない恐怖」とは

・テストでいい点とったらイヤミに思われるんじゃないか
・上司よりも先に昇進したらなんか気まずいな

という感じのものです。

成功するのに恐怖に感じるのは少し不思議に感じるかもしれません。

さて、私たちは子供の頃から

「間違ったらダメ」

と言って育てられてきました。

学校のテストでも、間違ったら点数が引かれるという方式だったと思います。

つまり、

「間違ったら点数が低い」

のです。

例えば学校でテストを行なってその点数が「90点」だった時

・10問、間違えた

と考えて、あと10点足りないのはなぜか?
考えるように教えられてきました。

でも、「90点」という点数を見て

・90問、正解した。

と考えることもできます。

「できたことがすばらしかったので、点数がもらえる」

という考え方です。

「間違いを責める」

「正解したことをホメる」

という二つの考え方があると思いますが、

どっちの方がいいか?というと、どうでしょうか?

どちらがあなたにとっていいと思いますか?

■ホメたほうがいいはずなのに失敗を恐れてしまう

おそらく「正解したことをホメる」ではないでしょうか。

あなたがちゃんとできたときに、

「よくできました」

と言われると、うれしくなると思います。

「なんで間違えたの?ちゃんとやりなさい」

と言われてちゃんとやる人はなかなかいないのではないでしょうか。

・・・

ここで覚えておいて欲しいことは

--------------------
「多くの人は、失敗することに恐れている」
--------------------

ということです。

「私は成功したいです」

という思いを持っていても

「でも失敗したらどうしよう…」

という失敗することへの恐怖の方が大きいために
実際の行動をとれないでいます。

「行動したい!」よりも「恐怖」の方が強いのです。

この恐怖を怖がっているために
あなたはやりたいことがあるのにできない
という苦しみを抱えてしまっているのです。

■行動をできなくさせる恐怖の種類

ここで、いくつか恐怖の種類を紹介したいと思います。

---------------
1.失うことへの恐怖
---------------

・恋人と別れたくない
・今の仕事を失いたくない
・破産したくない

・・・

---------------
2.緊急事態への恐怖
---------------

・携帯電話を持っていないと怖い
・もしもの時のためにクレジットカードを持っておこう
・生命保険に入っておかないと不安だ

・・・

---------------
3.フェアでないことへの恐怖
---------------

・おごってあげたのに、何もしてくれなかったらイヤだ
・こんなに頑張ってるのに、低い給料で働きたくない

・・・

など、いろいろあるのですが、
これらの恐怖を感じているためにあなたが行動できずにいるのです。

この恐怖の呪縛から解き放たれない限り、
あなたは見えないオバケに怯えて暗い部屋に入りたくない、と
子供のように駄々をこねて同じ場所に居続けることになります。

でもあなたは、実際に電気をつけてオバケを見つめて

「オバケなんていなかった」

ということに気がつくことができます。

■オバケを見つめて恐怖を減らしてみよう

そのために、あなたにはこれから実際にオバケを見つめてもらいます。

これから行うエクササイズを行うことで
ブルブルと震える子供から実際に自分で行動できる大人へと
変わることができるのです。

今の状況で頭を抱えていたら明日からもずっと怖がり続ける人生が続いてきます。

今日、このエクササイズを行うことであなたの心から恐怖のオバケが消えていきます。

そうして実際にあなたの足で前に進むことができるのです。

必ず行うようにしてください。

何度も繰り返し行うことで、さらに
恐怖を取り除いて行動が加速していきますので
面倒と思わずに行うようにしてください。

■「オバケを見つめるエクササイズ」

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■ステップ1

紙とペンを用意する
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----------------
■ステップ2

不安をすべて書く
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お金が無くなるんじゃないか
裏切られるんじゃないか
誰も助けてくれないんじゃないか

症状が治らないんじゃないか
保険が出ないんじゃないか
支払いができないんじゃないか

結婚できないんじゃないか
便秘で困っている
交通事故にあうんじゃないか

部屋のカビが消えない
眠れない
起きれない

孤独になるんじゃないか
立っているだけでつらい

・・・

思いつくすべての恐怖を書きこんでください。

上の例は、私が昔書き込んだものから
抜粋しました。

あなたに今やってもらっていることは
私も自分で行なっているエクササイズです。

私自身で試して効果を確認していますので
安心してやってください。

----------------
■ステップ3

書きだした不安を見て
「これは起こりうることだ」
と受け入れる
----------------

「いやだ、そうなりたくない!」

ではなくて

「そういえば、確かにこうなっても
おかしくはないな、、」

と冷静に受け入れてください。

私の場合は、書きだしたことのほとんどは
自分で経験したことでしたので
すんなり受け入れられました。

----------------
■ステップ4

最低最悪の状況を想像する
----------------

起こりうる範囲で、最低最悪の状況を
考えてください。

私の昔の例を書きますと、

「身体が動かなくなって、ベッドからでれなくなって
仕事もできないし、誰も訪ねてこないし、
眠れないし、そこに泥棒に入られて、携帯が盗まれて

連絡ができなくて、保険屋さんもこなくて
パソコンも壊れて、ネットにつながらなくて、
一人でずっと横になって過ごす…」

という目も当てられない状況を
想像しました。

あなたも実際に行ってください。
私の例を見るだけでは何の意味もありません。

解りやすいように例示しているだけで
こういう風に考えてくださいね、という
わけでもありませんので、あなたの自由に
行ってください。

何度も繰り返りますが、見るのではなくて
行うようにしてください。

あなたの人生を変えるための重要な
エクササイズです。

----------------
■ステップ5

もし、そうなったとしても
生き延びることができるか?

と考える
----------------

今の日本の保護システムは凄いものがありまして
最低限の生活は保証されています。

それらをフルに活用してでもいいので
生き延びられるか?を考えてみてください。

私の場合は、書いたことはすでにほとんど
経験していましたので、もう一回同じことが
起きてもうまくやり過ごせる、と思いました。

あなたはどう思いましたか?

----------------
■ステップ6

何を自分が学ぶことができるか?
を考える
----------------

恐怖のオバケをいま見つめてみました。

その上で、

「どんなポジティブなことが起きるか?」
を考えてみてください。

例えば、人と話すのが怖い、という恐怖が
あったとしたら

恐怖:
人と話すのが怖い

最低最悪の状態:
その人と話したら、ののしられて馬鹿にされて
蹴飛ばされてつば吐きかけられて
二度と来るな!と言われる

ポジティブなこと:
そんな人とは付き合わない方が自分のため
新しい人を見つければいい

という感じで、どのようにポジティブに
考えられるか?を考えてみてください。

私の例ですが、

・不安をもたらすものから遠ざかることが必要
将来の不安を思ってもなにもいいことないので考えない

・健康を保つ努力を日々行う
トレーニング、サプリ、散歩、睡眠、ストレス排除

・保険はあまり役に立たない
貯蓄型に入らない、掛け捨てで十分

・泥棒とか、携帯壊れるとか、事故に遭うとか
考えすぎない、一度防ぐことをしたら、忘れる

・助けてくれる人を探しておく
本当に困ったときは連絡をする
大体助けてくれるもの、遠慮しない

などと昔このエクササイズを行なったときは
考えていました。

これが正解、ではないです。
あくまで例ですので、この考えに
引きづられないようにしてください。

何度も「これは例です」と言うのは、

結局、あなたがどう考えて、どうするのか?
が正解になるから、です。

私がこう考えています、こうしています、と
いうのを真似しても、私には上手くいっていても
あなたに合うかどうかはわからないのです。

ですので、あなたは、あなたが考え出したものを
重要視するようにしてください。

私の考えの中に、役に立ちそうなものがあれば
もちろんそれを使ってもらってかまいません。

■思考停止しないために恐怖を減らすエクササイズを

エクササイズは以上です。

実際にやってみていかがだったでしょうか?

私たちは、自動的に恐怖を感じ取って
行動してしまう本能を持っています。

それをうまく利用しないと
本来感じ無くてもいい恐怖に振り回されて
結局何もできなくなってしまうのです。

そのためには、避けなければいけない
ものがありました。

そして、今あなたを振り回している恐怖を
実際に見ることで、それを消すことができる
こともわかりました。

多くの人は、テレビを見て思考が停止して
そのままの状態で止まっています。

あなたはネガティブな気分になるものを避けて
自分の心を見つめて行動ができるように
かわる方法を今回、知ることができました。

なので、今回のエクササイズを行なって
心のオバケを消してください。

恐怖を書きだしてそれを見つめる、という
小さな行動が、これから一生のあなたの
行動を変えていくことになります。

■今日の宿題をやって恐怖を減らしておきましょう

では、今日の宿題です。

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■宿題1

「オバケを見つめるエクササイズ」

を実際に行う
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■宿題2

実際に行なった感想を、コメントか
メッセージで教えてください
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普段の生活で、

「私はこれが怖い」

ということを真面目に考えることはないと思います。

普段と違う思考を行うことで新しい思考回路が
回り始めて、これまでの落ち込んだ気持ちから
抜け出すきっかけになります。

ぜひエクササイズを行なって感想を教えてください。

■またお会いしましょう!

今回は長い話となりましたが、最後まで
聞いてくださいましてありがとうございました。

あなたのお役に立つ話をしていこうと
思いますので、感想や、疑問、
わからないことがありましたら
なんでも教えてください。

すべてのコメント、メッセージには
きちんと目を通していますので
よろしくお願いします。

では、また話を聞きに来てください。


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